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私の家から歩いて5分程度のところに、床屋さんがあります。
昨年母が転び、救急車で運ばれたときに知り合った、母のベッドの向かい側に入院していたお婆ちゃんの家です。95歳(だったと)のしっかりした(口が。ここは整形外科)お婆ちゃん。
ほんの1週間くらいの間だけだったのですが、お見舞いに来た家族とも仲良しになり、よくなったらまた会おうね、と話したのでした。
しばらくして、その近くのコンビニへ。夜遅くそこを通りかかると、まだ例の床屋のマークのサインポールがクルクル。
現在は娘であるのN子さん、といっても70歳くらい、がやっておられるのですが、覗くと一人らしい。ちょっと顔を出してみました。「こんばんはー!覚えてますか〜?」
とっても喜んでくれて、2階で養生しているお婆ちゃんとも再会。
お婆ちゃんとN子さんは現在二人暮らし。
N子さんは床屋さんを一人でやっているが、たまに、夜通ったとき覗いてみると、疲れでしょう、だいたい居眠りしている様子。家業と、いくら丈夫とはいえお婆ちゃんの世話はくたびれるでしょうね。
時々、一人暮らしの私がたくさん出来上がる煮物などができると、ここがひらめく!そこで、持っていきます。もらってくれて助かる〜(笑)
美味しいと言ってくれ、余っているもので喜んでくれる・・・一石二鳥。このN子さんあっけらかんとして、純粋で「直球」でイイ。
先週、夕飯に、おから(いっぺんに沢山できますよねえ)を作ったときに持っていきました。
N子さん、いわく、孫がやはり、床屋さんになるというけど、
冗談も交えてでしょうが、お婆ちゃんが気前よくお金づかいがあらく貯金もまったくなかった。財産もないから・・・。
その時、私は、柳田国男の本「先祖の話」を思い出しました。
財産は、お金や土地だけではなく、先祖が残してくれた「家業、技術、その他見えない財産もある。」との話をしたのです。
N子さん、「私も若い頃、床屋がいやだったけども、考えてみれば、その技術があったからこそ、主人が亡くなっても食べていけた。」と言います。
だったら、技術は当たり前として、N子さんが店をして学んだことをプラスして、後を継ぐ孫に教えてあげたら、それが立派な財産、むしろ中途半端なお金より、立派な財産になると思いますよ。
N子さん、うれしそうな顔をした気がしました。
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技術のある人って 強いですね! 美容師さんとか理容師さんを
この職業の人って 本当にしっかりされています
何時も 尊敬しているんです。 家庭もかなり犠牲になって 中々できないものだって!
2015/3/23(月) 午後 3:54
> 播磨とし子さん
本当に、技術は財産ですね。
「名を継ぐ」「技を継ぐ」これは大きな財産です。
柳田国男の本ではね、昔の人は「先祖になる」ということを目標にしていたというのですね。先祖になって子孫に財産を残すのですね。
それに様々な形があるのでしょう。
私の知り合いに、巻物になっているくらいの家系図の人がいます。
そんな、神代の昔からのわかる先祖。
反対に、言えないから省かれた先祖がある人もいるでしょね。
土地、お金、権利・・・そんな生々しいものばかりを財産と思う現代の人に、「先祖の話」は、考えさせてくれます。
2015/3/24(火) 午前 0:42 [ tutikon ]
そうですね。
お金や財産、形あるものは、使えば無くなります。
技や技術、知識、コミニュケーション能力、使えば使うほど磨かれます。
私は技も能力も中途半端ですが、「何があっても生きていく心と力」を持ちたいです。私の持っている物、強情さだけかな〜。
2015/3/25(水) 午後 0:23
> あくびさん
ちゃーんと、あくびさんが「生きていく力」持っているのを私、知っていますよオ。
2015/3/25(水) 午後 10:57 [ tutikon ]