見て聴いて・・・笑えて歌が好きになる不思議なブログ

【K-メソッド】 胸声とアクートによる“Hybrid 歌唱法” http://www.voglio.org/acuto.htm

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アッポジャーレ(アッポジオ)は力尽くの力みではなく、支えられてしまう歌唱法の摂理です。

最近、ネット上でもアッポジオと言う概念を耳にしますが・・・、その真意は動画などの音声を聴く限りアッポジオとは程遠く、単なる「力み」の様です。

下記の動画は・・・ペルティレ、カップチッリ、シエピの歌唱です。各声種の中で、人類最高のアッポジオ歌手の歌唱です。

彼らに共通する特色は、フレーズの終わりにコンマ何秒の吸気音が聞こえます。これは、吸うのではなく瞬時に肺の中の気圧と大気圧の気圧の差により肺になだれ込む空気の音です。

吸うのではなく、気圧の差により瞬時に取り込まれる吸気音です。そして、その瞬時に取り込まれた吸気がアッポジオとなるのです。(文章では詳細の感覚は省かせて頂きます。)

残念ながら、アッポジオの実践サイトでこのブレス音を感じる歌唱はありません。中には、アクート前に1、2秒かけて深呼吸の様な音が聞こえる歌唱もありますが、この呼吸では力尽くの喉声しか生まれません。1、2秒もの長いブレスでは、音楽の流れは完全に止まってしまいます。要するにインターバル・・・アクートに入る為の休憩なのです。筋肉は一度弛緩させると倍以上の力が必要(腹筋運動と同じく)になります。そして、アクートはアッポジオが無いために胸声の延長の力づくの喉声から抜け出せない様です。

男性歌手のアクート唱法を可能にしたのがこのアッポジオ唱法です。アッポジオに寄り掛ることにより、パッサッジョ域を越えてアクートに変わっていく歌唱技術。

イタリアオペラにおける男性歌手の歌唱法は全てここに有ります。

しかしながら、20世紀前半のイタリアオペラの巨星達の中には美声歌手(喉声歌手)も数多存在します。ただし、これらの歌手の歌唱にアッポジオ唱法は感じられません。

大切なのはこれらの美声歌手(持ち声歌手、喉声歌手)の声を真似るのではなく、本物のアッポジオ歌手の技術を手本とするべきです。

そして、このアッポジオの技術は、「歌い始めの声色ばかりをどう歌うか?」にしか着目しない喉声歌唱には生まれません。器楽の演奏の様にフレーズの最後まで想いを残せる歌唱センスにおいて初めて生まれる感覚なのです。

そしてそれは意識的な力(咽頭引き下げ筋・うなじ・背筋・腹筋)による力づくではなく、ブレスの度に生まれるアッポジオ・・・文字通り「支え」なのです。



【K-メソッド】



【アウレリアーノ・ペルティレ】

録音技術が未だ拙く途上だった頃、ラッパに顔をうずめて録音していたそうです

そのおかげでアッポジオのブレスが手に取る様に聞こえます。





【カップッチッリ】

ペルティレと同じく天性のアッポジオ歌手です




【K-メソッド】

声種にかかわらず、アッポジオ唱法はファルセットの音域までアクートを広げます




【シエピ】

アングル的に分かり易い動画を探すのが結構大変でした・・・(;^ω^)

完璧なアッポジオ唱法です。男性歌手において最高の歌唱力です。

バスはハッタリではなく、本当の歌の上手さが求められます!





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