旋火輪 senkarin

「作品名しりとり・3」やってます。書庫からどうぞ。

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・・・

時雨忌や言霊連なる道の奥

木蓮



10月12日は芭蕉忌でした。

めいべる堂さんのところで、芭蕉忌にちなんだ句の返句としてひねろうとしたのですが、芭蕉というのは対象が大きすぎて、どうにも句を作る糸口がみつかりません。

うんうん考えてまず思い至ったのは、芭蕉の残したおびただしい数の名句です。

それを思うだけで、今自分がそれと同じ文字数でナントカ作品を作ろうと頑張り始めてることが恐ろしいような、畏怖のような気持ちが湧いてきました。

こう、薄ぼんやりと「芭蕉の残した句」と「畏怖」というものを思い浮かべて、それを一旦ヨコに置いて、それをなんとか芭蕉忌にちなんだ感じにするにはサテどうするべー・・と考えました。

誰もが知ってる芭蕉の句の一部を引用するのではパロディにしかならないにゃ・・・。

うーーーん。

・・・・・

芭蕉と言えば日本中歩き回って句を残したのだわよ。

それは「奥の細道」。・・・・道?。

ほぉほぉ。これはさっきヨコに置いといた薄ぼんやりのイメージと繋がるかもしれません。


芭蕉の句に戻って・・・ずっと昔の人が詠んだ句が、いまでも胸を打つのは「言霊」が宿っているからに違いないということに気づきました。

「言霊」!。

この、言霊という言葉を思いついたことで、句がつながりました。「霊」という文字に、畏怖という感情も込めることができそうです。


そこで初めに考えたのは、


芭蕉忌や言霊光る奥の道


という句でした。


薄ぼんやりした言霊の光が今も灯っている感じ・・・。

うーーむ。奥の道というのはあからさまに芭蕉だから、芭蕉忌より時雨忌の方がよろしくない?ってことで、まずアタマを時雨忌に変えまして。

時雨に湿って煙ってるようなイメージにも繋がるから、これはOK♪。

次に、「光る」ですね。灯りのイメージは捨てがたいけど、すごく傍観的。
遠い高みにいる芭蕉の末端の末端にでも繋がってる(繋がっていたい)今の自分の気持ちをもうちょっと伝えたい・・・。

そうか〜。すでに「道」という言葉があるのだから、そこに素直に連ねてみることで、俳諧というものの地位を劇的に引き上げる道筋を作った芭蕉を偲ぶことと、今の自分の思いを重ねることが可能かも?・・・と考えて、字余りのリスク覚悟で「光る」を「連なる」に変えました。

「奥の道」を「道の奥」に変えたのは、その方が、奥州の道ではなく、もっと先行きのある道、到達できそうも無い遥かな道をイメージできるような気がしたからです。

それで、一応完成形としてめいべる堂さんのところに投稿したのが

時雨忌や言霊連なる道の奥

という句です。

初心者の句吟。
たかが十七文字ですが、少なくとも私はすらすらとは詠めませんで、四苦八苦しております。

作る上でどんなことを考えてるのか、初心者の内幕を暴露してみました(;´▽`A``。


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閉じる コメント(28)

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めいべる堂さま>とくに名句として知られている句などは、どこにも隙がなく完成されているように思えるのですが、こっちにしようかこれはどうだろうと、芭蕉でさえ長い間うじうじと(?)迷っていたようなことを知ると、どこかホッとするとともにますます恐ろしいもののような気がします。
レヴェルを脱しつつ・・・\(*T▽T*)/ワーイ♪。
自分ではとてもそんなふうには思えないですが、褒められると泣きそうに嬉しいですvv。さらに精進しまーす。

2008/10/14(火) 午後 8:54 モクレン

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NONAJUNさま>ほんとうに、いじってるうちに原型の勢いがなくなったり、劇的によくなった(気になった)り・・・それがまた面白いんですね。
芭蕉忌は・・・あまり大袈裟に考えると手がつけられないので、NONAJUNさんのようにさらっと詠んでしまうのがよいかもです〜〜。
御返句ありがとうございました。
今は電車通勤しない私ですが、句吟すれば脳トレとして有効に使えますね。

2008/10/14(火) 午後 9:08 モクレン

さらに改作・笑 決定稿です。


時雨忌やしぐれもせぬで風ばかり
余花二

2008/10/14(火) 午後 9:11 [ 吉田ツグオミa.k.a.伊丹甚左 ]

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めいべる堂さま>元は「時雨忌にからっ風吹く暦かな」ですね?。(その前もありましたっけ・・・)。
暦というのが、この句で「コア」にされていると思っていましたのにあっさり却下されたことで、「時雨の降るような時期」というニュアンスを探しておられたことがわかりました。(違うかしら〜〜。)
直されてみると、後の方が断然すっきりしてていいですね。
上級の方が改作される軌跡を見るのはとっても勉強になります。

2008/10/14(火) 午後 9:17 モクレン

木蓮さん>私んとこに投句していただいた「コスモスいちりん」の句は、もうそれなりに詠める俳人になった、ということを示しているかと存じます。

NONAJUNさん>「拇指でひねる」は、いかにも現代的で、(良い意味で)NONAJUNさんらしいなあ、と感じました。

2008/10/14(火) 午後 9:18 [ 吉田ツグオミa.k.a.伊丹甚左 ]

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あ、「時雨」が「しぐれ」にも変ってるんだ。
こういう、内容は変らないのに見た目と印象を操作させることができるのも、日本語の俳句の妙味でしょうか。

2008/10/14(火) 午後 9:20 モクレン

モクレンさん>たしかに自作、「暦」というのが眼目になっていたのですが、ちょっと観念のほうに走ってしまったかな〜、と思い、直してみました。切るときは、ばっさり切る。これが基本かと存じます。

2008/10/14(火) 午後 9:23 [ 吉田ツグオミa.k.a.伊丹甚左 ]

モクレンさん>内容は変わらないのに・・・そうですね、英語ではこうは行きませんから。日本の言の葉の良さです。

2008/10/14(火) 午後 9:27 [ 吉田ツグオミa.k.a.伊丹甚左 ]

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うわ、レスがおいつかなくて(ずれて)スミマセン。
「コスモスいちりん」が、ですか?。
まんまを詠んだ句が評価されると不思議な気がして、また「あ、そうなのか」みたいな、ちょっとわかるような・・・。ありがとうございます。

2008/10/14(火) 午後 9:39 モクレン

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むかし琵琶湖バレイでジャズフェスティバルやってた頃、山の裏から登っていけばタダで観られると夜道の比叡山を来るまで走った時の様子が、絵のような具合やったのを思い出しましたです。
はい。
芭蕉データベース→http://www.bashouan.com/Database/index.htm

2008/10/14(火) 午後 9:45 低人

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低人さま>夜の山道というだけでも「なるほど〜」ですのに、それが比叡山ってところが素敵です〜。

すごい、ちゃんとデータベースになってるんですね。
世の中便利だわ。ご紹介ありがとうございました。精進します(-∧-)。

2008/10/14(火) 午後 9:51 モクレン

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秋の朝池は静かぞ黄身しぐれ (歩)

芸術面や心情の表現ってことでは形にとらわれすぎる必要もないでしょうね。心身の修練と思えば(例えば、私自身にとっての短歌作り)、やはり基本の型への洗練を繰り返すことに注力するのも楽しいものです。スケートのルーティン規定演技とフリープログラム自由演技みたいなもんか。
型の修練のなかにも工夫や楽しみってのはいっぱい見つけられるしね〜。武道や禅などもそうだと思うのですが、技を見つけることに走るよりも、基本稽古を積み重ねることそのものに没頭する三昧になるのも肝要かな〜、なんて思ったりもします。
で、、できあがりが破調破天荒だったりして、それがまた楽しい♪。。。噫。

2008/10/17(金) 午前 7:14 歩

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歩さま、御句ありがとうございました。
スケートの規定とフリーの例え、とてもわかりやすいです。
規定に時間を割いて修練している人のスケートはやはり上手くて、安心感があります。でも、規定が上手い人がフリーでも心を打つ演技ができるかというとイコールではない。そこには、伝えたい気持ちの大きさとか、大技の有無とか、なにより地道な練習ではいかんともしがたいセンスのようなものが含まれてしまうからですね。
どちらに走りすぎても行き詰ってしまうから、バランスが大切なのでしょう。型と表現・・・思いもしなかったことですが、あまりにもスケートで重視されることと重なることに気づかせていただいて嬉しいです。
どちらも楽しみながら頑張ります♪。

2008/10/17(金) 午前 8:29 モクレン

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岡本太郎の言うとおり、「芸術はバクハツだ!」だと思います☆
何を目指しているかってのもありますよね。スケート、ハイク、芸術なのか、それとも。。。噫、トラバさせていただきました ^ ^ ♪

2008/10/17(金) 午後 0:51 歩

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歩さま>何を目指しているのか。たしかにそのとおりですね。
私にとってはスケートもハイクも楽しければいい、というのが究極なんですが、本気で楽しむためには・・・。

トラバ、ありがとうございました(⌒∇⌒)。

2008/10/17(金) 午後 2:39 モクレン

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最近、句が浮かびません。

スランプでしょうか・・・

2008/10/18(土) 午前 7:42 ららぁ

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ららぁさんも詩心がある人だから、ごくろう君みたいな試みをやってみられると面白いかもですね。

2008/10/18(土) 午前 8:52 モクレン

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時雨忌や一言主(ひとことぬし)といふ神ぞ

とっぷりと暮れて芭蕉の忌なりけり tomato

芭蕉は陰暦10月12日になくなっていますね。季語集では冬の季語の中に入っています。俳句の世界では、現在よりほんの少し先を句にするのが習わしみたいです。
今、降ってきた芭蕉忌の句を記してみました。

2008/10/18(土) 午後 2:32 [ afuro_tomato ]

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トマトさま>御句ありがとうございます。
どちらも素敵な句・・・。イラストに寄せていただいたみたいで嬉しいです。
芭蕉忌って、季語は冬なのですか。新暦にすると立冬を過ぎてしまう計算になるとか、そういう関係かしら。
俳句が「降ってくる」って、いいな・・・とあこがれます〜。

2008/10/18(土) 午後 5:12 モクレン

信に申し訳無いが、今日が、時雨忌。
時雨で、立冬前はありえないです。
季語は、芭蕉の死んだ旧暦の今日。

2018/11/19(月) 午後 8:55 [ 朝顔と露 ]

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