5年前の冬、私は1ヶ月余り入院しました。
白い天上を見つめ、不安と苦しみに苛まれ、病気と闘っていました。
窓から見える景色も、葉っぱの枯れた裸の木や灰色の空ばかり。
気分も塞ぎがちの毎日が続いていました。
入院から20日ほど経過し、短時間の外出許可が出ました。
コンクリートの空間の中に閉じ込められて過ごしていたので、
外の空気が新鮮で本当に嬉しかったです。
車で5分の所に百貨店があって、そこのお菓子売り場に行きました。
そこには、お洒落で高級な華やかなお菓子がいっぱいあったのだけど、
子供の頃から食べていたモロゾフのチーズケーキが無償に懐かしくて、
1ホール、隠すようにして買って帰りました。
ご存知の方も多いと思いますが、直径15cm高さ2cmほどの小さなケーキです。
食が細くなって、その小さなケーキの1/6ほどしか食べられませんでしたが、
どんなにそれが美味しかった事でしょう♪
涙が出て、甘いケーキがしょっぱくなりました。
元気になったら、1ホール食べたい。。。(✿◡‿◡)
先日、百貨店に行ったら、粉砂糖でサンタさんが描かれたチーズケーキを見つけました。あ〜懐かしい!モロゾフのチーズケーキ\(^o^)/
このケーキは昔と変わらず1ホール1000円(税別)。
形も変わらず味も変わらない、本当に素朴なケーキです。
子供の時、15cmの薄いケーキが大きく見えたのに、今は何て小さく見えるのかしら・・・☆
と言う訳で、入院中に一切れだけ食べた懐かしのチーズケーキをコッソリ大人食い(^m^)
ほんと、生還して良かった。(薄くて小さいと言えど、ちょっと食べすぎすね〜笑)
今日は本当に贅沢をしました。。。心のね☆
人間にとって一番の幸せは、心身が健やかである事です。
それは、病院で苦しみと闘いながら、白い天上を眺めた人にしか解らないかもしれません。
一年の終わりを迎え、振り返って様々な事を思う今日この頃ですが、
こうして戦争のない国に暮らせ、そこそこ元気でいられること。
食べるものがあると言うこと、暖をとる部屋にいられること。。。
世界的には当たり前でない事に恵まれている幸せに、心から感謝しています。
懐かしいお菓子を口にしつつ、別の意味で涙がポロポロ出た静かな夜でした。
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