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【K-メソッド】 胸声とアクートによる“Hybrid 歌唱法” http://www.voglio.org/acuto.htm

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根本理由は、ベルカント唱法は本来カストラート(去勢歌手)の歌唱法だからです。胸声から頭声へ移行しても違和感の無いカストラートや女性の為のコロラトゥーラの歌唱法なのです。

男性が同じことをやると・・・カウンターテナーにしかなりません。なぜか・・・・

男性の場合は胸声域の先はファルセット(イタリア語でウソの意)でしかないのです。

そこを熟知しないまま男性歌手にもベルカント唱法を強いるから・・・、胸声のままパッサッジ域に入り・・・

喉を広げて! 力を抜いて!・・・となってしまうのです。しかし、これは人の生理を考えれば無理だと言う事が分かるはずです・・・

胸声でパッサッジョに突入すると声帯は過緊張に陥る・・・これが普通なのです。そこを喉を広げて! 力を抜いて!・・・と言うのは・・・

以前にもお話ししましたが、自転車で左に曲がるのに・・・左折するときは右に重心をかけろ・・・と言うのと同じです。

ベルカント唱法の概念だけに洗脳されるとこの単純な生理現象すら見失い、胸声によるアペルト唱法を助長してしまうのです。

女性にも男性にも同じように・・・・喉を広げて! 力を抜いて!・・・となってしまうのです。(女性の生徒には上手く行くが、男性の生徒には上手く伝わらない・・・との教師の声を耳にしますが・・・、論外です!)

これでは男性はたまったものではありません。

アクート唱法とは・・・、パッサッジョ域からアクート域において、ジラーレした声帯を閉じ、呼気圧で鳴らす歌唱技術です。

この「閉じる」と言う概念は、女性におけるベルカント唱法の歌唱法には無い概念なのです。

ベルカント唱法より難しいはずです! 胸声から喉を広げて力を抜いてファルセットに移行するだけなら然程難しくはなはずでが、カストラートと同じように高音域までをも統一された響きで歌うのですから・・・。

カストラートにして可能だったと言える胸声から頭声にかけて統一された声による歌唱を、去勢していない男性歌手が同じ様に歌う事(胸声の延長でファルセット域まで歌う事)は不可能なのです!

況や、「力尽くの喉声アッポジオで歌い切れるものではない」と言う事は・・・

「自明の理」と言うべきものです。

男声に於いては本来は胸声域とファルセット域が存在するだけです。しかしファルセットでは歌唱として成り立ちません。

しかしながら・・・男性には胸声で歌い上げる事が出来る高さには限界があります。そこを胸声の延長の様に力強い響きで歌い上げる歌唱法がアクート唱法なのです。

もうお分かりだと思います・・・。力強い研ぎ澄まされた響きのアクート・・・原理的には胸声の延長では無い事が!

私が思うに・・・、ベルカント唱法に対してアクート唱法は3倍のハンディキャプを負っています。つまり3倍難しいと言う事です。男性は心して学ぶべきです!

しかし、残念ながら・・・女性にも男性にも「広げて! 力を抜いて!」・・・

まだこれが現在の日本の声楽教育のスタンダードの様です。


【K-メソッド】

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