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いつからか私が好きな作曲家の一人となりました。
特に、ヴァイオリン協奏曲がお気に入りです。
仕事をするようになってから、シベリウスの作品に触れる機会が増えました。当たり前ですが、いろんな所で、コンチェルトのモチーフがあったりと、新たな発見があり、弾いていて楽しい作曲家です。
ブラームスと同じくらい、このコンチェルトはいつか勉強したいと思っていた一曲。
大学院時代、試験でコンチェルトを弾かなくてはならなくなった。
当時まだこれに取り掛かる勇気がなかったのだが、ある事がキッカケで自分の中の迷いが吹っ切れ、
恩師のプッシュもあり取り組んでみることになった。
とても思い入れがある分、いろんなアイディアがすでに自分の中で作られていた。
それプラス恩師からのアドバイスにより更に深みが出てきた。
入学が同期だった韓国人のピアニストとは、とてもウマが合い、何かあるたびに一緒に弾いてもらっていた。もちろんリサイタルも彼女とやりました:)
彼女は他のスタジオで伴奏をよくやっていました。そしてその教授、Camilla Wicksこそがサイコウの一枚のCDを弾いてる人。よくレッスンにも行く彼女は、教授から様々な事を学んでいました。そしてその技術や、ちょっとした間の取りかたなど私にコソっと教えてくれました。
卒業試験の時の教授陣からは、それはそれは想像しがたい評価をもらうことができました。そして恩師からの一言は、今でも忘れません。そしてCamilla本人からも素敵なコメントがもらえました。
今でも何か壁にぶちあたると弾く作品になりました。そして落ち込んでるときなど、感情移入できてまた新たな発見が芽生えたりもします。
曲は、その人によって様々な解釈があります。自己で表現が大事なことだとアメリカに来て特に学びましたが、楽譜に書かれている作曲者の暗号も紐解いていく必要もあります。
私にとってその暗号を解く鍵は、恩師であり、このCDのヴァイオリニストです。もちろん自分で暗号を解く必要もありますし、膨大な書庫や、スコアを見るのもやらなきゃいけないことなのだと思います。
この作品は、彼女が妊娠中のものです。臨月とは思えない弾きっぷりにただただ感動しました。
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