旋火輪 senkarin

「作品名しりとり・3」やってます。書庫からどうぞ。

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電話アリ

件の内科医院の院長から、昨夕電話がありました。
おおー。忘れていたわけでも、再開院を諦めたわけでもなかったんだ。

「あ、あの、モクレンさんですね?。あの、えーっとですね、5月1日から、というお話でしたが、その前に書類をいただいたり、打ち合わせしたり、あ、あと事務の人たちとの顔合わせっていうか、そういうのをやらなくてはと思ってるんですが・・・。」

その連絡を3月から待ってたんね、私。
そりゃー、もちろんやってください。
なるはやで

「で、今月の25日はどうかと思うんですが。」

ああ、もう、ぜんぜんOKです。かまわないです。何時でもいいです。

「あ、そうですか・・・。」

えっ。

「あの、職安の方のことは・・・」

あ、それは21日が最終ですから、それ以降はまったく問題ないです(この前も言ったけど)。

「そうなんですね・・・。えっと、25日か、来月の2日か9日か、って考えてたんですけど・・・。」

はい?。
何言っちゃってんの?。事態考えるとASAPやろ、そこは。

「それじゃー・・・事務の方たちのこともあるので、また後日、ご連絡するってことでいいでしょうか?。」


・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

はぁ?????

結局、何の電話やったん、今の。
おいおいおい。

全ての原因は、その優柔不断で煮え切らないところにあるんではないかと、思うんですが。
で す が ?。


というわけで、また、意味不明な連絡待ちでーす。

あいかわらず、内科医院からは連絡なし。
ええんやけどなー。別に。この件に関しては、もう、野となれ山となれな感じです、はい。


それとは別口で面接受けてたところから、ようやく採用の連絡がありました。

週3日だけですが、地元の看護学校の「実習の引率」です。

私の頃は必ず学校の専任の教官がついてきたものですけど、こんな、教官の経験もないパートの人でよいのかしら。有資格者としての引率に何を求められているのか、どれだけのことを期待されているのかいないのか、わかりません。
職安の人の話では、私以外、誰も応募してこなかったみたいです。ううう。どうしてだか気になる。

正直なところ、時間的な都合がよい、ってことでかなりお気楽に応募してしまったのですよ。
現実的に採用ってことになって、予想以上に狼狽えてます。
やばい。
すでに胃が痛い。

これまで、私ってば現場でさんざん「やってられない低レベル」とか評していたんですよね、昨今の看護学生のこと。
その学生さんたちが、うまく実習できるようにナントカする、ってか。
私が?。


うわぁぁ・・・。
こう言うとアレですが、自分の責任のもとで赤ちゃん取り上げてる方が気が楽かも〜。

来週、いろいろ話聞きに行って、実際の引率は今月末からのようです。
胃薬、買っておこう(かな)。


私設対策室

実は、一刻も早く院長と再会して具体的な対策について話し合いをしたいのですが、先方から連絡が来ない以上、何を考えても私の妄想もしくはファンタジー的な何かでしかないのが残念。ってか、いいんだろうかほんとにこんなにボケボケしていて!という焦りまじりの今日この頃です。

こっちもね、今のところそれほど困窮していないとはいえ、極端なことを言えば残りの人生賭かってるんですから。
頼みますよう、もう。

まず、気になるのは。
昨年5月に開業して、半年間、いったい何をやっていたんですか、ということですね。
診療所が建っているのは、決して目立たない場所ではないのです。
駅からは少し遠いでけど、幹線道路(4車線の国道)に面していて、同じ並びにはファミレス数件、漫画喫茶、住宅展示場、ファストフード店なんかがあるし、徒歩圏内に大手のデイスカウントストアやショッピンセンターもあります。そして、基本的に周辺は思いっきり住宅街です。地元自治体(市)は、今時珍しく若年層が多く、まだまだ人口が増え続けているという中堅都市なんですよ。
普通に考えたら、「なんとかなりそう」なんですけどねぇ。院長もそう思ったんでしょうけどね。

ほんと。何やってたんでしょう。
ただ漫然と待ってたとしか思えないです。
いや、待ってたっていいと思うんですよ。梅ちゃん先生の診療所だって、はじめは開院休業状態でしたよね〜。
ただね、梅ちゃん先生は、地元にすぐ診てくれるお医者さんがいない!ってことで開業したわけですから、普通にやってれば、そのうち患者さんは来るだろうってめどはあったんですね。
そこがまず問題。
新興住宅地というわけではないから、長く住んでる人たちは、みなさんそれなりに「かかりつけ医」がいるんです。もう、絶対。ちなみにネットで検索してみたら、市内で「消化器」を標榜してる医療機関だけで40件もヒットしました。「内科」だと、110件!。多くの個人診療所の他に、総合病院が二つ、さらに大学病院があるんです。これだけあれば、患者さんはいろんな条件考えた上で選びたい放題ですよね。

新規開業するなら、待ってる必要はあるけど、待ってるだけじゃだめに決まってます。

いやいやいや、そもそも、院長はいったい何がやりたいのでしょう。
お金儲けがしたい?にしては、診療所の規模が小さすぎます。待合室四畳半、診察室四畳半、処置室二畳、では大儲けは無理かなー。保険内診療ですしね。

私が地元でかかりつけにしてる内科は、何十年もそこで開業してる、話好きの爺ちゃん先生で、看護師などいなくて、受付におばちゃんがいるだけ。待ち時間が少ないことと、薬局に行かなくてもその場で薬を出してくれることがありがたくて、毎月通ってます。まぁ、あれですね、薬局代わりですね。
娘がよくお世話になる耳鼻科も、爺ちゃんと受付のおばちゃんだけ。どちらも昭和の匂いしかしないし、地元感が半端ないです。
そういう、いわばのんびり系の「地元のお医者さん」でいいなら、焦らないでただ地道に開業し続けてれば、いつか常連さんはつくのではないかと思うのですけど。

半年でギブアップして「待てなかった」ってことは、もっと積極的になんとか「流行ってるお医者さん」にしたいってことかしら。

はぁ・・・。

すでに「かかりつけ」がある患者さんを呼び込むには・・・

どうすればよいのでしょう?



具体的方案(脳内妄想)

【HPをつくる】無いんですよー。かかりつけが無い新住民とか、ウソみたいに健康すぎて医者にかからないまま生きてきた人が、さて、と考えたとき、検索するでしょう〜〜。私はするっ。どんなショボいのでもいいから、スマホやPC検索にかかるようなHPがあるとないとでは違う(はず)。

【看板をわかりやすく大きくする】せっかく国道沿いにあるのに、普通の民家と区別がつかないのよ。実は、この求人があるまで、ご近所だというのにそんな内科が開業したなんて、まったく知らなかったし気づきもしなかったの、私。そこに診療所があることに気づいてもらえなかったら、基本的にアウトですわ。

【チラシを撒く】長らくの休診を詫びつつ、いついつから何曜日の何時〜何時は確実に診療する、ってことを地域住民方々にお知らせしなくてはっ。
さらに、季節ごとに消化器系、内科系の情報入れた医院便りみたいのを作るとか・・・。

【予防接種をやる】市から毎年配布される健康ナントカ冊子の「予防接種が受けられる医療機関一覧」に名前を載せてもらわないと、話にならないです。どうすれば載せてもらえるのか、載ってなくても患者さんから依頼があったら予防接種していいのか、よくないのか、市から費用が還元されるのかされないのか、たぶん、院長はわかってないです。
一番のライバルになりそうな××胃腸科・外科医院さんは、なんと新生児の予防接種まで受け付けてます。赤ちゃんが来るなら、かならずお母さんも来るでしょう?。そこでロックオンしとけば・・・(おい)。
それから、忘れちゃならない肺炎球菌ワクチンとか〜。高齢者が来る機会をとりこぼしてどうするんですか。

【その他】やれること、なんでもやるべきだと思うのですよ。小規模事業者の検診を引き受けるとか、待合室の端っこを囲碁将棋サロンにするとか、読まなくなった本を引き取ったり古本を仕入れたりして、お持ち帰り自由の本棚を作るとか、消化器症状じゃない患者さんにはおいしいお茶を出して「おもてなしの内科医院」を目指すとか、とてつもなく時間と場所が空くようなら、いっそサンバ・モクレンがおっぱいマーサージするとか育児相談にのるとかー。


・・・なんか、書きながら

やっぱり、無理?

な気分に。

だいたい、院長がどこまで本気でやる気があるのかどうかもわからないのですものね。

ふぅ。


つづき

まじかっ!

ですよ。いや、ほんと。そりゃ「応募したけど辞退」するのもわかるし、無期限休診中なら連絡取れないのもうなづけますね。

院長先生は、うーん、おいくつくらいだろう。かなり薄毛が進行中なので実年齢より老けて見えるだけかもですが、40代くらいでしょうか。とにかく「困ってる」オーラが強くてパーソナリティが読み取りづらいです。
それでも、医者としてみると、そう悪い印象は無いんですよ。ちゃんと話聞いてくれそうだし、人相が凶悪だとか見るに堪えないとか、変態っぽいとかいうわけでもないし。

専門は、消化器内科です。私の職歴に、消化器外科クリニックでの経験があることに強い関心を示されました。
「えーっと、そこはどういった場所で、どういう規模の・・・?」
・・・えっとですね、東京郊外の駅近で、ナース5人に看護助手3人、事務方4人でも手が回らないくらい大盛況・大繁盛してるクリニックでして、胃カメラの腕がいいっていうので遠方からも患者さんが・・・なんて、言えないですってー。

面接する前は、基本的に常勤で働けることが希望だったし、もしそういう「めど」的なものがあるんだったら、家から近いしいいかな、くらいの気持ちだったんですよ。
でもねー、これ、ほんとにめどのめの字もたってないですよねー。
どうする?モクレン。

タイトルから察してらっしゃることとは思いますが、これ、引き受けちゃったんですよね、私。

うわーーーー。どうするのーー。

これまで、普通のOLさんの2倍くらいの給料もらってたんですよ。探せばそういう職場、きっとある。サンバとして働ける場もきっとある、はず。
・・・なんですけどね。
なんか、面白そうだな、って思っちゃったというわけでして。

5月から、週一で、働くことになりました。


面接から一週間後に、入職にあたっての提出必要書類など一式送られてきたので、その翌日にはすべて揃えて、”どうせ留守電”の携帯に「書類すべてそろいました、お渡しできる日時をお知らせください」って録音しておいたんですけど・・・。それからすでに1か月、連絡がありません。
どういうこと?。

あー。ほんとに大丈夫なんだろうか。

先行きの見えなさや、ヤバさ含みのワクワク感は、冒険に似てますよ。
まだ始まってもいないけど、どうなることやら。

人生は旅、とは常々思って生きてきたんですけども、人生は冒険、なんて思ったのは初めてですわー。




ハローワークの求人情報で、ついうっかり見つけちゃったんですよ。
すぐご近所の診療所の求人。

ハローワークのいつもの担当の方に、「えーっと、ここ、すごくウチから近いんですけど、どんな感じなんでしょうかー?」って聞くと、

「ああ、あー。うん。そこね。そこはねー・・・。」

えっ。

「おひとり、ご紹介したんですけど・・・。正直ちょっと、よくわからないっていうか・・・。とりあえず、その方は辞退されたんですけどね・・・。まぁ、でも、いっぺんご自分で行って話聞いてこられた方がいいですよね。紹介状、出しますね〜。」

ええーっ。

よくわからないってどういうことでしょうか〜。

って訝っててもしょうがないので、とりあえず面接の日時を決めるために、指定された番号(090っって、ケータイ?!)に電話・・・。
それが、まさかの留守電!!。

3時間後と、翌日と、翌々日と、1週間後の午前と午後、掛けてみたけど、すべて留守電って、どういうこと?!。

その後、件の担当さんに泣きついたりして、書くと長いので省略しますが、なんとか連絡がつきまして、面接にこぎつけました。

面接してみて、いろいろ、わかりました。

なんでも、昨年の5月に新規開院したのだけれど、びっくりするくらい患者さんが来なくて、半年でギブアップして、完全に「休診」して、よその病院で日勤・当直のアルバイトやり始めたんですって。
そのまま今に至るのだけれど、せっかく建てた新築の診療所を放置するわけにはいかなくて、とにかくなんとかしなければ!!なんですよ、とほほ・・・ってーーーー。うぁははは。

「・・・・・・で?。」

「それでですね、なんとか、週一回でも開院したいと思って、看護師さんいないと困るんで、求人出したんですけど・・・。正直、いつからできるかわからないし、あ、もちろん、将来的に患者さんがたくさん来られるようになれば、正職員としてフルで働いていただきたいんですけども、まったくメドがたたないっていうか、もう、患者さん、呼び込んでいただけたらほんとにありがたいんです、というか・・・。」


つづく

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