【菅首相会見詳報】(5)「菅政権の形になってきた」(完)記者会見する菅直人首相=10日午後、首相官邸(酒巻俊介撮影) 【マニフェスト】 −−マニフェスト(政権公約)に関し国会議論の中でも2009年(平成21年)に掲げたものは実行不可能ではないかという声も出ていた。厳しい財政事情を考えれば09年のマニフェストにこだわる必要はないのではないかという声も党内にあると思う。今後も09年のマニフェストは堅持するのか。一定の変更はやも得ないと考えるか 「09年のマニフェストというのは、まさに政権交代を目指して戦った衆議院選挙のマニフェストでありまして、私は極めて重要な意味をその時はもちろん現在でも持っていると考えております。例えば、官僚主導の政治からの脱却というこの考え方については、細々とは申し上げませんが、事務次官会議の廃止とか政務三役のチームをつくって各省庁を指導するとか、非常に大きなこのマニフェストに沿っての政治のあり方が変わってきたということは、多分、多くのみなさんにも認識といいましょうか、感じていただいていると思います」 「そういう中で子ども手当の問題、あるいは農家の戸別所得補償の問題などなど初年度として、すべてとは言いませんけれども、マニフェストに盛り込んだ相当の政策課題を着手し、前進させたと認識いたしております。まあ今後について、その中で誠実に実行できるものはさらに実行していきたい。しかし、今年度でも、例えばガソリン税の暫定税率などについては、必ずしもお約束通り実行できなかった。今後についても、いろいろな制約の中で実行が難しいもの、修正が必要になるものについてはきちんと国民のみなさんにその理由を説明し、ご理解をいただくと、こういう努力を含めてですね誠実な対応をとっていきたいと考えております」 【総理続投】 −−報道各社の世論調査では、参院選に支持率が軒並みに下落したが、一方で総理の続投を求める声が半数を超えるというねじれ現象が起きている。このような現象についてどのように分析されているか。また9月の代表選に向けて民主党内から総理の続投を支持する声があがっているが、総理を短期間に次々変えるのは良くないというような消極的なものが多い。どう対応されていくのか 「まあ私が総理に就任したのは6月8日でありまして、ええ、そういう意味では2カ月がやっと経過をしたところであります。その中で参議院選挙もありましたし、またサミットなどもありまして、そういうある意味で多忙な中でこの政権運営にあたって参りました。まあ、ようやくにして、この臨時国会での予算委員会の質疑、さらにはその前後に本格的な予算編成の作業などに着手いたしました。私は国民のみなさんから、最初の段階で、いろんな見方があったと思いますが、ようやく菅政権の何といいましょうか、運営のこの具体的な活動が見える形になってきたのではないかと。そういう国民のみなさんに見えてきたこの内閣あるいは私の活動について、まあそれぞれいろんな評価をいただいているとこのように認識しております」 【景気対策】 −−内閣府が国民生活に関する世論調査を発表した。トップの社会保障整備にならんで景気対策を望む声が過去最高の69・3%に達した。総理が進めようとしている政策の方向性と国民意識の関連性についてどのようにとらえているのか 「まあこれはこの参議院選挙の時にも強い経済、強い財政、強い社会保障という表現をし、予算委員会では少し表現を変えて経済成長改革、そして財政健全化改革、そして社会保障改革。この3つの改革を一体的に前進させていくと、このことを申し上げました。そういう中で景気対策というのは、短期的なものだけではなくて、中長期的に経済成長につなげていく、こういうまさに最大の課題の一つでありますので、そういう認識は国民のみなさんの認識と私たちの内閣の認識は一致をしているとこのように思っています」 【日韓関係】 −−日韓関係は大きく変わってきていると思う。一番遅れているのは政治で、大衆文化、人的な交流は進んでいるのに政治がいつも遅れている。政治が遅れないためには、戦略的な日韓関係というものを政治レベルで作る。そうすれば節目で談話を出すだけでなく、もっと前向きな話が出てくると思うがその点はどう考えるか 「私は政治の関係においても大きな変化が、特にこの近年、進んできていると認識しています。特に李明博大統領は大変前向きな姿勢で日韓関係をずっと取り組んでといいましょうか、一貫してそういう姿勢でおられますし。また、わが国もですね、今お話がありましたけれども、文化的な面、あるいは人の交流などが私は確実に政治にも反映をしてですね、この日本と韓国が協力することがですね、より大きなこの両国にとってプラスになるという認識は国民のみなさんが先立ったかもしれませんが、政治においてもその認識は強まっていると思います」 「それに加えて先の韓国哨戒艦の沈没事件などでもわが国として私もG8の席、あるいは国連の場でですね、しっかりと韓国の立場について私ども同じ認識で対応したことも含めてですね、両国関係は私は政治の分野でも着実にいい形が積み上がってきていると。今回の談話がですね、そういうものをより確実にし、将来に向かってのですね、まさに新しい前進につなげていくことになってほしいとそのように思っております」 2010.8.10 17:03 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100810/plc1008101704024-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100810/plc1008101704024-n2.htm http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100810/plc1008101704024-n3.htm |

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