映画「サヨナライツカ」を観に行きました。現在、素晴らしい映画が目白押しですが、特にこの作品はどうしても観たかったのです。
辻仁成さん原作、奥様の中山美穂さんが主演。タイが舞台の上映中の映画です。
アイドル時代のイメージは払拭され、大人の魅惑的な女性を演じていて驚きました。
エキゾチックな美貌、39歳とは思えないスラリとしたスタイル。。。
官能的なシーンもフランス映画の女優たちならサラリと美しく見えるものですが、
陰湿な雰囲気になりがちな日本人には珍しく、美しくて洗練されていたように思います。
現在、彼女はフランス在住である影響もあるのでしょうか。
全てが素晴らしかった。。。
ほとんどのシーンをバンコクでロケ、1970年代の町を美しく再現されていました。
昨年、私もバンコクに旅しましたが、30年以上前のバンコクの方がより魅力的に見えました。
主人公の沓子の暮らす所は「マンダリン オリエンタル バンコク」のスウィートルームと言う設定。
この世界に「タイの誇り」として有名な超高級ホテルは、
130年の歴史の中で初めてホテル内での映画撮影を許可したそうです。
なので、監督も照明さんもスタッフも全員が、このホテルのドレスコードに従って
正装して撮影したと言う興味深い逸話も残っています。
タイの風景が凄く美しく、中山美穂(沓子)と西島秀俊(豊)と石田ゆり子(光子)の
魅力と心意気に魅せられ、一生をかけてのそれぞれの愛に感動しました。
美しくて官能的で切ない若い時の肉欲愛から、プラトニックへ昇華する純愛。。。
一生に一度の燃えるような愛。。。
豊の婚約者&妻を演じる石田ゆり子さんが、
「自由奔放で情熱的で、その心のままに溺れ過ぎ愛し過ぎる女性である沓子と
貞淑で物静かで芯の強い女性。。。武家の妻のような光子とは、一見、両極端に見えますが、
女性は沓子と光子の部分の両面を持っているのではないでしょうか。」
とおっしゃっていました。私もそのように思います。
余り書いては、これから観る人の楽しみがなくなるので、この辺でやめにしますね(笑)
中島美嘉さんの「ALWAYS」が主題歌です。
その伸びやかで美しい歌声が、この物語をさらに深く美しいものにしていると思いました。
≪サヨナライツカ≫
いつも人はサヨナラを用意して生きなければならない
孤独はもっとも裏切ることのない友人の一人だと思うほうがよい
愛に怯える前に、傘を買っておく必要がある
どんなに愛されても幸福を信じてはならない
どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない
愛なんか季節のようなもの
ただ巡って人生を彩りあきさせないだけのもの
愛なんて口にした瞬間、消えてしまう氷のカケラ
サヨナライツカ
永遠の幸福なんてないように
永遠の不幸もない
いつかサヨナラがやってきて、いつかコンニチワがやってくる
人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと
愛したことを思い出すヒトとにわかれる
私はきっと愛したことを思い出す
これは、この映画のテーマです。
皆さまはどのような愛に生きたいと思われますか。
自分の命をかけて1人の人を愛し続けることを幸せと思いますか?
愛するより深く愛され続ける人生を幸せと思いますか?
これは極論になるかもしれませんね。。。能動的な愛のかたち、受動的な愛のかたち☆
私は死ぬときに、愛したことを思い出すような人生にしたいと思います。
見返りを考えず、ひたすら愛する人の幸せを願って尽くす人生。。。
人生には、一瞬の愛が一生の愛へと続くことがあるのです。
どのような生き方を選ぶかは人それぞれ、価値観も感性もまちまちです。
ただ、そこまで命をかけて思えるような運命の相手と巡り逢えた人は、
例えそれが悲恋の終わろうと、きっときっと幸せ。。。この映画を観てそう思いました。
女性の皆さま、愛に迷う男性陣の皆さま、人生とは、愛とはを感じる為に、
是非、劇場に足を運んで下さいね(*^。^*)☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。
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