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ソマリア沖海賊問題

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ソマリア国内事情 2

名称が恣意的な気がしないでもないけど、
市街戦に発展している以上の内情がまるで見えない記事です。

ソマリア首都で戦闘激化、反政府組織が拠点支配か

【5月11日 AFP】ソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)で10日、午後の礼拝が行われていたモスクに迫撃砲が撃ち込まれ、少なくとも14人が死亡した。モガディシオでは7日以降、反政府イスラム武装勢力と暫定政府側との間で戦闘が激化しており、医療関係者などによるとこれまでに39人が死亡、200人近い負傷者が出ている。

 7日に発生したシェバブ(Shebab Islamists)やHizb al-Islamiyaなどの反政府武装勢力と、暫定政府軍および政府支持派の戦闘員との戦闘は、9日になって市内の重要拠点をめぐって戦闘が激化。双方とも重機関銃や迫撃砲、対空砲などで武装している。

 シェバブは反政府武装勢力がモガディシオ南部のスタジアムや国防省の建物、主要幹線道路などの重要拠点を支配下に置いたと発表、複数の目撃者もこの情報を確認しているが、政府側は否定した。

 ソマリアでは、シェイク・シャリフ・アハメド(Sheikh Sharif Ahmed)暫定大統領が1月に就任して以来、複数のイスラム系武装勢力が暫定政権に参加し、政府軍の一翼を担っている。

 一方で、暫定政権は首都モガディシオを完全に掌握できておらず、南部・中部地域の支配権もシェバブに奪われている。AFP/Mustafa Haji Abdinur
2009年05月11日 12:05 発信地:モガディシオ/ソマリア

http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2600959/4133371

完全に乱戦模様の泥沼状態。
どんな手段で秩序回復を図る気だ???


根本的海賊対策の一歩になるか?

http://blogs.yahoo.co.jp/ep80_541kei/617441.html
報復が報復を呼ぶ状態になったわけで、自衛隊へ戦火が及ぶのは時間の問題かと。

ソマリア沖で海賊が米補給艦に発砲

 ロイター通信によると、米海軍第五艦隊(バーレーン)は7日、ソマリア沖で海賊が米海軍の補給艦に発砲したと発表した。海賊が軍艦に発砲するのは異例で、米軍艦への発砲は初めてとみられる。

 第五艦隊によると、海賊が乗った2隻の小型船が6日朝、補給艦を約1時間にわたり追跡、発砲したが、補給艦に被害はなかった。

 海賊事件が頻発するソマリア沖では、海上自衛隊の護衛艦を含む各国艦船が対策に乗り出した。3月にもアデン湾で、ドイツ海軍の補給艦が海賊から発砲される事件があった。(共同)
2009.5.8 01:30

http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090508/mds0905080130000-n1.htm

一方、ソマリア国内は事実上内戦状態が続いているわけで

政府との戦闘続行呼び掛け ソマリア有力指導者

 ソマリアからの報道によると、イスラム教急進派の聖職者で有力な反暫定政府勢力指導者アウェイス師は3日、ソマリアで記者団に「われわれの共通の敵との戦闘を求める」と述べ、イスラム武装勢力に対し暫定政府との戦闘続行を呼び掛けた。

 アウェイス師は国際テロ組織アルカイダとの関連が指摘され、ソマリアの武装勢力に大きな影響力を持つ。暫定政府のアハメド大統領が進める和平プロセスにとって大きな打撃となりそうだ。

 同師はアハメド大統領と会うつもりはないことも明らかにした。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090505/mds0905050058000-n1.htm

ソマリア国内の政治主導権争いは徐々に宗教戦争の色合いが強まり、
これに介入した時点で泥沼の地上戦へ突入するものと考えられ、
対テロ戦争などと言って大義なきアメリカに付き合う必要はありません。

海上自衛隊に無意味な縛りを設けることには反対しますが、
その作戦行動はこれまで通り護送船団方式で海賊を追い払うだけの
対処療法が最も安全かつ効果的な対応ではないかと。
何と言うか…もやもやしたものを感じた一件として

韓国軍がソマリア沖で海賊追い払う 北朝鮮船が救助要請

 聯合ニュースによると、ソマリア沖で海賊対策活動を行っている韓国海軍の駆逐艦「文武大王」(4500トン級)の艦載ヘリが4日、北朝鮮船籍の貨物船を襲おうとしていた海賊を追い払った。

 貨物船が無線で「海賊に追われている」と救助を求め、傍受した同艦がヘリを緊急出動。海賊は貨物船の三キロ手前に迫っていたが、ヘリに搭乗した狙撃手が射撃態勢に入ったところ逃走した。

 貨物船は、駆逐艦に「感謝する」とのメッセージを伝え、今後も海賊からの保護を求めたという。(共同)
2009.5.4 22:39

http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090504/kor0905042241004-n1.htm

韓国海軍、北朝鮮貨物船を海賊から救助…ソマリア沖

 【ソウル=浅野好春】ソマリア沖のアデン湾で4日朝、韓国船舶の護衛のため派遣されている韓国海軍部隊が、海賊の襲撃の危機にさらされた北朝鮮の貨物船を救助した。


 韓国の善意で北朝鮮側を救った形だが、悪化した南北関係の改善に役立つかどうかは不透明だ。

 韓国国防省によると、この日、駆逐艦「文武大王」が護衛任務を終え洋上監視活動をしていたところ、アデン港南方沖37キロを航行中の北朝鮮貨物船「タバクソル」から「海賊に追われている」と救助要請の緊急信号を受信した。駆逐艦はヘリ1機を出動させ、40分後に現場に到着。海賊船は貨物船まで3キロに迫っていたが、ヘリの狙撃手が射撃姿勢を取ると逃げ去った。

 救助後、貨物船は韓国部隊に「たいへん感謝する」と無線連絡してきたという。

(2009年5月4日20時12分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090504-OYT1T00590.htm?from=navr

この不景気に北朝鮮籍の船がなぜソマリア沖にいたのか?
事件そのものよりもソッチの方が気になったりする。

海賊に奪われて困る「武器」とか「武器」とか「武器」とかを積んでいそうな貨物船だからか???
スエズ運河航路で重要な位置を占める国としてエジプトの存在感が増している?

ソマリア安定で協力強化へ=エジプト外相と会談−中曽根外相

 【カイロ3日時事】中曽根弘文外相は3日夜(日本時間4日未明)、エジプトのアブルゲイト外相とカイロ市内で会談し、ソマリア沖の海賊問題に絡み、同国の安定に向け協力を強化していくことで一致した。 
 アブルゲイト外相は「シーレーンの防衛とともにソマリア本土の安定が重要だ」との認識を表明。中曽根外相も「ソマリアに関しては海賊対策だけではなく、根本原因である同国の安定を重視している」と強調した。(2009/05/04-06:22)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009050400022

中東からアフリカ地域のイスラム教国の中でキリスト教国と結び付きが強く
ソマリア沖アデン湾を航行するスエズ運河航路で重要な位置を占めるエジプトへ働き掛けるのは
重要な布石ではないかと。

目立つことはなくとも着々と対策を進めていることに好感。

ソマリア国内事情

日本人だからこそ客観的に見れるソマリア国内情勢で
記事から根底に宗教的対立があるように見受けられて
徐々に泥沼化しています。

ソマリア首都の議会建物に迫撃砲弾攻撃、死傷者

(CNN) 暫定政府軍とイスラム反政府武装力との戦闘が続き、「無政府状態」にもあるアフリカ東部のソマリア情勢で、首都モガディシオにある議会に25日、迫撃砲攻撃があり少なくとも6人が死亡、15人が負傷した。

モガディシオの警察によると、死亡者は警官1人に学校生徒が3人。議会近くにある学校に迫撃砲が着弾したという。議会の副議長によると、攻撃があった際、議会内では会合が開かれていた。首相と議長が議会建物から出た際、着弾があった。首相らは無事で、議員にも負傷者はいなかった。

迫撃砲を撃ち込んだ組織は不明だが、暫定政府軍と戦う反政府組織「イスラム法廷会議」系の民兵集団「シャバブ」の可能性がある。

ソマリアでは1990年代初期から軍閥間の権力闘争をめぐる武装衝突が激化。国連、米軍などによる介入があったものの政情は安定せず、現在は「シャバブ」などと、アフリカ連合(AU)の平和維持部隊の後押しを受ける暫定政府軍の交戦が長引いている。

米国はシャバブへの国際テロ組織アルカイダの関与を指摘、拠点に対し空爆も実施している。
2009.04.26 Web posted at: 15:52 JST Updated - CNN

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200904260012.html

正直、オジサンには現在の暫定政府の正当性すら判りません。
しかし、事態が長期化することは同一紙の以下の記事から容易に読み取れます。

NATO艦隊が作戦期間を延長、ソマリア沖の海賊対策

(CNN) アフリカ東部のソマリア沖で頻発する海賊被害で、北大西洋条約機構(NATO)は24日、監視、商船の警護などに当たっているNATO艦隊の作戦期間を6月20日まで延長すると発表した。

ブリュッセルでの大使級の理事会で決定した。4月23日に任務期間が切れていたが、減少傾向がいまだに見えない海賊事件をにらんだ措置となっている。

ソマリア沖には、NATO艦隊のほか、米軍、欧州連合(EU)、ロシア、日本、インドなどの艦船が出動し、海賊対策に当たっている。海賊は、これを受け、警備が手薄なソマリア東部、南部沖合へ活動範囲を広げているともされる。

また、拘束した海賊の法的処罰で権限の問題が絡んで対応がまちまちとなっている課題も浮上し、クリントン米国務長官は国際会議で対策を練る必要性を訴えてもいる。
2009.04.25 Web posted at: 18:18 JST Updated - CNN

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200904250023.html

海運業者にソマリア海賊への独自対策を要望、米中央軍司令官

ワシントン(CNN) アフリカ東部、ソマリア沖で頻発する海賊被害で、中東、北アフリカなどを管轄する米中央軍のペトレイアス司令官は24日、海賊阻止のため海運業者が独自にすべきことは多数あるとの考えを示した。下院歳出委の小委員会で証言した。

海賊対策では現在、米軍、欧州連合(EU)、ロシア、インドや日本などが艦船をソマリア周辺海域に派遣、監視に当たっているが、同司令官は限りある軍用艦では数千隻にも達する商船の警護は不可能と強調。

その上で海運業者に対し、航行速度の上昇、船腹からの階段除去や武装要員の雇用などの対策を検討するよう促した。また、ソマリアの海賊事件の背景には、事実上の無政府状態、貧困問題などがあることを指摘、海賊が早急に減少することは望めないとの認識も示した。
2009.04.25 Web posted at: 15:35 JST Updated - CNN

http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200904250014.html


記事の中の情報を検証する気にもさせなくなる見事な偏向振りに新聞の姿勢を問いたいところだが
時間の無駄と諦め…
眉唾ながら主観の部分を濾し取ると意外にもまともな情報の宝山だったりする。
これで検証できる記事があればいいのですが、残念!

社説ウオッチング:海賊対処法案 冷戦後日本の姿勢問う

 24日、竹田いさみ独協大学教授のソマリア海賊に関する話を聞く機会があった。ソマリアは英仏伊の植民地から独立した父系氏族(クラン)割拠社会で、主たる産業もなく、冷戦時は米ソの援助で生活。冷戦後は湾岸諸国からの支援や、アフガニスタンからの麻薬、パキスタンなどからの小型武器密輸、それに各国漁船から巻き上げた「罰金」が収入源だったが、2001年の9・11後、密輸ルートが断たれ、氏族単位で武装海賊に転身。政府がない破綻(はたん)国家で、警察もなく、ボロ稼ぎできる海賊はあこがれの職業で、1人が捕まっても数人が新たに加入する、という常識を超える現状を竹田氏はリポートしていた。

 ◇今年既に87件発生
 昨年1年間のアデン湾・ソマリア沖の海賊事件は111件だったのに、今年は4月23日までに87件発生。年間では300件を超える、という予想もある。

 実は各紙のソマリア海賊対策社説が出始めた昨年12月、塩野七生さんの「ローマ亡き後の地中海世界」(新潮社)を読み始め、2月に下巻を読み終えた。塩野さんはローマ帝国滅亡後の地中海を支配した「イスラムの海賊」が1000年間も地中海を荒らし回り、テロ戦法を使う海賊業がビジネスとして確立していた、と書いていた。中世の歴史と同一視してはいけないが、アデン湾・ソマリア沖一帯が西欧的国家概念とは無縁な海賊の横行する海となってしまったことは間違いない。

 昨年、国連安保理でソマリア海賊への武力行使を求める決議など10決議が採択され、12月には安保理閣僚級会合とケニアでのソマリア対策会議が相次いで開かれ、日本政府も本腰を入れ始めた。12月から各紙は「海賊新法で対応せよ」と主張し始めた。

 政府は3月13日に海賊対処法案を閣議決定するとともに、麻生太郎首相の承認のもと浜田靖一防衛相が自衛隊法に基づく海上警備行動を発令。14日に海自護衛艦2隻が出航、30日にはソマリア沖で哨戒活動を開始した。そして、約1カ月後の4月23日、衆院は海賊対処法案を政府原案通り可決した。

 今回の海賊対処法案には従来の自衛隊海外派遣法と違う点がいくつかある。(1)今までのテロ対策特措法、イラク復興特措法、新テロ対策特措法はいずれも時限立法だったが、海賊対処法案は恒久法(一般法)で、国連平和維持活動協力法(PKO協力法)と似ている(2)いままでは自衛隊海外派遣法は国会の事前承認を定めたが、今回はそれを外した(3)自衛隊派遣とはいえ目的は海賊から日本タンカーなどを守るためで、警察行動に限る−−である。

 各紙、主張が割れたのは国会承認の必要性だった。民主党は修正協議で国会事前承認を求めたが、首相が本部長を務める「海賊対処本部」を新設し、派遣される自衛隊員は本部員を兼務する、という屋上屋を架す制度変更も要求し、与党がのまなかったために、修正協議は不調に終わっている。

 毎日は「与党は、海賊対策が警察行動であることに加え、『ねじれ国会で事前承認にすれば不安定な制度になる』と反対した。しかし、文民統制(シビリアンコントロール)を強化しようという主張を、文民統制の主体である国会あるいはその一院が派遣に反対する可能性があることを理由に退けるというのは本末転倒の議論である」として「与党が譲歩し、事前承認か事後承認で民主党と合意すべきである」と注文をつけた。日経も「国会承認の有無だとすれば、浜田靖一防衛相は既に柔軟な姿勢を示している。その方向で合意できれば早期成立の見通しが立つ」。東京も「事前承認の形で国会を関与させるのは妥当」とした。

 一方、読売は(1)領海侵犯時などの海上警備行動には国会報告の義務はない(2)国会承認が必要なのは防衛出動や治安出動など極めて限定された自衛隊の行動だ(3)民主党が賛成するならいいが、将来、別の海域での海賊に迅速に対応できないリスクも生じる−−として国会承認に反対だ。産経は「ねじれ国会」で機動的派遣が困難になるおそれを重視し、反対した。

 ◇重い民主の責任
 もしも政府・自民党が修正の「のりしろ」を考えているのならば、民主党は国会承認を入れた修正案に合意する努力をすべきだろう。社民党などとの国会共闘、総選挙協力をにらんだ配慮を優先すべきではない法案だ、と思う。

 なぜなら、この恒久法案は冷戦崩壊後の日本の生き方を真剣に考えさせる法案だからだ。日本のエネルギー資源の大半は中東からタンカーでアデン湾を通って運ばれる。海賊に襲撃されたら、抵抗できない。護衛で米国を頼れない。日本が自分の責任で守らねばならない。冷戦崩壊は世界の海を米ソの軍艦がにらみを利かした「平和の海」から「海賊多発の危険な海」に変えた。

 この法案はあくまで短期策である。

 毎日は「ソマリアの政情改善に向けた国際協力と、周辺国の海賊取り締まり能力の向上がカギを握る」と政府に外交面の積極的な取り組みを求めた。中長期的に日本がどれだけ国際貢献できるか、も問われる。

 日本にはマラッカ海峡の海賊対策で日本財団(笹川陽平会長)主導で周辺国を巻き込んだ枠組みをつくり、機能させ始めた実績もある。時間はかかるだろうが、国連主導のカンボジア、東ティモール型のソマリア暫定統治機構設置に向けて主導権を取るなど、日本の特色を生かした政策が可能だと思う。海賊対策は日本外交跳躍のチャンス、と前向きに考えるべきだろう。【紙面研究本部・長田達治】

http://mainichi.jp/select/opinion/watching/news/20090426ddm004070006000c.html

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