一輪の花

自然の風・音・花を感じる心を持てたらと思います。

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行くな!行ってはならぬ、地獄だぞ!!

RT @iwakamiyasumi 86歳の特攻帰りと、20歳前後の今の若者が、行動する勇気でつながる。30代は?40代は?50代は?60代は?
RT @ILLMATIC_UCD: この記事を読んで、朝からボロ泣きした。これほどSEALDsやってよかったと思うことはない。 pic.twitter.com/hG0v72H5kN


加藤敦美さん 2015年7月19日 朝日新聞
『学生デモ 特攻の無念重ね涙』


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安保法案が衆院を通過し、耐えられない思いでいる。だが、学生さんたちが反対のデモを始めたと知ったとき、特攻隊を目指し元予科練(海軍飛行予科練習生)だった私は、うれしくて涙を流した。
体の芯から燃える熱で、涙が湯になるようだった。
オーイ、特攻で死んでいった先輩、同輩たち。「今こそ俺達は生き返ったぞ」むせび泣きしながら叫んだ。
山口県・防府の通信学校で、特攻機が敵艦に突っ込んでいく時の「突入信号音」を傍受し何度も聞いた。先輩予科練の最後の叫び。人間魚雷の「回天」特攻隊となった予科練もいた。私もいずれ死ぬ覚悟だった。
天皇を神とする軍国で、貧しい思考力しかないままに、死ねと命じられて爆弾もろとも敵艦に突っ込んでいった特攻隊員たち。
人生には心からの笑いがあり、友情と恋があふれ咲いていることすら知らず、五体爆裂し肉片となって恨み死にした。16歳、18歳、20歳。
若かった我々が、生まれ変わってデモ隊となって立ち並んでいるように感じた。学生さんたちに心から感謝する。今のあなた方のようにこそ、我々は生きていたかったのだ。
・・・

加藤敦美さん 2014年2月28日  朝日新聞
『心も思想もなくした予科練』


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祖父と父は戦前、旧満州(中国東北部)への権益拡大の国策でつくられた南満州鉄道(満鉄)の社員だった。
私は旧満州国と関東軍と満鉄が中国侵略を進める中で成長した。日本の子供は天皇の命令一つで死ぬように育てられ、命は自分の者ではなく、死ねば靖国神社の神と化すと教えられた。
命令されて死ぬより、命令される前に命を捧げる忠義が美しいと感じた私は中学生の時、海軍飛行予科練習生(予科練)に志願した。それは特攻隊への道だった。郷里の神社であった入隊者を送る神事を覚えている。私たちは既に靖国の神になったかのように扱われ、周りから隔離された。
入隊すると、上官に散々殴られ罵倒され、心も思想もなくし、私は人間ではなくなった。消耗品だった。二等兵は「犬にも劣る」とされた。訓練中に敗戦を迎えた。
最近、映画化もされた「永遠のゼロ」という本を読んだ。消耗品だった私たちを立派とほめていると思った。かつての国家神道の中心施設で、A級戦犯を合祀する靖国を参拝し、英霊に哀悼の誠を捧げると言った安倍晋三首相の論理と同じと感じた。
私は予科練時代を呼び覚まされ、ぞっとした。老いた私たちに代わり、また若い人たちが戦場に連れ込まれようとしている。

行くな!

行ってはならぬ、

地獄だぞ!!


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