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(12分23秒)人間国宝について
たかじん「人間国宝になられてどれくらいになりますか?」
米朝「だいぶん前やからねえ。もう10年くらいになるんとちゃうかな。」
たかじん「(助成金)200万円というのはどういう感想ですか?」
米朝「300万もらってると思うんやけどな。」
たかじん「この助成金は生活費に使たらあかんという建前があるんですね。」
米朝「なんかね、そらそういうこと書いてあんねや。で、報告書ださんならん。」
たかじん「後継者を育てるという目的がある割に金額が少ないんではないか?」
米朝「それはね、(助成金を)貰っても貰わなくても後継者はずっと育ててきたしね。で、やはりだいたい私はもうこれ(上方落語の)ほんとどん底の時に噺家になったやつやからね。なんとかこれ(上方落語を)滅ぼしたくないという気持ちは初めからあるんですよ。」
たかじん「上方落語界を復興しようとしたということは、当時は落語の人気もなかった?」
米朝「もちろん。東京は隆々たる勢いやったけどね。こっちは、ほんままだあるのんか、というくらいやった。その時分はね。」
たかじん「こっちで落語家は、今、300人くらい?」
米朝「そんなおれへんおれへん。200人。200人になったということをきいて、えぇ、増えたんやなあ、思うたくらいで。」
たかじん「当時は何人くらいでしたか?」
米朝「もう古い人は10人ほどおってね。で、若いモンがそこへ7,8人入ってというような。」
たかじん「(落語というのは)口移し芸というような」
米朝「そこへね。もう、いろんな雑多な知識がいるんですよ。噺家ちゅうのはね。」
たかじん「それはお師匠はんがインテリすぎたちゅうのがあるんとちゃいます?」
米朝「いや・・・」
たかじん「本でもあんだけ書くし。落語家の方でそんなにいないでしょう。10冊、20冊?」
米朝「いや、そら、もっとある。」
(つづく)
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