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大手住宅メーカーのモデルハウスを見学に行って、 フローリングの床を素足で歩いただけで、アトピー性の湿疹がでて、 モデルハウスの中に5分といられなかったという人もいます。 特にアレルギー症状や喘息のひどいお子さんの場合は、 住む人の問題だけでなく、これから通う学校の環境にも 困難が待ち受けているのではないかと心配されます。 地球温暖化や酸性雨、環境ホルモンによる影響。。。 便利さや利益を追求して、人間が生み出したさまざまなモノや技術が、 自然環境や人々の暮らしに深刻な影響を及ぼし始めています。 シックハウスは、新築やリフォームしたばかりの家に引っ越したときから、 室内にいると目がちかちかする、のどが痛くなる、咳が出る、 気分が悪くなる、頭痛がするといった症状に見舞われる、新しい病気です。 日本では、1990年代に入ってから、シックハウスによる健康被害が急増。 現在、日本人の5〜6%がシックハウスだといわれています。 医学の世界でも、シックハウスは少しずつ認知されるようになってきましたが、 診療できる医療機関はまだ少ないのが現状です。 同じ新築住宅でも発症する人としない人がいるため、 まさか自分の症状がシックハウスだと気が付かなかったいうケースも多いようです。 シックハウスの場合は、原因となっている家を離れれば症状はなくなります。
しかし、化学物質過敏症は、家を離れても症状は改善されません。 それどころか、外にも出られない状態。 一般の人が感じないほんのわずかな化学物質に反応して、 普通の暮らしができなくなってしまいます。 |
■『シックハウス』
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前回、「虫に悪いものは、人間の体にも良いとは言えない。」 と書きましたが、『逆に、虫や菌に侵されやすく、腐りやすい木は、 人の体にも優しいと言えます。』 例えば、クヌギやナラ、カバノキは、キノコを栽培する原木に
使われるくらい菌に侵されやすい。 毛虫が好むかどうかも、一つの基準になります。 殺菌、殺虫効果の高いヒノキやスギには毛虫は寄り付きませんが、 サクラは春になると毛虫だらけになりますし、マツはマツクイムシ に食い荒らされます。 毛虫が好む木は、外敵から身を守る毒をあまり持ってないということ ですから、人にも安全だと判断できるのです。 このような支店から、虫にも人にも優しい木のベストランキングは、 クヌギ、サクラ、ナラ、カバ、マツの順になります。 |
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日本人は、こういった植物の有用成分を生活の中に 巧みに利用してきました。 例えば、採ったばかりの松茸を、ヒノキの 葉にのせて運ぶ。 赤飯を折り詰めにするときは、くさりにくくするために、 上に殺菌効果のあるナンテンの葉をのせるなども同じ事です。 クスノキは殺虫効果が高いので、昔はクスノキの樹液から 着物の虫除けに使う樟脳が作られていました。 現在、普及している衣類の虫除けは、樟脳とよく似た化学式で 人工的に作った防虫剤が主流です。 蚊取り線香も、除虫菊の花に含まれる殺虫成分を利用して作られて いました。 天然の化学物質である植物の毒で虫が死ぬのは、その化学物質に 中枢神経を麻痺させる働きがあるから。 虫の場合、中枢神経が麻痺すると心臓が動かなくなって、 死んでしまうのです。 人間の場合は、中枢神経が少し麻痺しても、多少気持ちよく 感じるぐらいで、死ぬ事はありません。 ただし、シックハウスや化学物質過敏症を発症した人は、 化学物質に対する許容量が小さいので、すぐに症状がでてしまいます。 まさに、虫と同じぐらいのキャパシティーしかないと考えると わかりやすいと思います。 稀にある例外を除いては、
「虫に悪いものは、人間の体にも良いとは言えないのです。」 |
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・・・?(汚れるか、汚れないか?なのですか?) |
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木には、シロアリが好んで食べる木と食べない木があります。 「徳島県林業総合技術センター」と「京都大学木質科学研究所」 というとこで、住宅建材によく使われる、ヒノキ、スギ、ベイマツ、 ベイツガの心材を使って、このイエシロアリによる被害を実験 しています。(平成11年) 試験方法は、各心材(木口面100mm×100mm、長さ100mm)10体を、 イエシロアリ飼育槽上に3ヶ月設置し、1ヶ月ごとに目視観察に よる被害と、被害面数の測定を行い、質量減少率を求めています。 (飼育槽の環境は、気温28℃、湿度75〜80%、1飼育槽の シロアリ個体数50万〜100万頭。) その結果、これらの中で、ベイツガの心材の被害が度が最も高い ことがわかりました。 ヒノキとスギの心材の被害状況は、イエシロアリのくい痕が残る 程度で、ほとんど被害はみられませんでした。 食べかけては見たけれど、いただけない代物なので「や〜めた」 、というところでしょうか。。 ベイツガは、部分的に激しい被害が見られました。 平均被害面数は、ヒノキ心材0.5面、スギ心材0.6面だけ。 ベイツガは5.2面と被害面数が最も高く、1ヶ月でほんどの 面が被害を受けていました。 イエシロアリによる測定質量を減少率を見ると、スギやヒノキ の心材は、ほとんど被害がないぐらいの低い減少率でした。 一方、ベイツガは、3ヶ月で40%も質量が減少し、大きく
食害される危険性が指摘されています。 |



