「水責め」拷問で、テロ隠れ家吐かせた 米特殊部隊の急襲によって殺害された国際テロ組織アルカイダの指導者、ウサマ・ビンラディン容疑者=推定(54)=の隠れ家割り出しには、米国が拘束していたテロリストを「水責め」と呼ばれる過酷な方法で尋問して得られた情報も含まれていたことが3日(日本時間4日)、分かった。レオン・パネッタCIA長官(72)が米NBCテレビのインタビューに明かした。
ビンラディン襲撃作戦の衝撃舞台裏。NBCテレビのインタビューに答えたパネッタ長官によると、拘束テロリストの口を割らせるために使われたのは「水責め」だった。 水責めの一般的な手法は、体を板などに縛り付けて動けなくした上であおむけにする。そして鼻や口に大量の水を絶え間なく掛ける。口を閉じていれば水は飲まなくて済むが息ができなくなり、口を開ければ大量の水を飲まざるを得ない。どちらにしても、想像しただけで息苦しい。 パネッタ長官は具体的な容疑者名を出さなかったが、拘束中のテロ容疑者に対してこの手法を用いたと話した。 NBCテレビは米当局者の話として、米同時多発テロの首謀者の1人、ハリド・シークモハメッド容疑者と実行犯の1人、モハメッド・アルカータニ容疑者が情報源、つまり水責めにされた可能性があると報じている。 水責めについてパネッタ長官は今回、「進化した尋問方法」と表現しているが、2009年のCIA公聴会で、同長官は「水責めは拷問。そしてそれは間違った手法だ」と証言。時は流れて考え方も変わった!? 米国によるテロ容疑者への過酷な尋問は、2000年に起きた中東イエメンでの米イージス駆逐艦「コール」の爆破テロ事件の首謀者、アブド・アルナシリ被告(46)に、水責めによる尋問が行われた。08年に当時のマイケル・ヘイデンCIA長官(74)が認めている。 拷問によって得られた情報は、拷問にかけられた者が苦しさから逃れるためにウソの供述をする可能性があり、信ぴょう性に疑いがあるとされる。この可能性を否定するためなのか、パネッタ長官はインタビューでビンラディン容疑者の隠れ家割り出しについて、水責めだけではなく、「他の情報源からも得られた」と強調した。 一方で、パネッタ長官は米誌タイム(電子版)がNBCテレビと同じ3日(日本時間4日)に報じたインタビューで、作戦実施時まで状況証拠しかなく、「隠れ家にビンラディン容疑者がいるとの確証は60〜80%程度」だったとも証言している。 (紙面から) 2011.5.5 05:06 http://www.sanspo.com/shakai/news/110505/sha1105050507009-n1.htm http://www.sanspo.com/shakai/news/110505/sha1105050507009-n2.htm 米、パキスタンの情報漏れ懸念 CIA長官が米誌に明かす 【ワシントン共同】パネッタ米中央情報局(CIA)長官は米誌タイム(電子版)が3日報じたインタビューで、ウサマ・ビンラディン容疑者の殺害作戦を事前にパキスタンに知らせなかったのは同容疑者に情報が漏れることを懸念したためだと明言した。
パネッタ氏は「パキスタンと協力しようとすれば作戦が危うくなる。彼らは標的(ビンラディン容疑者)に警告を与えるかもしれない」と判断したと述べた。 また作戦実施時まで状況証拠しかなく、隠れ家にビンラディン容疑者がいるとの確証は60〜80%程度だったという。爆撃機による空爆や巡航ミサイル攻撃も検討されたが「巻き添え被害が大きすぎる」ため排除された。 一方、パネッタ氏は米NBCテレビのインタビューで、ビンラディン容疑者の隠れ家割り出しに使った情報の一部は、鼻や口に大量の水を注いで供述を迫る「水責め」と呼ばれる過酷な尋問方法によって拘束中のテロ容疑者から入手したことを明かした。 米公共放送とのインタビューによると、海軍特殊部隊の隠れ家突入後、現地で何が起きているか20分間ほどまったく分からず、オバマ大統領もパネッタ氏もビンラディン容疑者射殺の瞬間は目にしなかった。 2011年5月4日 12時56分 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011050401000295.html
グアンタナモで初の死刑求刑、米駆逐艦テロ事件でワシントン(CNN) 中東イエメン南部のアデン湾で2000年10月に発生した米誘導ミサイル駆逐艦「コール」の爆破テロ事件で、米軍の検察当局は20日、首謀者とするサウジアラビア人のアブド・アルラヒム・アルナシリ被告(46)に死刑判決を求刑した。米国防総省が発表した。
同被告はキューバにあるグアンタナモ米海軍基地に併設するテロ容疑者施設に06年から収容されているが、同施設に設置された特別軍事法廷で死刑求刑の是非を問う審理が開かれるのは初めて。被告は同施設に収容される重要テロ容疑者16人のうちの1人。08年12月に訴追されていた。 軍事法廷での審理は今後数週間続く見通し。イエメンは同被告の不在裁判で死刑判決を言い渡している。被告はグアンタナモで07年3月に開廷した審理で、アルカイダ最高指導者のオサマ・ビンラディン容疑者を知っているとし、金銭ももらったと説明。しかし、ビンラディン容疑者は結婚や事業支援で多数の人間に資金援助を行っているとも述べ、アルカイダの一員であることやコール爆破テロへの関与は否定していた。また、拷問を避けるため供述内容をでっち上げたとも主張していた。 米情報機関筋によると、被告はペルシャ湾地域で国際テロ組織アルカイダの作戦を指揮、02年に米情報機関要員に拘束されていた。コールはアデンに給油のため寄港中、自爆犯2人が乗った小型船舶の攻撃を受け、船腹に大きな穴が開き、兵士17人が死亡、47人が負傷する被害を受けていた。アルナシリ被告は、同じくイエメンで2000年に発覚した米駆逐艦「サリバンズ」の爆破テロ未遂事件も画策したとして訴追されている。 死刑求刑を扱う特別軍事法廷開設について米国自由人権協会は、証拠が伝聞に過ぎず、そのため米連邦法廷で承認されるに十分な信頼感はないものだとして批判。伝聞の証拠を許すことは拷問を通じて得られた可能性があるものを採用することだとも主張した。米中央情報局(CIA)のヘイデン前長官は08年、アルナシリ被告に対し水責めを用いた過酷な尋問を行ったことを認めていた。 同被告は拘束後、グアンタナモへ移送される前の4年間、CIAが設けていた海外の秘密収容者に入れられており、死刑求刑の審理ではこの監禁の是非が主要争点になる可能性もある。また、グアンタナモ基地での審理は、オバマ大統領が09年1月の就任後に人権問題などをにらんで打ち出していたテロ容疑者収容施設の1年内の閉鎖方針の反故(ほご)も意味している。 2011.04.21 Thu posted at: 18:22 JST http://www.cnn.co.jp/usa/30002517.html
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米軍、生け捕り後に「処刑」?=ビンラディン容疑者の娘が証言−パキスタン紙 パキスタン紙ニューズ(電子版)は5日までに同国治安当局者の話として、北部アボタバードの隠れ家で米軍の急襲を受けた国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者は、いったんは生きて拘束されたものの、その後殺害されたと同容疑者の12歳の娘が証言していると報じた。
同紙によれば、娘は隠れ家に取り残され、パキスタン治安当局に拘束された。調べに対し、2日未明の急襲作戦開始数分後、ビンラディン容疑者は米軍特殊部隊員に捕まり、家族の前で射殺されたと主張しているとされる。 一方、政府関係者によると、拘束された隠れ家の住民は「(同容疑者も含め、)こちら側から米軍へは一発たりとも発砲していない」と口をそろえている。 (2011/05/05-06:14) http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011050500058
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