宇宙機構、3段ロケット「H3」開発検討 有人も視野 宇宙航空研究開発機構と三菱重工業が、次世代ロケット「H3」の技術的な検討を始めた。国産の主力ロケットH2A、H2Bは2段ロケットだが、H3はまったく新しい3段ロケットを想定。有人飛行に使うことができ、太陽系探査では「はやぶさ」などより大きな探査機も打ち上げられる。H2シリーズは基本設計から30年になるため、部分改良よりも新規開発する方が多目的化できるとみている。
試案によると、H3は1段目に、H2AやH2Bの2段目と同じ形式のエンジンを3基ほど並べる。1基ずつは高出力ではないが、噴射される燃料の温度が低く、安全性が高い。複数積むことで、国際宇宙ステーション(ISS)の高度に6トンの有人船を運べる能力を持たせる。静止衛星の軌道なら4トン級だ。1基故障しても推進力を確保でき、このエンジンを2段目にも使えば低コスト化を図れる。 宇宙機構は、有人船に発展可能な無人補給船「HTV」2号機をH2Bで22日にも打ち上げる予定だ。H2Bは固体燃料の補助ロケットで推進力を補っているが、固体ロケットは米スペースシャトル・チャレンジャー爆発の原因にもなった。このため、H3を有人で打ち上げる際は、固体燃料を使わない方針だ。 3段ロケットにすれば、有人飛行では3段目エンジンを打ち上げ失敗時の緊急脱出に使える。太陽系探査でも、探査機を飛ばす方向の自由度が増す。日本の探査機はこれまで、ロケットの制約から大型化が難しかった。観測機器を多く積むと予備系を少なくしなければならず、失敗の一因にもなっていたが、ロケットの運用に幅ができることで、大型化も図れそうだ。 静止衛星などでは下2段を使えばすむようにし、打ち上げ費はH2Aの80億〜120億円より2〜3割ほど安くする。技術的には2020年ごろに初飛行できるという。 1段目のエンジン数を増やして信頼性を上げるのは、ロシアのソユーズや米民間ロケット「ファルコン9」などと同じ設計思想だ。米オバマ政権は昨年、米航空宇宙局(NASA)によるロケット開発をやめ、民間ロケットの活用を打ち出した。ただ、ファルコン9などは旧世代の技術を使っており、新しいロケットを開発し続けている欧州のアリアンスペースに差をつけられつつある。 09年に策定された宇宙基本計画は、月面有人活動も視野に入れた基盤技術を構築するとしている。有人月探査のハードルは高いが、宇宙機構の立川敬二理事長は13日の会見で「有人ロケットについて国の決定は出ていないが、研究は続けたい」と話していた。(東山正宜) 2011年1月19日3時0分 http://www.asahi.com/science/update/0119/TKY201101180581.html http://www.asahi.com/science/update/0119/TKY201101180581_01.html
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航空宇宙関連技術
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日本の宇宙実験棟「きぼう」、アジア各国に無料開放へ 国際宇宙ステーション(ISS)に7000億円を投資し設置された日本の宇宙実験棟「きぼう」が、韓国などアジア各国に無料で開放されることになった。
17日付日本経済新聞によると、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、年内に韓国航空宇宙研究院と4分野の研究計画について確定し、2013年に韓国の実験機材を「きぼう」に送る予定だという。「きぼう」に送られる韓国製機材は、韓日両国が共同利用する。国際宇宙ステーションは、米国や日本など15カ国が共同で建設し、日本はそこにバス1台ほどの大きさの実験棟を設営している。日本はさらに、マレーシアやインドネシア、タイ、ベトナムなどとの植物の共同研究に合意し、今月20日に鹿児島から打ち上げられる日本の無人輸送機HTV‐2号機に、これらの国が提供した唐辛子やトマトなどの植物の種を乗せて輸送し、実験棟「きぼう」で品種改良の実験を行う予定だ。 東京=車学峰(チャ・ハクポン)特派員 http://www.chosunonline.com/news/20110118000015
補給キャリア与圧部搭載品 アジア諸国の植物の種子 「きぼう」利用に対するアジア諸国の関心の高まりに応えて、以下の植物の種子の打上げを計画しています。ミッション名は”Space Seeds for Asian uture: SSAF 2010-2011”です。打ち上げられた種子はスペースシャトル「エンデバー号」(STS-134ミッション)で回収し、各国の宇宙機関に引き渡されます。これらの種子は、アジア諸国のそれぞれの宇宙機関にて、各国での教育プログラムや研究活動に利用される予定です。 インドネシア 種子:トマト、ホウセンカ 担当機関:インドネシア国立航空宇宙研究所(LAPAN) マレーシア 種子:トウガラシ 担当機関:マレーシア宇宙庁(ANGKASA) タイ 種子:トウガラシ 担当機関:タイ国立科学技術開発庁(NSTDA) ベトナム 種子:サルビア、ホウセンカ、金魚草 担当機関:ベトナム科学技術アカデミー宇宙技術研究所(STI) 最終更新日:2010年12月24日 http://iss.jaxa.jp/htv/mission/htv-2/payload/plc/ http://iss.jaxa.jp/
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宇宙開発委、原因調査へ=あかつき失敗「残念」 探査機「あかつき」の金星周回失敗を受け、文部科学省の宇宙開発委員会は8日、失敗の原因や対策について調査部会(河内山治朗部会長)で検討することを決めた。宇宙航空研究開発機構の原因究明と連携し、年内にも初会合を開く予定。
池上徹彦委員長は「はやぶさであれだけ国民が喜んでくれただけに残念。われわれが考えているより金星軌道への投入は難しい。これからの調査を待つしかない」と話した。 この日の委員会では、宇宙機構の稲谷芳文教授が状況を説明。現在は通信回線が完全に確保できており、途絶していた間のデータを再現して逆噴射後の状況把握に努めることや、6年後再び金星に接近した時の再投入の可能性について述べた。 委員から「はやぶさの例があり、国民は何とかなるのではと期待してしまうが」と発言があり、稲谷教授は「情報収集する一方、次に向けて議論を始めている。6年後の挑戦を目指して頑張りたい」と答えた。 (2010/12/08-17:00) http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010120800641
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続く快挙「夢のまた夢」=地球外物質に「ガッツポーズ」−はやぶさチーム、喜び爆発 小惑星探査機「はやぶさ」のミッションにかかわった宇宙航空研究開発機構の担当者らは午前9時50分から、文部科学省で記者会見に臨んだ。「夢のまた夢で、正夢が信じられない」。約1時間の会見は終始、喜びのムードに包まれた。
会見には、開発責任者を務めた宇宙機構の川口淳一郎教授ら6人が出席。川口教授は冒頭で発表文をゆっくりと読み上げ、世界初の快挙を淡々と報告した。 はやぶさが帰還した6月13日夜。川口教授は「往復飛行は大きな自信と希望になった。今でも夢のようだ」と話した。あれから5カ月。小惑星の砂回収の快挙に「夢を超えた。出来過ぎです」。その上で「本当に期待以上の成果で胸がいっぱい。(回収粒子は)1粒でもあればと努力してきたが、1500粒もあるなんて、とても信じられない」と振り返った。 「岩石回収なら500点」とされた、はやぶさミッション。会見中、報道陣から改めて点数を聞かれると、「点数は付けたくない」と予想以上の快挙に照れたような表情も見せた。 (2010/11/16-12:46) http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010111600243
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気の遠くなるような作業だ。 岩石質の微粒子800個発見=はやぶさ回収、詳細分析へ−宇宙機構 宇宙航空研究開発機構は25日、小惑星探査機「はやぶさ」の回収カプセル内から、岩石質の微粒子が約800個見つかったと発表した。数はさらに増える見通しで、宇宙機構は小惑星「イトカワ」の砂の可能性もあるとみて、組成などを詳細に分析する。
宇宙機構は7月からカプセル内の試料採取を開始。特殊なヘラでカプセル内の微粒子をかき集め、直径1〜10ミクロン(0.001〜0.01ミリ)まで観察できる電子顕微鏡を使って内部を調べている。 調査の結果、ヘラのかけらなどを除き、微粒子が約800個見つかった。微粒子は岩石質で、マグネシウムなどの元素が含まれているという。 (2010/10/25-17:09) http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010102500576 【科学】イトカワの微粒子 12月にも本格分析始まる 発見なら月以外で世界初 小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還から4カ月半。回収されたカプセル内で多数の微粒子が確認され、本格的な分析が12月にも始まる。小惑星「イトカワ」の微粒子が見つかれば、月以外の天体の表面で採取した世界初の物質となる。分析チームは、ミクロの微粒子を最先端の技術で調べあげ、太陽系の起源に迫る大発見を目指す。(小野晋史)
◇ 回収作業は難航 はやぶさは平成17年11月、地球から約3億キロ離れたイトカワに2回着陸して試料採取に挑んだ。着陸ミスや装置の不具合などで当初予定の作業はできなかったが、着陸時の衝撃で舞い上がった表面物質が、カプセルに入っている可能性はある。 カプセルは相模原市の宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所で開封された。内部の試料保管容器は複数の小部屋に分かれ、1回目の着陸で「B室」、2回目に「A室」を使った。容器の構造上、先に調べたのはA室で、最大で直径約100分の1ミリの微粒子が160個以上も見つかっている。 ただし、打ち上げ前に混入した地球物質の可能性もある。小型の特殊なへらで慎重に微粒子を回収し、そのまま電子顕微鏡で外観を観察したが、微粒子がどこで容器に入ったかの判断には、さらに詳しい分析が必要だ。今後、微粒子の約15%を選び、JAXA外で初期分析を行う。 上野宗孝・JAXAミッション機器系副グループ長は「試料は想定より小さく、回収に手間取っている。着陸時間は1回目が長く、イトカワの物質が見つかる可能性はB室の方が高いと期待している」と話す。B室の開封は10月末を予定しており、A室と同じ手順で微粒子の有無を調べる。 1万分の1ミリ以下 初期分析の手法は3種類に大別され、鉱物の種類や結晶構造、同位体比などを詳しく調べる。最初に行うのは、大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)などでの非破壊分析だ。放射光で微粒子が含む鉱物の種類を調べ、3次元分布を明らかにする。 続いて、電子顕微鏡と同位体顕微鏡による分析を同時並行で行う。そのため各微粒子は部分的に1万分の1ミリ以下の厚さで何枚かの切片にスライスされる。微粒子の3分の1程度をスライスして電子顕微鏡での観察に回し、残りの塊を同位体顕微鏡で調べる。 電子顕微鏡では断面の結晶構造などを分析。宇宙線の影響による表面の風化が見つかれば、微粒子がイトカワ由来だと判断する重要な手がかりとなる。 中性子の数が鍵 一方、同位体顕微鏡(全長約7メートル、重量約10トン)による分析は北海道大で行う。微粒子にイオン(電気を帯びた原子)のビームをあて、はじき飛ばされた酸素などのイオンを秒速約500キロに加速。電磁石で、質量が異なる同じ元素(同位体)を区別する。 酸素の場合は、原子核を構成する陽子は8個で、中性子の数によって質量数(陽子と中性子の合計)が16〜18の3種類に分かれる。地球の物質に含まれる酸素は、同位体の比率がほぼ一定だ。 分析を行う圦本(ゆりもと)尚義・北海道大教授(宇宙化学)は「イトカワの物質は質量数16の酸素の割合が、地球の物質とはわずかに違うはず」と話す。 同位体顕微鏡では酸素をはじめ42種類の元素を分析。特に、現在の地球には存在しないとされる特殊なアルミニウムの有無も重要な判断基準になるという。 初期分析をまとめる土山明・大阪大教授(鉱物学)は「結果は一連の分析を経て確定するが、イトカワの微粒子があれば必ず見つける自信がある」と話す。 2010.10.25 08:26 http://sankei.jp.msn.com/science/science/101025/scn1010250831001-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/science/science/101025/scn1010250831001-n2.htm
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