「北朝鮮で工作員教育」 不法在留の韓国籍の男が供述 愛知県警に入管難民法違反(不法在留)容疑で逮捕、起訴された韓国籍の男(67)が「昭和42年に日本から北朝鮮に連れ出され、工作員教育を受けた」と供述し、その内容を詳しく説明していることが22日、捜査関係者への取材でわかった。在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)関係者の関与のほか、出入国などの手口がこれまでの捜査で判明した日本人拉致事件と酷似しており、警察当局が注目している。
男は東京都あきる野市内に住む元建設作業員。名古屋地裁で22日に開かれた初公判で、入管難民法違反罪の起訴内容を認める一方、「(北朝鮮の)諜報員としての活動は一切していない」と証言した。 捜査関係者や検察側の冒頭陳述によると、男は同39年に日本に密入国。愛知県内に住んでいた42年、朝鮮総連の幹部に「東京に行かないか」と誘われ上京、翌日すぐに案内役の男から旅行に誘われた。 電車で青森に行った後、タクシーで海岸に連れて行かれ乗船。北朝鮮では工作員になる訓練を強制され、平壌市内のホテルで2カ月間にわたって思想教育を受けた。男の供述によると、内容は、抗日運動の歴史や朝鮮労働党の主体(チュチェ)思想、日米帝国の悪の実態だったという。 続いて山中の小屋に移され、乱数表の解読方法や身の隠し方、重機の操作などの訓練を約1カ月間受けた。この後、日本に帰ったら出頭して韓国に強制送還され、韓国内で祖国統一のための仲間集めや韓国で革命が起きた際の後方支援を行うよう指示された。 男は42年6月、北朝鮮から北海道の近くまで船で行き、小型船に乗り換えて上陸。乱数表と工作資金約20万円を渡されたが、結局、北朝鮮側の指示に従わず、日本で不法在留を続け、東京や神奈川両都県などで職を転々として暮らしたという。 警察当局は、朝鮮総連の関係者が工作員獲得に関与していた可能性が高い点や北朝鮮が対韓国工作を活発化させていた時期と一致する点に注目。日本人の拉致事件とも手口が酷似していることから、供述の信憑(しんぴょう)性が高いとみて、慎重に分析を進めている。 2011.4.23 01:00 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110423/crm11042301000000-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110423/crm11042301000000-n2.htm 北へ44年前連行、工作員訓練…韓国籍の男逮捕 1967年に北朝鮮から密入国し、今年2月、愛知県警に入管難民法違反(不法在留)容疑で逮捕された韓国籍の男(67)が、北朝鮮で受けた工作員教育の内容や経緯を詳細に供述していたことが、捜査関係者の話でわかった。
北朝鮮の山中で銃器の訓練も受けたが、日本では工作活動に関わらず、建設作業員などをして家族を養い、平穏に暮らしてきたという。男は22日に名古屋地裁で開かれた初公判で、不法に日本に滞在していたとする起訴事実を認め、「子どものことなどを考えると、強制送還が怖くて誰にも相談できなかった。今後は在留資格を取り、日本で暮らしたい」と訴えた。 警察当局によると、60年代後半の北朝鮮は、特殊部隊の武装ゲリラを朴正煕(パクチョンヒ)韓国大統領暗殺のために送り込むなど、対南工作を活発化させていた。男への工作員教育も韓国侵攻に備えた活動だったとみられる。 男は韓国で生まれ、64年に日本に住んでいた父を訪ねて密入国し、愛知県一宮市で暮らしていたという。 供述によると、3年後、朝鮮総連関係者から「東京で勉強しよう」と誘われて上京したところ、「案内役」とされる人物と旅行に行くことになり、見知らぬ海岸に着いた。そこで「案内役」から「祖国に行く」よう告げられ、抵抗したものの、結局、ゴムボートに乗るなどして北朝鮮に行くことになったという。 (2011年4月23日07時19分 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110423-OYT1T00127.htm
工作員にならなかった男の44年 「逮捕、ほっとした」 北朝鮮でスパイ教育を受け、44年前に密入国したとして韓国籍の男(67)が出入国管理法違反(不法在留)容疑で愛知県警に逮捕された。日本で家族を持ち、いつ強制送還されるかと苦しみ続けた日々。「捕まってほっとした。残り少ない人生だが新たなスタートを切りたい」。男は名古屋拘置所で取材に応じた。捜査当局への取材でわかった内容を踏まえ、男の半生をたどった。
「『行きたくない』と言ったが、取り囲まれて、抵抗できなかった。『必ず近いうちに日本に帰す』と言われ、仕方なく従った」 1964年、日本に渡った父母を追って貨物船で密入国し、父のいる愛知へ。67年3月、朝鮮総連関係者から「東京で働かないか」と声をかけられた。東京で会った男に「旅行に行こう」と誘われ、列車で青森県弘前市へ。タクシーで海岸に着いた。月のない夜。男はラジオのようなものに耳をあて、海原に向け懐中電灯を点滅させた。ゴムボートが海岸に近づき、「祖国へ行きます」と告げられた。 「先生役から1対1で教わった。テストの結果が良ければ、早く日本に帰れると言われた。帰りたい一心で一生懸命覚えた」 北朝鮮でのスパイ教育は約3カ月にわたった。北朝鮮がいかに優れているか、なぜ南北統一を実現するのか――。洗脳教育を受けた。工作の指令を伝える暗号を解読するための「乱数表」の使い方や拳銃や手榴(しゅりゅう)弾の訓練を受けた。 「韓国に行って仲間を集めろ。何かあれば騒ぎを起こせ」。「在韓地下党工作員」と呼ばれる任務だ。日本に再入国して警察に出頭し、韓国に強制送還される方法を取れと指示された。同6月、北朝鮮から船で北海道に上陸した。渡された乱数表はすぐに捨てた。初めから工作活動をする気はなかった。父親にも「絶対だめだ」と諭された。 東京で働き始めた。職を転々とし、73年、日本人の女性と結婚。その後、在留資格がないことは知られたが、スパイ教育を受けたとは言えなかった。 「自分が強制送還されたら妻や子はどうやって生きていくのか、と悩んだ。だが、私以上に妻が苦しんでいたと思う」 在留特別許可の手続きをしようと思っていた矢先の逮捕だった。 日本人拉致事件を知ったときは衝撃を受けた。 「家族を引き裂くことは絶対にやってはいけない。自分も経験したから」 ◇ 県警は、男は国内での工作活動に携わっていないとみている。名古屋地裁で22日開かれた初公判で、検察は男に懲役3年を求刑。男は「日本国籍を取得したい。希望と夢を与えて下さい」と訴えた。(磯部征紀) 2011年4月23日10時14分 http://www.asahi.com/special/08001/NGY201104220025.html
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