星空観察 ポンセットマウント日記

コメントお待ちしています。 ポンセットマウントから始まってプライベート天文台まで行ってます〜

全体表示

[ リスト ]

イメージ 1 イメージ 2 イメージ 3 イメージ 4 イメージ 5 イメージ 6 イメージ 7 イメージ 8 イメージ 9
イメージ 10

イメージ 10

ポンセットマウントの体表解剖?!

出張があってしばらくお休みしていました、ごめんなさい。
今日はちょっと方向性を変えてポンセットマウントの体表解剖といきましょうか。

これからポンセットマウントを自作しようかと考えている人にとっては、他人が作ったポンセットマウントがどういう構造をしているのかと言うことに非常に興味があると思います。かつては私もそうでしたから。それに製作例を見ることでいろんな違ったアイデアも湧いてくるというものです。

それでは、1枚目の写真から。サムネイルをクリックしてくださいね!

何の変哲もない写真ですが、全体像と言うことで。この写真の左が南側、右が北側になります。ベニヤ板が3枚ありますが、下からグラウンドボード、ベースボード、一番上が赤緯微動ボードになっています。赤緯微動ボードの左上、右下隅にあるのは赤外線受信モジュールです。右側の東西にある円形のくぼみは、ドブソニアンのゴム足が入る滑り止めです。左側の四角いアルミ板は赤緯微動用のボルトのクリアランスを確保するためのものです。
ベースボードの左手前に飛び出しているつまみは極軸望遠鏡の付け外し用です。アリガタ、アリミゾになっています。グラウンドボード上にある黒い箱はコントローラーで、コンピューターが入っています。全体に白い塗装をしてあります。ペイントは屋外用の木部用水性ペイントを使用しました。夜露くらいはこれでへっちゃらです。

2枚目の写真はベースボードを取り外して裏側から見たものです。
写真の左側が北側になります。北側のセクター(円弧状の板)は円柱の一部となっています。表面にはアルミ板を貼り付けてあります。これに対し南側のセクターは円錐の一部となっていて切断面がベースボードと平行になっているのがわかると思います。北側にある箱が赤緯コントローラ、その上が赤緯微動ハウジング、そしてその上側が極軸望遠鏡取り付け用のアリミゾです。右側にある北側セクターにブロック状の出っ張りが2個ありますが、これはベースボードが東西方向に行き過ぎないようにする物理的な脱落防止装置です。

3枚目の写真は同じくベースボードの北側の拡大です。セクターや赤緯微動の取り付け状態がわかると思います。

4枚目の写真はベースボードと赤緯微動ボードを真横から見たものです。左が南側になります。北と南でセクターの断面が違っているのが良くわかると思います。中央より少し右側、ベースボードと赤緯微動ボードの間にあるのが赤緯軸となっている蝶番です。ベニヤ板の上に普通の扉用の蝶番を2個取り付けてあります。

5枚目の写真はグラウンドボードを真上から撮ったものです。モーター、ローラーの配置がわかると思います。この写真は右側が南になります。北側のモーターやローラーは平行に配置されるのではなく仮想の極軸を通る線上に配置することになります。これは北側のセクターが円錐の一部になっているからです。南側のセクターは円柱の一部ですからローラーは平行に配置します。

6枚目の写真。グラウンドボード北側の拡大です。真ん中にあるものはリミットスイッチ兼、物理的な脱落防止装置です。2枚目の写真にあったベースボードの裏側にある突起物がリミットスイッチにぶつかるとモーターが停止するようになっています。接触不良などでリミットスイッチが働かなくても、この突起物にぶつかることでこれ以上行き過ぎることもなく物理的な保護装置として働いてくれます。ローラーはグラウンドボードに直接固定するのではなくアルミ板に固定し、そのアルミ板をボルトでグラウンドボードに固定してあります。これはローラーの固定位置を数ミリ程度微調整できるようにするためのものです。設計段階でローラーの取り付け精度がどれくらい影響を及ぼすのかがわからなかったために微調整できる構造にしました。出来上がってみるとこの部分の精度にはあまりこだわらなくても良いことがわかりました。皆さんが自作されるときはベースボードに直接固定してしまったほうが良いかもしれません。そのほうが軽くなりますし、強度的にも優れていますから。モーターは水平配置になっています。これは北側のセクターを円錐の一部としたからで、モーターを緯度にしたがって斜めに配置するよりもすっきりと納まりました。

7枚目の写真はグラウンドボードの裏側です。モーターがグラウンドボードをくりぬいて配置されているのがわかると思います。これは少しでもポンセットマウントの高さを低くしたかったためです。四隅にある丸いものは高さ調節用のアジャスタ脚です。

8枚目の写真は赤経モーター用コントローラです。基盤は、これはもう定番の秋月のAKI-80です。このコントローラはマイクロステップではありませんのでダーリントントランジスタ4個でドライブしています。それにワンオフものと割り切ってプリント基板など作らずワイヤラッピングで配線してあるためジャングル配線になってしまいました。それでもデジタルの強みかちゃんと動作してくれます。

9枚目の写真は赤緯コントローラです。こちらも定番の秋月製ステッピングモータキットの基盤を流用してあります。PICは16F84に変えてプログラムも全く新しいものに入れ替えてあります。たくさんの配線や他のICは赤経モーター用コントローラとのインターフェース用です。

10枚目の写真、これが最後になりますが、GuideDog用の俗にリレーボックスと呼ばれるインターフェースです。コンピューターのパラレルインターフェース(セントロニクスプリンタインターフェース)に接続するものです。リレーボックスとは言っても実際にはリレーは使っていません。コンピューターとポンセットマウントのコントローラーは別電源動作になりますのでそのために特殊な別電源インターフェース用のICでバッファさせてあるだけです。東西南北のLEDが4個あり、電源はUSBから供給します。(USBは電源供給だけで信号はパラレルから入れます)

これでざっとポンセットマウントの体表解剖を見てきました。どれほど参考になるかはわかりませんが??
もしここをもっと拡大して見てみたいなどのご要望があればおこたえできるかもしれません。(暇な時にね!)コメントに書いてみてください。

それでは今回はこれにて終了。

閉じる コメント(6)

顔アイコン

こんばんは、完成度高いですね。既製品に負けてません。ガイド部分は3mm厚位のアルミ板で、綺麗にR加工されてます。私のMDも未改良のままなので、早くリレーボックスを作らないといけません。

2007/9/8(土) 午後 6:07 hiroshihas 返信する

赤外線受信モジュールで信号を受信してるんですね。これで、GuideDog用の信号を受け取るんですか?電気音痴の私ですので、ぜんぜんマネできませんが、すごいですね。機械的なことはとても参考になります。

2007/9/8(土) 午後 11:10 [ chaplin3sei ] 返信する

顔アイコン

実にたいしたものです。脱帽です。
ところで以前私も駆動用にホームセンターで全く同じウレタン製のローラーを見つけてきましたが、6mm軸にうまく固定できずあきらめた経緯があります。接着剤では全然だめでスリップしてしまいました。どのように固定なさってますか。それとエンド位置まできたあとのリセットはどのようにしていますか。

2007/9/9(日) 午後 0:21 [ stu**ohl498* ] 返信する

顔アイコン

studiohl4989さんコメントありがとうございます。ローラーの件ですが、おっしゃるとおりウレタン製だった記憶があります。ローラーの中心軸が5mmですのでボール盤で6mmに広げて使っています。ただし、加工精度が問題で中心出しを正確にやらないと即ピリオディックモーションエラーに直結します。回転軸には6mmボルトを使っていますので6mmよりちょっと小さめに穴あけ加工し、ボルトにちょっと抵抗がありながらねじ込めるくらいにしてあります。ボルトにねじ込んだあと、ボルトごとボール盤にくっつけダイヤモンドやすりで表面を整形してあります。旋盤加工には劣りますが、なんとかなっているみたいです。

2007/9/10(月) 午前 8:33 [ Equatorial platform ] 返信する

顔アイコン

binbougakaさんコメントありがとうございました。赤外線受信モジュールは残念ながらGuideDog用ではありません。GuideDogからの信号はリレーボックス経由で有線で入力しています。赤外線は赤緯、赤経微動や停止、メニューからの各種設定に使用しています。赤外線送信機は壊れたビデオデッキの残り物で、要するにキーボード代わりと思ってくだされば良いと思います。これくらいの小さなシステムにキーボードを付けるのは非効率ですし、キーボードスキャンを行うにしてはコンピューターの入出力ラインの数が足りません、それにキースキャンのプログラムはわりとCPUパワーを食ってくれます(赤外線もパワー食いなのですがまだましなようです。10MHzのZ80ですが半分くらいは赤外線のデコードに食われています。後の半分はモーターのクロック発生用に食われています)赤外線リモコンにこだわったのは暗闇で線を引きずり回したくなかったからです。つまずいてこけたこともありますから。

2007/9/10(月) 午前 8:45 [ Equatorial platform ] 返信する

顔アイコン

hiroshihasさんコメントありがとうございました。リレーボックスは海外のサイトでも自作例が紹介されていますが、製作に当たっては十分に気をつけてください。というのはコンピューターと望遠鏡は別電源で動作しているはずですのでインターフェースの方法によってはコンピューターのパラレルポートが破壊される可能性があると言うことです。コンピューターのパラレルポートには一般的なCMOSのバッファが使われているはずで、コンピューターの電源が入っていない状態で接続するとラッチアップが起こりポートのCMOSが破壊される可能性があります。けれども海外の自作例ではその点を考慮に入れて回路を組んでいるものは皆無でした。バッファに使うCMOSの型番は確か4049と4052だったと思います。(うろ覚えなので間違っているかもしれません。確かめてくださいね!)このバッファで受けてから入出力すると安全です。それに前にも書いたかもしれませんが本物のリレーは使わないことです。信頼性に劣りますし高速動作もできません、それに消費電力が馬鹿になりませんので。

2007/9/10(月) 午前 8:56 [ Equatorial platform ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事