|
昨年の春、大事にしていた人とさよならしました。
悲しくて悲しくて暫くの間は寝込み、
もう生きていけないと絶望していました。
そして。。。泣くだけ泣いた時、ふと気付いたのです。
人生は1度限り、命は何よりも尊くてかけがえのないもの。
手を差し伸べてくれる優しい人は周囲に沢山いてくれても、
結局、自分の足で立ち上がるしかないのだと。。。
自分を変えられるのは、自分自身の努力と考え方だけ。
その人は、別れる間際に3つの事を約束するようにと言いました。
◆打ち込むものを持つこと。
◆例え辛くても、その姿を両親に見せて心配をかけない事。
◆他人の子供でも良いから育てること。
その事によって自分が成長できるのだからと。
私は5月末にブログを立ち上げ、日々の自分を振り返る事を始めました。
両親とも努めてコミュニケーションをとり、明るく優しく接しています。
新しい仕事をする為に、空っぽになっていた頭で懸命に勉強をし、
秋に試験に合格し、今まで研修と勉強を重ねて来ました。
この春から私は子供達を導き教えを授ける仕事に就きます。
その事を、その人に年賀状で伝えていました。
今朝、その人から小包が届きました。
新しい旅立ちのお祝いを贈ります、と。
それは、ペン先の柔らかい万年筆でした。
あの人らしいシンプルでスマートなデザインです。
素晴らしい人と関わっていたのだと知りました。
私の立ち直りと成長を誰よりも望み、喜んでくれたのですね。。。
これから大変な事も多々あるでしょう。
辞めたいと思う事に遭遇するかもしれません。
でも、何があっても前向きに夢を持ち続けて努力していれば、
いつか必ず光は見えて来る。
私は身をもって学んだのです。
人はいつからでも新しい人生を始められる。
自分を磨くことを生涯やめてはならない。
諦めた時に自身の成長は止まるのだと。。。
この万年筆で姿勢を正して文字を書く度に思い出すでしょう。
謙虚で前向きだった私の1年を。。。
大事な事を教えて下さった人に感謝する気持ちを。。。
皆さまにも素敵な春が訪れますように。。。ナンサ |
プレゼント
[ リスト | 詳細 ]
|
このレース編のクロス2枚は、浜頓別に暮らしている友人から届いたものです。 彼女は私の父より年上の高齢の女性です。 8年前に、岡山から北海道でも特に寒い稚内に近い浜頓別に引っ越して行きました。 過疎化した町が住民を増やす為に、無料で土地を提供する事をご主人が旅行中に聞いて 岡山の家を売って提供された土地に家を建て、いきなり高齢の夫婦2人で引っ越して行きました。 浜頓別は冬は−10℃になる、オホーツク海に面した厳寒の土地です。 しかも、鉄道も大きな道路も無い。彼女の家はスーパーまで車で30分もかかる郊外です。。。 気候が温暖で災害の少ない岡山から、糖尿病や椎間板ヘルニアのある彼女が老後を過ごすには 余りに過酷で不便な場所なのです。 ご主人が話し合いもせずに無理やり決めたよう。 嫁いでいる娘さん達も大反対しましたが、 彼女はご主人に何も言わず、初夏の岡山から浜頓別に旅立って行きました。 彼女はとても家庭的で、穏やかで素朴で優しい人です。 私の母よりもずっと年上なのですが、いつも娘のように可愛がってくれていました。 なのに。。。病気を抱えながらも老後をゆったりと過ごしていたのに、 いきなり大きな病院までは1時間もかかる何もない場所に暮らす事になったのです。 若い時なら、寒さが厳しかろうと不便であろうと、 新天地で愛する人と生活をするのも又、楽しい事かもしれません。 でも、70歳を過ぎて越して行くのは本当に大変だったでしょう。 会いに行くにも余りに遠い場所・・・夏は自然が豊かで美しい所でしょうが、 瀬戸内で生きて来たお年寄りが老後を過ごすには過酷な場所です。 でも、もう浜頓別の家は売れません。不便で厳しい自然の中にあるので誰も買ってくれません。 岡山に帰って来ても、家のないご夫婦は少ない年金だけでは暮らせない。 と言うか、ご主人は頑固として、ここで生涯を終わるとおっしゃてるよう。。。 彼女もご主人を置いて嫁いだ娘さんの家に身を寄せる事は出来ないと言って、 今年も厳寒の地で家から出ることも無く、春を待っているようです。 年賀状に、体調は大丈夫ですか?そちらは寒さが厳しいでしょう。大事にして下さいね。 そう書いて出していたのですが、年が明けて数日し、この手編みのクロスが送られて来ました。 レース編の得意な彼女は、これをストーブの横で編んでくれたのでしょう。 もう80歳です。いくら慣れているとは言え、このような細かい目を編むのは肩もこり 目も疲れる事と思います。。。 深い雪の中、郵便局までどうやって行って小包にして出してくれたのだろう。。。 寒かったろうな。。。そう考えると、とても切なくなりました。。。 人の運命って、人生って、高齢になっていても先は計り知れないものなのですね。 厳しい大自然の中で、寒さと病気と友人もいない淋しさと闘いながらも、 ご主人を愛しているから付いて行った彼女の心情に思いを馳せ、 この繊細で美しいレース編を抱きつつ、彼女の愛の深さに改めて心を打たれました。 このように男性を愛し抜ける女性って素晴らしいですね。 昔の女性って凄い。。。穏やかさ・優しさの中に強さがあります。 渋々と生活の為に行ったのではありません。 8年前に彼女が旅立つ時、何故? 自分勝手なご主人は放っておいて自分だけ残ればいい。そう思いましたが、 8年経過して、私も少し人生経験を重ねて大人になった今(精神的に) |

- >
- 生活と文化
- >
- 祝日、記念日、年中行事
- >
- クリスマス













