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 パソコンのCPUといえばインテルか。あるいは互換のAMD。そういえば最近インテルのプロセッサーの新しい名前を聞かない。CPUがなければただの箱。吉野家で肉がなくなるような感じ… なるほど


パソコン値上がりの危機!頭脳「CPU」が世界中で足りない!


「CPU」はすべてのパソコンに使われており、様々な計算を瞬時に行い、各種装置を制御したりデータを処理する「パソコンの頭脳」とも呼ばれてる重要な部品です。そのCPUがいま、大変な事態となっています。まずは秋葉原にある、パソコンパーツ・周辺機器の専門店「ツクモeX」の紅谷達俊さんのお話。

★「CPU」が壊滅的にない
ツクモeX. 紅谷逹俊さん
「現在、インテルの主要どころの「CPU」が、生産調整・工場の調整のため、世界中で在庫が少なくなっている。去年の10月〜11月位から本格的に少なくなり、壊滅的にない。本当になくて半年ないようなレベル。今年いっぱいは大変な状況が続きます。パソコンは、1個の部品がないと作れないので、CPUがなくなるととてもとても困る。イメージでいうと、吉野家で肉がなくなるような感じ。市場価格は上がっているが、うちは値段を維持しながら、なくなったら「ありません」という状態。」

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“パソコンの頭脳”というほど重要な「CPU」

牛丼屋から肉がなくなると聞くとビックリですが、在庫が少なくなっているのは「インテル入ってる」でお馴染みの、アメリカのインテル社が生産しているCPU。インテルのCPUは世界中のパソコンの7割以上に使われていて、その在庫が壊滅的になくなっているということです。

今の時点では、パソコンの値段が上がるなどの影響は出ていませんが、台湾の調査会社は、今年7月〜9月の間にさらに深刻化するという予測を発表していて、今後影響してくる可能性があります。

★インテル、新型CPUの開発に失敗か?
では、どうしてこんなことになっているのか、インテルに何があったのか。この問題に詳しい、ITジャーナリストの井上トシユキさんに聞きました。

「インテルが「新型のCPUを作ります」と2〜3年前から言っているが、なかなか新型が作れていない。「遅れてます」とか、「作れていません」とハッキリ言わないので、各社、他のメーカーの同じ能力のものを代わりに使おうと、一斉にインテル以外のものを使い出

インテルは、2年ほど前から新型の開発に取り組んでいると発表していて、新しく発売されるパソコンには新型が使われる予定でしたが、一向に新型が出ないそうなんです。しかも、新型が出るのか出ないのかハッキリと発表していないため状況がよくわからないそうですが、新型を出す前に、すでに旧型の生産を減らしていたため、インテルのCPU不足が深刻になってしまいました。

そうなると、メーカーは、インテル以外のCPUを使い出しましたが、こちらも品薄に…。そんな悪循環に陥ってしまっています。しかもこれは、日本だけの話ではなく世界的な話なので、今後が心配です。

★iPhoneもインテル製のCPUを搭載
では、CPUがなくなるとどんなことに影響が出てくるのか、詳しく聞いてみました。

「CPUが足りないって言われて、ピンとこない話だと思っていたが、実は、iPhoneの新型のものに関しては「全部にインテルを搭載するよ」と発表されてしまっている。なので、iPhoneの新しいモデルの発表が遅れるという話も出てきている。実はiPhoneまで影響が及ぶかもしれない割と身近な話だということがわかった。」
次に出る新しいiPhoneすべてに、インテルのCPUが搭載される予定で、このままCPU不足が続けば、新しいiPhoneの販売時期にも影響が出てくる可能性も…。ちなみに、いま販売されているアップルのパソコンも、インテルのCPUを使っているので、アップルにとって、このCPU不足は大打撃となりそうです。

★Windows7のサポート終了と増税で「買い替えラッシュ」は必至
そしてアップルユーザーだけではなく、今年後半には、Windowsのパソコンを使っている人にも影響が出てくるかもしれません。秋葉原「ツクモeX」の紅谷さんのお話。

「10月に予定されている消費増税の前に買いたい人がいるので、増税前の9月ごろ。そして、来年1月の「Windows7」のサポート終了に合わせてラッシュが確定しているので、そのころにはモノが選べなくなる可能性がある。逆に、今はまだインテルのCPUが買えるので、欲しい方はラッシュが来る前にお早めに。」


来年1月に、「Windows7」のサポートが終了することがすでに決まっています。それまでに、「Windows10」が作動するパソコンに買い変える必要がある場合がありますが、企業のパソコンだと数十台を変える可能性もあります。パソコンは高価ですから、「それなら10月の増税前に変えた方がお得」という事情で、増税前に「買い替えラッシュ」が起こりそうということです。

その時にインテルのCPUがあるのか、ないのか…。まだ在庫のある今のうちに買っておく、という判断もアリなのかもしれません。

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 翔泳社…なつかしい出版社名。むかしよく参考書でお世話になった。
 先日三男に新幹線ビューポイントの記事の情報を送った。
突然だけれど電車好きの○○君に
今度銀座に行くときに…

この子連れ電車ビュースポットがすごい!有楽町「東京交通会館」

こっそり教えちゃうわ、都心の新幹線ビュースポット


なかなかよさそうやね。
よく横通るけど行ったことなかったわ。
今度行ってみる。


「ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書 大賞 2019」、投票数が多かった上位10冊「技術書・ビジネス書各ベスト10」を発表、大賞は「Developers Summit 2019」内で決定

 翔泳社が主催するイベント「ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書 大賞 2019」は、全国のITエンジニアが選んだ“おすすめ書籍”の投票を集計し、投票数が多かった上位10冊ずつを「技術書・ビジネス書各ベスト10」として、1月18日に発表した。

 「ITエンジニア本大賞2019 技術書部門ベスト10」は以下の通り。

『IoTの基本・仕組み・重要事項が全部わかる教科書』(SBクリエイティブ)
『エンジニアの知的生産術――効率的に学び,整理し,アウトプットする』(技術評論社)
『エンジニアリング組織論への招待 〜不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング』(技術評論社)
『カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで』(翔泳社)
『Clean Architecture 達人に学ぶソフトウェアの構造と設計』(アスキードワンゴ)
『ゼロから作るDeep Learning 2――自然言語処理編』(オライリー・ジャパン)
『テスト駆動開発』(オーム社)
『独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで』(日経BP社)
『ハードウェアハッカー〜新しいモノをつくる破壊と創造の冒険』(技術評論社)
『前処理大全[データ分析のためのSQL/R/Python実践テクニック]』(技術評論社)
 「ITエンジニア本大賞2019 ビジネス書部門ベスト10」は以下の通り。

『RPAの威力 ロボットと共に生きる働き方改革』(日経BP社)
『イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」』(英治出版)
『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』(SBクリエイティブ)
『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社)
『起業の科学 スタートアップサイエンス』(日経BP社)
『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』(東洋経済新報社)
『ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』(英治出版)
『ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70』(翔泳社)
『学びを結果に変えるアウトプット大全』(サンクチュアリ出版)
『やってはいけないデザイン』(翔泳社)
 「ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書 大賞 2019」には、前回の投票数を大きく上回る6000超のWeb投票が集まっており、大賞は2月14日に開催する総合ITカンファレンス「Developers Summit 2019」にて決定する。

 「Developers Summit 2019」では、Web投票数が特に多かった6冊(技術書・ビジネス書各3冊)の著者、編集者、訳者によるプレゼンテーションと書籍内容を参考に、特別ゲストとイベント観覧者による最終投票によって、技術書・ビジネス書の各大賞を決めるほか、特別ゲストによる特別賞の表彰も行う。

 なお、「Developers Summit 2019」における発表の様子は、ニコニコ生放送での配信を予定している。

Article copyright © 2019 Shoeisha Co., Ltd.

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 アナログコンピューター ? そんなものがあるのか。始めは歯車や真空管を、後にトランジスターを利用し、電圧などの測定値を計算結果としていた…ああ…
 ファジーコンピュータ…


0と1では解けない問題がある――アナログコンピューターが再び注目を集める理由とは

米ノートルダム大学の研究チームは、既存のデジタルコンピューターが苦手とする多変数問題について、アナログ「ソルバー」を利用することで、より最良の解を速く導くことができると発表した。研究成果は2018年11月19日の『Nature Communications』に掲載されている。

アナログコンピューターは20世紀初頭から中頃まで、潮位予測器や弾道計算機をはじめ、NASAの初期ロケットの打ち上げにも使われてきた。始めは歯車や真空管を、後にトランジスターを利用し、電圧などの測定値を計算結果としていた。例えば2つの数の和を計算したい場合、その2つの数に対応する電圧を加算するだけでよく、リアルタイムに結果が得られる。ただ、アナログコンピューターは変数の再設定が難しく、用途が限定されがちで、ノイズの問題もあることから、量産トランジスターや集積回路の台頭に伴い、より柔軟性のあるデジタルコンピューターに取って代わられた。

デジタルコンピューターの大きな特徴は、0と1というバイナリ(二進数)に依存していることで、プログラムがシンプルにできる一方、「NP(Non-deterministic Polynomial time、非決定性多項式時間)困難問題」を解くことができないという欠点がある。その例が「巡回セールスマン問題」だ。セールスマンがリストにある全ての都市を巡回して最初の都市に戻ってくるルートのうち、最も効率的なルートを求める問題だ。都市の数が増えると、指数関数的に難しくなる。

研究チームによると、こうした最適化問題は「ある答えを導いたとして、それが最適だと決定することができない。より良い解が存在しないと結論付けることは、その問題自体と同じくらい難しい」のだという。その解法のひとつとして、再びアナログコンピューティングに注目が集まっている。

研究チームは、常微分方程式(ODE)に基づく連続時間決定論的システム(CTDS)をアナログソルバーとして、様々なNP困難問題の検証をした。統計的分析を利用するこのソルバーは、デジタル処理よりも速く最適解を予測できる可能性があるとしている。今回はデジタルコンピューター上で数値的な実装を行ったが、今後はさらに速く効率的に動作できるアナログ回路に直接実装したいと考えている。

NP困難問題を解くことができれば、スケジューリング、タンパク質の折り畳み問題、生物情報学、医療用画像処理など、多変数を必要とする問題においてより良い解を得られる可能性がある。研究チームは「ノイズ制御といった問題も解決する見込みだ。アナログコンピューターは今のコンピューターよりずっと良い働きをするだろう」と期待をこめている。

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 一位でなくちゃいけないんですか。二位じゃ駄目なんですか。
 スーパーコンピューター「京」が8億年かかる計算を、1秒で処理できる… 量子コンピューターに近い処理能力を、富士通は既存技術の延長線上で可能にした。
 8億年が1秒  ただただ笑っちまうしかない…


スパコンが8億年かかる計算を1秒で解く国産チップの驚異的潜在力

週刊ダイヤモンド編集部 

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東 圭三(富士通AIサービス事業本部長) Photo by Masato Kato

 富士通の異才研究者がそのチップを作ったとき、誰もその潜在力を理解していなかった。2016年に試作品ができたそのチップの名は「デジタルアニーラ」。スーパーコンピューターを凌駕する処理能力を持つ量子コンピューターの動作原理を、既存技術のデジタル回路で実現したものだった。

 米グーグルや中国アリババなど名だたる企業が開発競争を繰り広げる量子コンピューターに近い処理能力を、富士通は既存技術の延長線上で可能にした。その計算速度は、富士通などが開発したスーパーコンピューター「京」が8億年かかる計算を、1秒で処理できるという驚異的なものだ。

 だがチップができた当初、その事業化を任された東圭三も、「魔法の箱みたいだ」とぴんときていなかった。京の開発に携わった東ですら、デジタルアニーラの可能性を理解するのは難しかったのだ。

 翌17年4月、東はデジタルアニーラの潜在力を出張先のカナダで知ることになる。

「すぐにでも事業化できる」。現地のソフトウエア会社、1QBitの幹部がデジタルアニーラの性能に舌を巻いた。

 1QBitは量子コンピューター向けのソフトを開発していたが、現状の量子コンピューターは発展途上で、実社会の課題を解決するには限界があると感じていた。


競合は着々キャッチアップ 収益化へスピード維持が課題
 それに対し、デジタルアニーラのチップは複雑な問題に適用しやすい構造になっていた。

 その特長を示すキーワードが“全結合”だ。例えば、複数の都市を回る営業担当者が、どの順番で巡回するのが効率的かを算出する問題で、全都市の経路がつながる前提で計算できる。これはデジタルアニーラ内の全メモリー同士が自由に信号をやりとりできる全結合型だからだ。

 ところが、競合するコンピューターは、東京は横浜とつながっていても、大阪とはつながっていないといった制約があり、一口で言えば使いづらいのだ。

 人工知能(AI)に匹敵する柱に育つかもしれない──。1QBitから想定外の評価をもらい、東は技術者としての興奮を覚えていた。と同時に、焦燥感もあった。

 ハードウエアはできたが、顧客に使ってもらうためのソフトの開発は東の双肩にかかっていた。「本物の量子コンピューターの産業界への適用には10〜20年かかる」とみていたが、競合他社は日本の金融機関と実証を始めるなど着々と歩を進めていた。デジタルアニーラの成功にはスピードが不可欠だった。

 富士通にとってもデジタルアニーラの事業化は急務だった。長らく海外事業が低迷していた同社は世界に打って出るための目玉技術を喉から手が出るほど欲していた。

 役員からねじを巻かれた東は、1QBitとソフトウエアの共同開発に向けた覚書の締結を実質2週間でやってのけた。相手先から「大企業にあるまじきスピードだ」と驚かれるほどだった。

 東の部下は、1QBitから出された合意文の修正案を検討する会議に、東が難解な英文を全て理解して臨んできたことに驚いた。「指揮官は部下から報告を受けて理解するのが通常のやり方。この人のスピード感は他とは違う」と息をのんだ。

 東は覚書の締結から4カ月後には一部顧客へのサービス開始にこぎ着けた。顧客がネット上でプログラムを書き、デジタルアニーラを動かせるクラウドサービスを始動させたのだ。


こてこての“スーパーマン”がチーム力で顧客を開拓する

 そもそも東は“スーパーマン”と呼ばれた天才肌の技術者だ。

 サーバー用のOSを開発していたころは、トラブル対応の“最後のとりで”だった。顧客対応の現場技術者が匙を投げたトラブルでも諦めなかった。同様に、「部下に対しても突き放さず、他人のレベルまで下りて指導する」(富士通社員)ことで人望を得てきた。

 東には意外な側面もある。実は、たこ焼き屋が夢で、ビジネスプランまで持っている“こてこて”の大阪人なのだ。さらに世話好きの大阪人らしさも備える。元部下の男性社員は10年前に風邪で会社を休んだ際、東から電話で「食料を買っていくぞ」と言われ、そのウエットな一面に驚いたという。

 現在、東が指揮するAIサービス事業本部は社の未来を左右するデジタルアニーラやAIなどを統括する。精鋭の技術者ら240人から成る同本部は競争が激しく、さぞ潤いのない職場かと思いきや、そうでもないらしい。

 その要因として、東が気遣い屋だからということもあるようだ。毎朝、オフィスの自席に行く道順を変え、できるだけ多くの社員にあいさつしたり、飲み会で全席を回って話を聞いたりする。そのためか「東のチームはベクトルが合えばとてつもない力を出す」といわれる。

 目下のところ、最重要のミッションはデジタルアニーラの活用事例を増やすことだ。

 富士通グループの工場でデジタルアニーラを使い、倉庫で部品を集める手順などを最適化したところ、作業員の移動距離を45%短縮できた。こうした事例を武器に他社に売り込みを掛ける。

 顧客となる金融機関は分散投資における最適な銘柄の組み合わせを知るために、製薬会社は創薬のヒントとなる医薬品と似た分子構造を持つ物質を探すために、デジタルアニーラに期待する。

 顧客と話していると、金融工学などの専門知識を求められ四苦八苦することも多いが、東は「他分野の知見がある人も加えて、事業化をやり遂げられるチームをつくる」と自信を見せる。

 事業拡大フェーズで失速すれば努力が水泡に帰す。たこ焼き屋の夢がかなうことは当分なさそうだ。(敬称略)

(「週刊ダイヤモンド」編集部 千本木啓文)

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写真提供:FUJITSU
【開発メモ】新型コンピューター「デジタルアニーラ」
 量子コンピューターによる高速計算を可能にする“量子の振る舞い”を、既存技術であるデジタル回路で実現したプロセッサー。従来のコンピューターは情報を「0」か「1」に置き換え、逐次処理するが、デジタルアニーラは量子コンピューターのように、「0」でもあり「1」でもあるという状態を可能にし、並列的に情報を処理できる。

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 昔、インターネット通信に関して専門的な本を読んでみた。ちょっと突っ込んだ話になるとワケが分からん。


電話の会話やメールの写真はどうして送れる? 電波ってどういう仕組み

2018.05.07提供:マイナビ進学編集部
     
普段何気なく使っている電話やメール。皆さんは「どうして遠くの人とやりとりできるんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか? 目に見えない電波を使った通信を使って、なぜ情報を送ったり受け取ったりできるのか不思議ですよね。

情報通信技術はここ30年だけを見てもすさまじい発展を遂げています。こうした技術の中心にある「情報の運び方」は、実は「引っ越し」とよく似ているのです。

この記事をまとめると

通信技術はこの30年で大きく進化した
情報を電波に載せるためには「変調」という技術が必要
情報の届け方や通信方法を研究・開発する学問が「通信工学」


1Gから5Gへ! 通信技術が大きく進化している

「30年間でおよそ10,000倍」。これが何の数字か分かりますか?

正解は通信速度の進化を表す数字です。今でこそスマホやパソコンで当たり前のように使っているインターネットですが、登場したのはごくごく最近のことです。1980年の携帯電話は何とかばんくらいの大きさで肩からかけるタイプのもの。重さはおよそ3キログラムもありました。そう考えると、この30年で通信技術が大きく進歩していることが分かります。

この当時の通信技術は「1G」と呼ばれていました。「G」というのは「世代」を指す「ジェネレーション(generation)」の頭文字です。そして現在は「4G」に進化しており、Wi-Fiスポットが駅や空港、カフェなどいろいろなところにあります。無線LANへ接続しやすい環境がどんどん整ってきているのです。

2020年には、次世代移動通信システムである「5G」が実用化されると見込まれています。5Gの導入で無線LANの接続可能数が1,000倍に増え、さらに大容量の情報を高速に扱えるようになります。5Gの世界では、「単にインターネットへの接続が便利になる」だけでなく、スポーツ中継をホログラムで映し出せたり、ロボットの遠隔操作も小さなタイムラグで行えるようになったりするといわれています。

メールで写真を送ったり、FAXを送ったり、電話で声を送ったり……などなど、そんな現代では不可欠である通信技術ですが、そもそもどうやって情報を遠くへと送っているのか、気になりませんか?


電波に情報をのせる「変調」とはどんな技術?

電話やテレビは、電波にのって送られてくる情報をキャッチすることで遠くの声を聞くことができ、映像を見ることができます。

分かりやすくイメージするために「引っ越し」を思い浮かべてみてください。引っ越しをするときは、トラックに荷物を積んで目的地まで運びますが、トラックが「電波」の役割を果たしていて「搬送波」と呼ばれています。

しかしどんなものでも電波にのせられるわけではありません。つまり引っ越しをするとき、大きなものは解体し小さいものは段ボールに詰め込まないと、トラックで運べないのと同じことです。そこで電波にのせられるように情報を「荷造り」する必要があります。荷造りに当たる作業が「変調」です。具体的にどういうことかというと、電波で送られる情報は波の形をしているので、搬送波に合わせて波の形を加工するのです。

そしてせっかく送ったものはしっかり受け取らなければ、何の役にも立ちません。これを引っ越しで例えるなら荷造りした荷物の「荷解き」に当たる作業です。送られてきた情報を受け取る作業のことを「復調」とよびます。

このように、私たちが当たり前のように使っている電話やテレビは、「荷造り→搬送→荷解き」という作業を経て手元に届いているのです。


通信技術を支える仕組みを研究する「通信工学」

変調は通信技術における基本的な技術です。そして「より早く、よりたくさんの情報」を運ぶ方法を開発するため、世界中で日々研究されています。その内容は変調技術のように「情報の効率的な荷造り」についてもあれば、その情報を運ぶ高速道路(例えば無線LAN)などの環境の整備などについての研究もあります。

変調技術の使用例として身近なものにラジオがあります。ラジオには、AM放送とFM放送がありますが、これは2通りの変調が使われていることを意味します。主に振幅(Amplitude)を加工するのが「AM」で、主に周波数(Frequency)を加工するのが「FM」です。AMラジオは放送範囲が広いけれどノイズが多く、FMラジオは、ノイズは少ないけれど放送範囲が狭いという特徴があるのは、情報を届ける方法が違うからなのです。

こうした情報通信技術の仕組みについて研究する学問を「通信工学」といいます。通信工学は主に工学部の情報学科や情報工学科で学ぶことができます。効率的な情報のやり取りを実現する仕組み作りだけでなく、不正アクセスなどを防ぐためのセキュリティ技術の研究なども行っております。今回は荷造りに例えて変調の説明をしましたが、「どうやって荷解きをするのか」がセキュリティで、これはいわゆる「暗号技術」に当たります。

ますます発展するこの情報社会で、最新の情報通信に関わりたいと考えている人はぜひ学びたい学問です。

通信工学の学問分野では数学を軸として通信技術の理論を学んだり、電子回路やプログラミングなどの実習を通して実践的なスキルを身に付けたりすることができます。普段何気なく利用している通信の世界に興味が湧いた人は、ぜひその仕組みについて学んでみてはいかがでしょうか。


【参考文献】
ITmedia ビジネスオンライン
札幌市青少年科学館
総務省
ASCII.jp
NTT東日本
ビジネス+IT
mineo




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■「"予感"の時代」(1988〜1985)
日本でショルダーホンがこの世に産声をあげたのが1985年。ようやく電話機を戸外に持ち出せるようになったものの、重さは3kgと超重量級なうえに、大変高価なものでした。まだまだ簡単に買えるようなものではありませんでしたが、誰もが期待に胸を躍らせていたものです。きっとこれからコミュニケーションは変わる。誰でも"電話機を携帯"できる時代がすぐそこまできている! ということに。


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