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超好評 小説

序章
あの人との出会いは今から何年も前のまだ私が幼かった時。あの人との思い出が
蘇ることを知らずに私はこの夏の始まりを迎えてようとしていた。


9歳別れ

「えりか,俺さ,実はさ,明後日引っ越さなくちゃいけないんだ…」そう彼に言われ,
ショックで言葉が出ず,涙を流すがの普通なのかも知れないけれどこれは私の片思い
かもしれないしここで泣いたら彼の迷惑になるかもしれない。幼ながらに私はそ
う考え,作り笑いで「そっか,元気でね」とその時は一生懸命そう言った。彼の引
っ越しに関して,私がどんなに悲しんだかは言うまでもない。私にとって彼とは寂
しい,独りぼっちの私の暗い生活に明かりをともしてくれるとても大事で大きな存
在だったから。
私は,両親が離れて暮らしていた為,姉2人,双子の兄と父とは一緒に暮らさず,母
と暮らしていた。母は近くの洋服屋で働いていて帰りは毎日日付が変わってから
だった。そんな一人ぼっちの生活の中で寂しさを忘れさせてくれるのは彼と大好
きなバレエだった。引越しの前日。
「えりか!!えりか!!!今日うちに遊びにおいでよ!!今日バレエ無いんだろ。」
「え,うん。でも圭祐の家今色々準備とかで大変なんじゃないの??」
「いいから来いよ」
そして私は引っ越し前日という日に圭祐の家に行った。
「これ。やるよ」
渡されたのは大きな貝殻。
「中開けて見て」
貝殻をあけると中には金色のトゥシューズが入っていた。
まるでコンパクトのような感じだった。

そして彼と私は思いを伝える事無く,別れた。
そのあとはもう。。思い出せない。

それから2ヵ月がたった。
ママが死んだ。
原因は転落死だった。自殺。私はそんな母の様子にも気付かなかった。死にたい
と思った。施設行きかと思って途方にくれていたあの日。父と14歳の彩香お姉ち
ゃん,13歳の友梨香お姉ちゃん,私よりも1つうえの双子の兄,詩音,怜音が私を迎え
にきた。「今までの事は忘れよう。全部消しゴムで消して、またえりかの人生の
始まりから頑張ろう」9歳だった私にもその言葉にはとても助けられた。

そして私は、圭祐もママも忘れた。

そのふたを閉じた思い出が再びひらかれるのは、4年後、中2の夏。

次回13歳再び始まる

楽しみにしてください!!

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