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			<title>私的な心と詩的な表象</title>
			<description>気の向くままに書いています。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/eternal0829</link>
			<language>ja</language>
			<copyright>Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.</copyright>
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			<title>私的な心と詩的な表象</title>
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			<description>気の向くままに書いています。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/eternal0829</link>
		</image>
		<item>
			<title>段ボール箱の上のパソコン</title>
			<description>こうして再びここに来てみると、瞬間不思議な感覚にとらわれた。&lt;br /&gt;
そう、故郷に帰って来たみたいな。&lt;br /&gt;
それも変な話なんだけれど、確かにそんな風に感じたんだから仕方がないと思う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
というわけで……。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
最後の記事から三ヶ月とちょっとぐらいだろうか。&lt;br /&gt;
多分そのぐらいだろう。&lt;br /&gt;
ふうん、三ヶ月か――。&lt;br /&gt;
長いようで短い。短いようで長い。&lt;br /&gt;
伸び縮みする時間ってやつは……。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
とにかく――。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
僕は今、以前住んでた県の隣の隣の神奈川県にいる。&lt;br /&gt;
一人で暮らしている。&lt;br /&gt;
冷蔵庫のぶうんという唸りを聞きながら、ダンボールの上に置かれたノートパソコンの&lt;br /&gt;
キーボードを叩いている。&lt;br /&gt;
時々、煙草を吸い、時々ペットボトルの水を飲んでいる。&lt;br /&gt;
ゴミの分別が大変で、よく苛々する。&lt;br /&gt;
洗濯物が外に干せなくてたまに悲しくなる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
でも、とりあえず生きている。&lt;br /&gt;
一応働いている。&lt;br /&gt;
パチンコなんかもしたりして。&lt;br /&gt;
それなりに人生を楽しんでいるようにも見える。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ふう。&lt;br /&gt;
でも本当に変な感じ。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/eternal0829/37527295.html</link>
			<pubDate>Wed, 12 Jul 2006 22:28:24 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>Hp</title>
			<description>今日、精神病院に行ってきた。&lt;br /&gt;
急な坂道を車で登っていくと、その病院はある。&lt;br /&gt;
周りを雑木林に囲まれながら聳え立っている。&lt;br /&gt;
築何百年かと思うほど古い。&lt;br /&gt;
赤いぴかぴかのオープンカーさえも、何故かひどく古いもののように感じられた。&lt;br /&gt;
隔絶された場所、僕はそう思った。&lt;br /&gt;
かなり広大な敷地にいくつもの病棟が建っている。&lt;br /&gt;
右手に見える病棟は薬物依存の患者のための病棟だと隣にいる人が教えてくれた。&lt;br /&gt;
僕は、何故かひどく怖くなった。&lt;br /&gt;
現実が僅かに歪む気がした。&lt;br /&gt;
ここで20年とか30年生活している人もいる。&lt;br /&gt;
僕はそういう人たちのことを想った。&lt;br /&gt;
アドレセンスとでも言うべきものを、白衣を着た人間にぽいっと捨てられた人たち。&lt;br /&gt;
何かが間違っているのだろう。&lt;br /&gt;
でも、僕には結局何が間違っているのかが分からなかった。&lt;br /&gt;
もし、彼らが正しくて不当に貶められているのだとしたら、僕の存在が間違っていることになるような&lt;br /&gt;
気がするのだ。&lt;br /&gt;
僕はこちら側にいて、彼らはあちら側にいると多分僕は思っている。&lt;br /&gt;
きっと、僕はあちら側に行くことはなく、彼らはこちら側に来ることはないと僕は思っている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
日が暮れると、僕は病院の屋上から街を眺めた。&lt;br /&gt;
遥か下に見える街は、無数の明かりを浮かべていた。&lt;br /&gt;
あの明かりの下では、おそらくまともな人々が笑っている。&lt;br /&gt;
彼らがこの場所から見下ろしていることも知らずに。&lt;br /&gt;
僕がこの場所から見下ろしていることも知らずに。&lt;br /&gt;
彼らは笑っているのだ。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/eternal0829/29580341.html</link>
			<pubDate>Fri, 24 Mar 2006 00:44:54 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>涙</title>
			<description>あたしは時々泣いちゃう、わけもなく。&lt;br /&gt;
でも勘違いしないでって感じ。&lt;br /&gt;
別に悲しくて泣いてるわけじゃないんだ。&lt;br /&gt;
友達と喫茶店でパフェを挟んで楽しく会話をしている時にも泣いたりする。&lt;br /&gt;
それもぽろぽろじゃない、わーっと。&lt;br /&gt;
あたしおかしいのかなって思うけど、止まらないんだよね。&lt;br /&gt;
そんな時友達はこういう風に言う？&lt;br /&gt;
「あれなの？」って。&lt;br /&gt;
生理じゃないっての、馬鹿みたい。&lt;br /&gt;
でも、確かにあれなんだよね。&lt;br /&gt;
あれってなんだろう。&lt;br /&gt;
わけわかんないよ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
満員電車の中で泣いたこともある。&lt;br /&gt;
ドアに寄りかかって、外の景色を見てたら涙が出てきた。&lt;br /&gt;
なんていうか、いきなりテロリストがダムを爆破したみたいに。&lt;br /&gt;
隣にいた人はぎょっとしてた。&lt;br /&gt;
当たり前だよねって思う。&lt;br /&gt;
小娘が失恋でもして泣いてるのかって思ったのかもしれない。&lt;br /&gt;
受験の面接の時もいきなり涙がでてきたっけ。&lt;br /&gt;
面接官は戸惑ってた。&lt;br /&gt;
あたしは言ったんだ、気にしないで下さいって。&lt;br /&gt;
そしたら面接官は、もういいから帰りなさいって言った。&lt;br /&gt;
どうしてそんなこと言うんだろう。&lt;br /&gt;
こんなの気にすることじゃないのに。&lt;br /&gt;
わけわかんない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
元彼はあたしのこんな姿を見て、「トラウマでもあるんじゃねえの？」って言った。&lt;br /&gt;
馬鹿じゃないか、こいつはってあたしは思った。&lt;br /&gt;
でも、ほんとはトラウマとかっていうやつがあるのかな。&lt;br /&gt;
よくわかんないけど。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
でも、最近少しだけ分かったような気がする。&lt;br /&gt;
何が分かったかっていうと…上手く言えないんだけど。&lt;br /&gt;
ただね、あたしは乖離っていうのかな。&lt;br /&gt;
悲しみと涙が乖離しちゃったような気がする。&lt;br /&gt;
ぷっつり切れちゃって、びゅ～んと離れちゃって。&lt;br /&gt;
きっとあたしの悲しみは遥か遠い星にある。&lt;br /&gt;
夜空を見上げると、鼻くそみたいに見える遠い星に。&lt;br /&gt;
そこであたしの悲しみは乾いてるんだ。&lt;br /&gt;
涙に包まれることもなくね。&lt;br /&gt;
そう思うと、あたしはあたしの悲しみに対して申し訳ない気持ちになる。&lt;br /&gt;
でも、あたしだって可哀そうじゃんって思うよ。&lt;br /&gt;
わけもなく泣いたり、悲しみの為に涙なしで悲しんだり。&lt;br /&gt;
この世界、なんかおかしいんじゃないかって思うし。&lt;br /&gt;
あたしだけがどこか狂ってるんじゃないかとも思う。&lt;br /&gt;
なんかわけわかんないこと言っちゃってごめん。&lt;br /&gt;
忘れていいよ。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/eternal0829/29443048.html</link>
			<pubDate>Wed, 22 Mar 2006 21:30:06 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
		</item>
		<item>
			<title>雨降りと本当の想い</title>
			<description>黒い春――。&lt;br /&gt;
いつかそんな言葉を何処かで使ったことがある。&lt;br /&gt;
確かに、それは本当に黒い春だったのだ。&lt;br /&gt;
漆黒の桜の花びらがひらひらと揺れていた。&lt;br /&gt;
新入生の影が妙に長かった。&lt;br /&gt;
胃の中に黒い液体が入っているような気がした。&lt;br /&gt;
世界は、その時確かに黒かった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今、僕はそういった世界を思い出している。&lt;br /&gt;
なぜだろう。&lt;br /&gt;
やはり僕には日の光が当たる世界は似合わないのだろうか。&lt;br /&gt;
笑顔を見せようとしてもぎこちない。&lt;br /&gt;
人に安心を与えることのできない笑顔なんて何の役にも立たない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
最近、過去のことを思い出そうと試みる自分がいる。&lt;br /&gt;
でも、よく思い出せないのだ。&lt;br /&gt;
少しずつ自分を見失っている気がする。&lt;br /&gt;
いや、見失っているのではない、失っているのだ。&lt;br /&gt;
僕は言いたい。&lt;br /&gt;
一年前、僕が初めてここに来た時に綴ったものこそが本当の僕だと。&lt;br /&gt;
どこか暗くて、いつも影に支配されそうな弱い人間こそが僕なのだ。&lt;br /&gt;
開き直っているのではない、確かにそうなのだ。&lt;br /&gt;
そして、今僕はそれを失いつつある。&lt;br /&gt;
ぎこちない笑顔によって、あるいは単調に過ぎ行く時間によって。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
外は雨降りだ。&lt;br /&gt;
そして、僕が本当の想いを書くのも、いつも雨降りだ。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/eternal0829/28789933.html</link>
			<pubDate>Thu, 16 Mar 2006 21:01:11 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>老婆</title>
			<description>セルフスタンドで原付にガソリンを入れている時だった。&lt;br /&gt;
目の前を走る県道の縁石に老婆が腰掛けている。&lt;br /&gt;
俺はガソリンの入り具合を気にしながら彼女を見た。&lt;br /&gt;
膝に両手を置き、ぼおっと前を見つめている。&lt;br /&gt;
何をしているんだろうと俺は思った。&lt;br /&gt;
ガソリンが入りきったのを確かめて、料金を払った。&lt;br /&gt;
手が少しガソリン臭い。&lt;br /&gt;
俺は原付を空いたスペースに置いて煙草に火を点けた。&lt;br /&gt;
そして老婆の側に寄っていく。&lt;br /&gt;
彼女は俺に気づいていないようだ。&lt;br /&gt;
見えていないということはないだろう。&lt;br /&gt;
ただ、俺という存在に彼女は注意を払っていないだけだ。&lt;br /&gt;
「ばあさん、そんなとこで何してんだ？」と俺は言った。&lt;br /&gt;
彼女は少し首を動かして俺の方を見た。&lt;br /&gt;
「アヒルを見てるのさ。」と彼女は言った。&lt;br /&gt;
もちろんアヒルなんて見えない。&lt;br /&gt;
見えるものと言えば、スタンドに止めてあるバイクと車ぐらいのものだ。&lt;br /&gt;
「そんなものいねえよ。」&lt;br /&gt;
俺はそう言って灰を落とした。&lt;br /&gt;
灰は道路を走る車が起こす風に飛ばされ、一瞬のうちに消えた。&lt;br /&gt;
いくつものエンジン音が老婆の背後を移動する。&lt;br /&gt;
青空に浮かぶ太陽は少し傾き始めていた。&lt;br /&gt;
「あの子はガー子っていうんだ。」と老婆は笑顔で言った。&lt;br /&gt;
俺はその瞬間こいつを蹴飛ばしてしまおうかと思った。&lt;br /&gt;
見えもしないものに名前なんてない。&lt;br /&gt;
けたたましい音を立てて猛スピードで走っているフェアレディZがいた。&lt;br /&gt;
うるさかった。&lt;br /&gt;
だから俺は「うるせえっ」と叫んだ。&lt;br /&gt;
その瞬間老婆はびくっと体を動かした。&lt;br /&gt;
そして、俺は彼女が首から提げているネームプレートらしきものにようやく気がついた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「もしもし、波沢ですが。」&lt;br /&gt;
中年の女性の声が聞こえる。&lt;br /&gt;
「波沢ミツさん、あんたんとこのばあさんだろ？」と俺は言った。&lt;br /&gt;
「ルート４２２の歩道で座りこんでんだよ。」&lt;br /&gt;
相手は沈黙した。&lt;br /&gt;
「もしもし？」と俺は苛立ちながら言った。&lt;br /&gt;
「ちょっとお待ちくださいね。」と相手の女は言った。&lt;br /&gt;
どうやら側にいる誰かに事情を話しているらしい。&lt;br /&gt;
会話が僅かに聞こえてくる。&lt;br /&gt;
何秒か後、電話口の向こうから「車にでも轢かれちまえばいいのになぁ。」という声が聞こえた。&lt;br /&gt;
それをたしなめるように、女が声を荒げる。&lt;br /&gt;
俺はその瞬間携帯電話を切った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
俺はスタンドで缶コーヒーを二本買ってきて一本を老婆にやった。&lt;br /&gt;
老婆は珍しいものでも見るように缶コーヒーを眺めた後、一口飲んだ。&lt;br /&gt;
「うまいか？」と俺は訊いた。&lt;br /&gt;
老婆は「うまい」と答えた。&lt;br /&gt;
こいつの存在はどんな意味を持つのだろうと俺は思った。&lt;br /&gt;
頭がいかれて、ふらふらと街を彷徨い、また家に連れ戻される。&lt;br /&gt;
挙句の果てに轢かれちまえばいいときた。&lt;br /&gt;
要するにこいつも誰からも必要とされていないというわけだ。&lt;br /&gt;
何十年か前は綺麗に化粧でもして、周りの人間にちやほやされてたのかもしれない。&lt;br /&gt;
でも、今のこいつはただの老婆だ。&lt;br /&gt;
誰からも必要とされず、また誰かを必要とすることも忘れている。&lt;br /&gt;
俺は軽く舌打ちした。&lt;br /&gt;
なんだよ、俺と同じじゃねえか。&lt;br /&gt;
なぜか俺は哀しくなった。&lt;br /&gt;
ずっとそこにあった哀しみに、たった今気づいたみたいな気がした。&lt;br /&gt;
馬鹿だな、俺は――。&lt;br /&gt;
「なあ、ばあさん……」と俺は言った。&lt;br /&gt;
「仲良くしようぜ。」&lt;br /&gt;
老婆はまるで俺の声が聞こえないみたいに、ただ前を見つめていた。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/eternal0829/27905633.html</link>
			<pubDate>Thu, 09 Mar 2006 00:52:09 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
		</item>
		<item>
			<title>パラレルワールド</title>
			<description>今日は山手線の方が僅かに早い。&lt;br /&gt;
僕は一番後ろの車両に乗った。&lt;br /&gt;
ドアが閉まる少し前に隣のホームに京浜東北線の電車が入ってきた。&lt;br /&gt;
僕は窓に寄りかかるように立ち、外を眺める。&lt;br /&gt;
暫くすると京浜東北線の電車が真横に来た。&lt;br /&gt;
いつもの通りだ。&lt;br /&gt;
僕が京浜東北に乗っていれば、同じように山手線が真横に来る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
いつものように僕は思った。&lt;br /&gt;
隣の電車に乗る人々の顔を眺めながら。&lt;br /&gt;
ある人は本を読み、ある人はこちらを見つめている。&lt;br /&gt;
あなたたちは何処の世界に住んでいるのか。&lt;br /&gt;
僕は思う、僕は考える。&lt;br /&gt;
世界にも同じように何本もの電車が今みたいに走っているのではないかと。&lt;br /&gt;
あの時、見捨てた僕自身が何も言わずに隣の電車に乗っているのではないかと。&lt;br /&gt;
何本もの電車が並んで走っている。&lt;br /&gt;
あるものは現実で、またあるものは虚構だ。&lt;br /&gt;
果たして両者の違いは何か。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もし、あの時僕が彼女を引き止めていたら、僕は隣の電車に乗っていたのではないか。&lt;br /&gt;
もし、僕があの時あの場所で涙を流さなかったら僕は別の電車に乗っていたのではないか。&lt;br /&gt;
もし、もし、もし――。&lt;br /&gt;
限りない「もし」が続き、僕はいつものように途方に暮れる。&lt;br /&gt;
一体何をもってして、この世界が現実だと言えばいいのだろうか。&lt;br /&gt;
確固たるものは何もない。&lt;br /&gt;
軽い眩暈がした。&lt;br /&gt;
停車駅を告げるアナウンスと同時だった。&lt;br /&gt;
僕は軽く目を閉じ、いくつもの世界が不器用に並ぶ様を頭の中で振り払い電車を降りた。&lt;br /&gt;
でも、もちろん何も解決はしない。&lt;br /&gt;
明日もまた僕は途方に暮れる。&lt;br /&gt;
それは哀しいことなのだろうか。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/eternal0829/27641746.html</link>
			<pubDate>Mon, 06 Mar 2006 20:27:48 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>閉ざされたもの</title>
			<description>何かを深く考えることが少なくなってきているように思う。&lt;br /&gt;
否、そういう言い方は適切ではないのかもしれない。&lt;br /&gt;
多分、僕は深く考えることができなくなっているのだ。&lt;br /&gt;
もちろん実際的なことは問題なく考えられる。&lt;br /&gt;
今日は何時の電車に乗ろう、何を食べよう、そういうことに関しては問題ない。&lt;br /&gt;
まあ、それは当たり前だ。&lt;br /&gt;
そういうことが考えられなくなったら生活というものは破綻するのだから。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
毎日何の為にこんなことをしているんだろう。&lt;br /&gt;
こういう問い。&lt;br /&gt;
今ではあまり持たない。&lt;br /&gt;
難しいことは考えなくても良い。&lt;br /&gt;
答えのない問いには答える必要はない。&lt;br /&gt;
こういうことを言っている自分が何処かにいる。&lt;br /&gt;
今ももちろん僕のすぐ側に。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
考えてみると（今僕は深く考えているのだろうか、それはよくわからない）&lt;br /&gt;
こういう事態は非常に恐ろしいことのように思う。&lt;br /&gt;
まるで自分が自分でなくなってしまったかのような。&lt;br /&gt;
僕が今まで書いてきたものの中で軽蔑すべき対象となってきた人間、きっと僕はそういう人間に&lt;br /&gt;
なりかけている。&lt;br /&gt;
やはり恐ろしいことだ。&lt;br /&gt;
でも、だからと言って僕に何ができるだろう。&lt;br /&gt;
月曜日になれば、また仕事が始まる。&lt;br /&gt;
僕は何も考えずに行動するだろう。&lt;br /&gt;
朝は原付に乗り、昼には給食を食べ、そして夜は泥のように眠るだろう。&lt;br /&gt;
時は過ぎていく。&lt;br /&gt;
何も言わずに。&lt;br /&gt;
もし、僕が何も気づかず何も言わなければ、彼らは僕に対してどんな言葉をも発しないだろう。&lt;br /&gt;
では僕は今すぐにでも彼らに向かって何かを訴えれば良いのだろうか。&lt;br /&gt;
しかし、僕は躊躇う。&lt;br /&gt;
何故なら彼らに言うべき言葉が見つからないのだ。&lt;br /&gt;
それは薄いグレーの膜にしっかりと閉ざされている。&lt;br /&gt;
今の僕には見ることも障ることもできない。&lt;br /&gt;
もちろん触らなくても生きていける。&lt;br /&gt;
しかし、とやはり僕は思うのだ。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/eternal0829/27459820.html</link>
			<pubDate>Sun, 05 Mar 2006 00:19:38 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>フレックス定期券</title>
			<description>TOKIOの曲が何秒か流れる。&lt;br /&gt;
オルゴールバージョンというのだろうか。&lt;br /&gt;
そして新幹線は次第に加速していく。&lt;br /&gt;
僕は煙草にゆっくりと火を点け、足を組む。&lt;br /&gt;
好きな時間だ。&lt;br /&gt;
乗っている時間は僅か20分だけ。&lt;br /&gt;
でも、僕はその僅か20分が好きだ。&lt;br /&gt;
何も考えなくて良い時間。&lt;br /&gt;
ただ都心の高層ビル群を眺め、古びた家並みを眺め、そして眼下を流れる川を見下ろす。&lt;br /&gt;
座席のテーブルの上に置かれた缶コーヒーを時々思い出したようにとり、少しだけ飲む。&lt;br /&gt;
本当に僅かな時間だけれど、それでもリラックスできるというのは良い。&lt;br /&gt;
明日もまた僕は新幹線に乗る。&lt;br /&gt;
ビルの窓には何が映るだろう。&lt;br /&gt;
どんな人々が街を歩くだろう。&lt;br /&gt;
川はどんな光を反射するだろう。&lt;br /&gt;
そして僕は何を思うのだろう。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/eternal0829/27222296.html</link>
			<pubDate>Thu, 02 Mar 2006 20:27:58 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>揺れるゆで卵</title>
			<description>車内は平日ということもあり、空いていた。&lt;br /&gt;
座席をいくつか占領して寝転がれるぐらいだ。&lt;br /&gt;
もっとも、そんなことはしないが。&lt;br /&gt;
子どもの時ならしていたはずなのになと僕は思った。&lt;br /&gt;
年をとるにつれて何か余計なものがまとわりついてくる。&lt;br /&gt;
かといって、それらを全部放り投げられるほど人は強くない。&lt;br /&gt;
否、僕はというべきか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
僕はボックス席の窓際に座っていた。&lt;br /&gt;
隣には誰もいない。&lt;br /&gt;
時々、車内販売のワゴンが脇をガラガラと音を立てながら通り過ぎる。&lt;br /&gt;
ワゴンを押す女性の言葉には、僅かながら訛りがあった。&lt;br /&gt;
そして、そのことは僕を苛々させた。&lt;br /&gt;
どうしてだろう。&lt;br /&gt;
景色は単調なものだ。&lt;br /&gt;
田んぼがあり、畑があり、古びた家が並んでいる。&lt;br /&gt;
軽トラックが細い道路をゆっくりと走っている。&lt;br /&gt;
カラスが何羽か飛んでいる。&lt;br /&gt;
遥か先に見ることが出来る山にはまだ雪が残っている。&lt;br /&gt;
瞬きをしても景色は変わらない。&lt;br /&gt;
多分、目的地に着くまで、ずっと同じだろう。&lt;br /&gt;
僕はそう思い、目を閉じた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
何かが落ちる音がした。&lt;br /&gt;
ガシャンという音だったかもしれないし、バシャンという音だったかもしれない。&lt;br /&gt;
外の景色のような単調な眠りから覚めた。&lt;br /&gt;
「あらあら。」という声が聞こえた。&lt;br /&gt;
声のする方を向くと、そこには着物を着た高齢の女性がいた。&lt;br /&gt;
彼女は僕が座っているボックス席に来て、屈みこんだ。&lt;br /&gt;
何をしているのかとしばし眺めていたが、そのうち、僕は彼女が零れたお茶を拭いている事に気づいた。&lt;br /&gt;
零れたのは僕のお茶だった。&lt;br /&gt;
眠っている間に、テーブルからペットボトルが落ちたらしい。&lt;br /&gt;
キャップは閉めてなかったのだろうか。&lt;br /&gt;
僕は「すみません」と言い、バッグからポケットティッシュを出して一緒に拭いた。&lt;br /&gt;
幸い零れたのは大した量ではなかったので、作業はすぐに終わった。&lt;br /&gt;
「ありがとうございました。」&lt;br /&gt;
僕はそう言って頭を下げた。&lt;br /&gt;
「いいえ。お疲れなんでしょう？随分気持ち良さそうに眠っていらしたみたいで。」&lt;br /&gt;
彼女はそう言うとにっこり笑った。&lt;br /&gt;
顔中に皺ができたけれど、その皺は悪くはないように思えた。&lt;br /&gt;
こういう年のとり方もあるのだ。&lt;br /&gt;
「あ、そうだ。」&lt;br /&gt;
彼女はそう言うと、反対側のボックス席に行った。&lt;br /&gt;
どうやら彼女はそこに座っていたらしい。&lt;br /&gt;
バッグからごそごそと何かを取り出すと、彼女は僕の方に戻ってきた。&lt;br /&gt;
「良かったら召し上がって。」と彼女は言った。&lt;br /&gt;
ゆで卵だった。&lt;br /&gt;
売店で買ったものではないようだ。&lt;br /&gt;
「作ったんですか？」と僕は訊いた。&lt;br /&gt;
「ええ。」と彼女は答えた。&lt;br /&gt;
僕は少し考えてから、ゆで卵はもう一つあるかと訊いた。&lt;br /&gt;
彼女はあると答えた。&lt;br /&gt;
「じゃあ、一緒に食べませんか？」&lt;br /&gt;
彼女は頷いた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
窓ガラスにゆで卵をぶつけ、殻を割る。&lt;br /&gt;
そして剥く。&lt;br /&gt;
つるりと剥けた。&lt;br /&gt;
ちゃんと出来上がった直後に水につけているのだなと僕は思った。&lt;br /&gt;
「帰省されるんですか？」と彼女は訊いてきた。&lt;br /&gt;
ぱりぱりと殻を剥いている。&lt;br /&gt;
父親の容態が悪く、会いに行くのだと僕は答えた。&lt;br /&gt;
末期の癌だということは言わなかった。&lt;br /&gt;
がたんがたんと、時折電車が声をあげる。&lt;br /&gt;
この揺れる箱は僕を何処へ連れて行くのだろうと思った。&lt;br /&gt;
剥き終わった殻をビニル袋に入れた。&lt;br /&gt;
彼女が塩をくれたので、それをゆで卵に振りかけた。&lt;br /&gt;
「わたしは死ぬために帰るようなものです。」&lt;br /&gt;
彼女はつるりとしたゆで卵を手にもちながらそう言った。&lt;br /&gt;
「ずっと東京に住んでいたんですけれど、今回事情があってとうとう田舎に引っ込むことになったんです。死ぬために帰るようなものです。」&lt;br /&gt;
さっきと同じ言葉を彼女はもう一度繰り返した。&lt;br /&gt;
ここにも死があった。&lt;br /&gt;
僕はゆで卵を半分ほど食べた。&lt;br /&gt;
中からは半熟の黄身が現れて、僕は嬉しくなった。&lt;br /&gt;
昔から半熟が好きなのだ。&lt;br /&gt;
彼女はまだ一口も食べていない。&lt;br /&gt;
死ぬために帰る……か。&lt;br /&gt;
結局のところ、僕自身もそうなのかもしれないと何となく感じた。&lt;br /&gt;
でも、何も言わなかった。&lt;br /&gt;
電車はトンネルに入った。&lt;br /&gt;
景色が闇に変わる。&lt;br /&gt;
音の響き方が変わる。&lt;br /&gt;
窓ガラスに彼女の横顔が映った。&lt;br /&gt;
哀しい顔だった。&lt;br /&gt;
彼女が手にもったゆで卵だけが、その哀しげな顔を壊しているように思えた。&lt;br /&gt;
しかし、逆に言えばゆで卵のおかげで、彼女はまだ哀しさそのものにはなっていないのだった。&lt;br /&gt;
僕は彼女に、ゆで卵を食べるのをやめてくれと言おうかと思った。&lt;br /&gt;
けれど、よく考えると馬鹿みたいなお願いだ。&lt;br /&gt;
だから、結局何も言わなかった。&lt;br /&gt;
電車は、もうすぐトンネルを抜ける。&lt;br /&gt;
窓ガラスの向こうに再びあの単調な景色が映る。&lt;br /&gt;
その時、僕は彼女に何を言おう。&lt;br /&gt;
そんなことを考えながら、僕は残りのゆで卵を口の中に放り込んだ。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/eternal0829/24192378.html</link>
			<pubDate>Tue, 31 Jan 2006 20:20:42 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
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		<item>
			<title>気紛れな風が吹く公園で</title>
			<description>冷たい風の吹く坂道を登る&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
手と手を繋いで息を切らしながら&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
見下ろせば海が見える&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
夕陽を浴びて　&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
きらきらと輝いている&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
公園が空の近くにあって&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
芝生の上を二人並んで歩いた&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
君の頭には僕があげた帽子&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
僕の首には君がくれたマフラー&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
いつの間にか&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
僕らの周りにだけあたたかい風が吹いていた</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/eternal0829/19615073.html</link>
			<pubDate>Fri, 16 Dec 2005 20:27:55 +0900</pubDate>
			<category>詩</category>
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