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今は昔、あの頃のあつい志が懐かしい(ブログ放置中)

マニ32

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フジモデルのキット『マニ32』の制作記です。
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マニ32 5

車内の仕切り板を入れて半田を流して固定、車体強度は最高値に達する。
この段階で窓枠裏側を平にヤスリがけも行なっておく。
仕切り板を入れることで手の届かない部分が生じるからだ。
イメージ 1

もっとも、マニ32の場合、キット・オリジナルの仕切り板は両方とも切り落として
荷物室と車掌室を仕切る以外は室内を遮るもののない状態とするため
後回しにすることができるかもしれず、手順に困るところだ。

フジモデルのキットは部品リストと模型の原寸大側面図の2枚が付くだけで
組立ての順番などプラモデルでは当たり前の組立て説明書がなく、
仮組みを繰り返してかなり頭を悩ませることが多い。

特に丸屋根車両の車端妻面の取り付け方は
前作スハニ32でも苦労させられたがマニ32でも
プラモデルで言えば非常に部品のあいが悪く、
どこをどう合わせても隙間が開くかはみ出して組めない!

しかも大きな熱量を与える「大きな部品から付ける」ハンダ付けの基本に従うと
こて先が入らなくなる!!

説明書なしで組み付け方を考えさせられるのは立体のジグソーパズルを組み立てるようなもの。
子供時代に「大和」や「武蔵」といった軍艦のプラモデルをいくつも組んだ経験から
部品のあいの悪い部分は修正すればいい
 と、割り切って仮組みを繰り返す。


工房ひろの仕切り板を、仕切り板のない側はエコーのデッキ床を補強材として入れ、
オリジナルの仕切り板をバッサリと斬り落とす。
そして妻板を取り付けると、がら〜んとした荷物室が姿を現す。
イメージ 2

スハニ32の製作時に結果として丸屋根の端だけで妻板を付けることへ行き着き、
扉部品から浮き上がった状態で固定する方法を会得する。

丸屋根と三面折り妻板の組み合わせが生み出す三次曲面だけを接着面にするため
強度不足が懸念されるところだが、
丸屋根と妻板の継ぎ目位置にキャンバス押さえが付き、
これを密着させるためたっぷりのハンダを流すこともあって、
必要充分な強度は得られる。

これって、メーカー側の巧みな設計の賜物か!?

妻板が付くと車両として全体像が出来上がる。
イメージ 3

実物の図面を見ると荷物室側に仕切板はないものの
強度面からか位置違いで柱が立っていたようだが、
資料不足で今回は吹き抜け構造にするに留まる。

当時の車両設計は家屋の建築の流れを組み、
土台となる台枠が強度を受け持つ構造のため、
台枠に支えられた車体側面と妻面が天井の梁で結ばれて
実用上充分な強度を擁していたものと想像できる。

ところがフジモデルのキットを素に組む分には問題にならなかった点も
車体と床を分割する模型の構造で仕切り板を切り抜くと
強度を持たせていた箱の両方を失って途端に強度が落ちる。
前作のスハニ32では仕切り板を切り抜いても車掌室と荷物室を仕切る仕切り板が入り、
車体側面の強度を持たせるアングル材と直交するため問題にならなかったが、
マニ32では広い荷物室内で切り落とした仕切り板に代わる補強材が必要と判断し、
今作では「デッキ床」を車体側に組み付けることで仕切り板に代わる見栄えの良い補強を行なった。

上手くいくかどうかはまだよく判らないが…
マニ32の製作で最大のウリが車端妻板部分まで吹き抜けの荷物室を造ることで
とりあえず当初の目的(構造試作)は達成したかな?

ともあれ、雨樋まで付けるまでは面白いぐらいスイスイと出来上がり、形が出来上がっていくのを楽しめる。
そしてここから先は割り切らなければ泥沼にはまるディテール付け作業へ移り、
見た目の進捗状況が急激に落ちることとなる。


荷物車は列車最後尾に連結された時に尾灯が点く。
マニ32の場合も妻板には尾灯を模した部品が付く。

点灯させる場合は事前に点灯のさせ方を考えておき、
妻板を取り付ける前に加工しておく必要があり、
この段階で点灯させる方法を決めておく必要がある。

オジサンは光ファイバーを導光材に長々と屋根裏を這わせ、
別個に用意した光源から光を導く手を使う予定だが、
市販のテールライトキットを使うなど選択肢も非常に多く、
組み込み方次第で車体を組む前から下処理の加工が必要なケースも出てくる。

この辺のこだわり方は十人十色であろう。

極端な話、
最後尾にしない前提で点灯を考えない考え方さえあり、
素材キットであればこそあれこれ考えられる楽しさが秘められている。

列車の最後尾を飾ることになれば目に付く存在であり、
編成の中間に組み込まれれば目立たなくなる調和を保つため
プラ量産品と釣り合うようにまとめる簡素な精密化が難しい。

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マニ32 4

窓枠の固定
イメージ 1
イメージ 2

同時に丸屋根の付け根にもたっぷりとハンダを流す
イメージ 3

さらに窓枠の固定と共にドア下の乗降用ステップも設置する。

客室デッキのステップの場合と車掌室の乗降口ではステップの高さが異なるが、
マニ32の場合は4ヶ所とも車体裾とツライチに揃えればいいので楽だ。
もっとも、ステップの取り付けには思うところがあってキット付属品は車掌室側1対しか使わない。


たっぷりと盛ったハンダは後で削り落とすから量は多めでいいのだが、
流れたハンダが本来ついて欲しくなかったところにまで染み込んで付くのはいつものこと。
そしてこの段階で窓枠を取り付けるなど車体長手方向に熱を加えた結果、
一目見て判る車体の歪みが生じる。
車体の歪みの修繕はL字アングルの強度に期待する。

イメージ 4


窓枠の固定を終えて車体工作最大の山場を迎える。
車体に床板を取り付けるL字アングルの取り付けだ。
車体裾から3mmの位置と指定されているが、
細長い部品をまっすぐ取り付ける技術などオジサンにはない。

自分にできることできないことを正しく把握することができれば対策も自ずと考えられるようになる。
オジサンの場合はエコー製「アングル取付治具セット」を利用することで技術不足を補う。

アングル材の取り付け
イメージ 5
イメージ 6

冶具を使うことで最初の位置決めが決まると一気に半田を流してアングル材と車体を一体化する。
最も時間がなかったので仮止めに終わるが、だんだん形になってくる。

予定よりも1時間ほど作業時間がオーバーしたが、満足。
以降は明日に続く(かも)

マニ32 3

4ヶ所の荷物室扉用開口部は車体の強度を落とす存在として早々に扉部品をハンダ付けして車体側面と一体化したが、仕切り板と合わせて箱になったものの長手方向の強度はやや劣り、
放置するにしても素直に床板を付けるアングル材の早期取り付けが必要と思い工作を行う。

仮止めした窓枠の位置ずれがないことを確認して車体へ密着させるように窓枠の上から全周へハンダを流し、固定しながら思う。

改造を受けて現役運用時代の長い車両は時期によって装備が微妙に異なる。
乗降扉も新製時オリジナルの木製から末期はプレス製へ交換されていたのではないか?
トイレ窓も更新されていたのではないか?
と、想像が入っても完全な間違えと言い切れないところが旧客のいいところ。

新製後の配置からどこでどのような改造を受けたかまで車歴簿を追えば判るのだろうが、
現在製作中のマニ32の場合キット自体がマニ31から編入した車両ということで
ほぼ半世紀もの長きに渡る運用経歴から時代設定次第で非常にバリエーションが広がる。
さすがにそこまで実物に毒されることも本筋から外れているだろう。
とりあえず明らかな矛盾がなければいいと割り切ることにした。

同じ頃はドアでも言える。

妻板を付ける前にドアを付ける
イメージ 1
イメージ 2

ドア部品はキットに付属していたものをそのまま使う。

鉄道車両に使われている部品は極端に規格共有化され、
検査などで工場に入った時に量産使用されていた部品であれば
交換されて使われていた可能性が生じる。

工場入りした車両から外された部品は整備の済んだものへ交換される。
旧客の時代は乗降口に取り付けられるドアも似たような扱われ方をしていたらしく、
在庫部品が新旧混在する時代では工場入りするたびに何かが交換されて
どれが正しいかなど真偽を確かめようもない状態にある。

もっとも、引き戸と開き戸のようにあからさまな違いがあるケースは別だろうが、
今作でノブを付ける気はない(引き戸と開き戸でノブの位置は左右逆になる)ので
キット付属の戸板をそのまま使えば大きな間違えはない。

マニ32 2

マニ32 2

仕事が減って収入が激減したモノの定時退社で自分の時間は増えた。
と言うことで思い立って窓枠の仮止め作業を行う。

作業中は夢中になって時間はあっという間に過ぎ去った。
オジサンの工作日記ということで映像資料として写真を撮りながら作業を進めたが、
その辺は明日以降に出す予定…



窓枠の仮止め
イメージ 1
イメージ 2

位置あわせに窓枠の上辺をマスキングテープで止めて
窓枠の下にいもハンダ

耐熱性マスキングテープでなかったためか、テープの跡が残っていますねぇ。

本などから得た知識ではクリップで固定する例が多いものの
クリップ止めしてハンダを置けるスペースがあるのか?と。
窓枠部品は大きいようで中途半端に小さく、
繊細な位置決めにはプラモデルを組むときに培った
マスキングテープで固定
 という手法を採った。

マニ32

買い置きしているパーツがそこそこ貯まって一両分になるか?とも思ったものの、
ストレートに組むため必要な最低限走らせられるようになる分以外はかなり足りないようだ。
イメージ 1

なまじプラ完成品から入ったものだから走らせる時につなげるプラ製品レベルが目標となると
床下と室内を作らなければならないと思い込んでいる。

そして使う部品の選択もプラ量産品から供給される分配パーツも存在するものの、
ホント〜に個人的なこだわりから異素材混在を嫌って金属製を選んでいる。
もっとも、説明書の指定部品で入手性の良さからエコー製部品を選ぶ傾向があり、
単品で安いこともあり他の買い物のついでに買い集めてあった在庫を並べてみる。

これで買い出しに行けば軽く1万円札が消えるな(涙)


ともあれ、素材キットでプレス製品に付きもののカエリを落とすべく
台所の洗い物を全部片付けてから流し台の中で作業を行う。

ハンダ用耐熱ガラスを置いた上に耐水ペーパーで下処理中
イメージ 2

窓の裏側などキット素地のままでも目立つカエリがあるわけでもなく、
やらなくてもいいのではないか?とも思えてしまうが、
まぁ気持ちの問題でしょう(笑)
流水で削りカスを流す。

仕切り板
イメージ 3

マニ32は車体客室(荷物室)部分の仕切りと妻板が別個にあり、
写真中央がキット・オリジナルの未加工品、
左側は扉を仕切戸の枠を帯び材で表現しようと思ってケガキ線を入れたもの。
マニ32の制作そのものでは意味がない工作であるが、今後に使えないかを試す意味で手を加えた。

天井側の線は室内灯を組み込むため切り落とす予定であり、
箱に組んで判ったことだが。
この段階で切り落としておけば手間が掛からないようだ。

右は 工房ひろ が出している仕切り板に仕切戸を貼り合わせたもの。
マニ32の車内で唯一車体側面へ直接つながる最重要部品。
素材キットとして仕切り板は必要最小限で合理的なものだが、
実車資料の図面を見ると車掌室と荷物室の仕切り位置は全く異なり、
それを再現するためスハニ32で車掌室を作った手法を引き続き採用する。

車内の仕切りでディテールを考えていないトイレ部分は真鍮板から切り出す予定。
手を入れる人はそこまでこだわるらしいが、自分の技量と相談して見送る。

仕切り板の仮止め
イメージ 4

ハンダが流れれば確実に埋まる手すり穴に0.3mm線を通して仕切り板の位置決めに利用する。
この段階で手すりとする気はないのでかなりいい加減だけど、
あとで手すりを付ける穴を開け直す基準にもなる(?)
と、前作のスハニ32で苦労させられた手すりの穴開けの反省から試してみた。

スハニ32の制作時には窓を付けた後に固定した仕切り板であるが、
マニ32では強度が落ちる荷物扉の大きな開口部があるため強度優先で組み立て手順を変えてみた。

仕切り板の取り付け
イメージ 5

乗降扉の台座を付けてたっぷりのハンダを流して固定。
もちろん手すり用穴はハンダで埋まってしまうが気にしない。

荷物扉の仮止め
イメージ 6
イメージ 7

位置決めにマスキングテープを使い、床板側一辺をハンダ付け。
かなり乱雑です。

荷物扉の取り付け
イメージ 8

一辺を仮止めした段階で荷物扉は車体に密着していないので
車体に圧着しながら左右にハンダを流して固定する。
ここまでは「大きい部品から付ける」基本に沿って比較的容易に進む。

台座に見える樹脂ケースは100円均一で買ったパスタケース。
16番車輛が丸ごとおさまるサイズとあって今回は酸洗いに利用したが
前回はスハニ32の塗装を落とすIPS浴槽に使うなど結構重宝している。


ここまでほとんど台所流し台で撮影した理由は作業工程で
フラックス塗り → ハンダを流す → 即水洗い
 を繰り返したためで、酸洗いは作業中断直前までなし。

そしてタイムアップ、作業中断。
窓枠とドアの取り付けるため次はキサゲ作業が待ている。
この先は作業手順を考えてから進めないとコテ先が入らなくなることも起こりうるので要注意。


ワールドのキットと違い思いっきり100Wコテを当てられ、気持ちよくハンダが流れてくれるので
ここまでは半日もあれば容易に進む。
問題は作業場所の確保と撤収にそれぞれ1時間近く費やし、
それが一番工作を億劫にさせる原因なので
今回は作業場を確保すべく部屋の模様替えを考えさせられた。

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