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(16分3秒)襲名および七之助事件について
たかじん「こんな浮世離れした世界があってもいいやないかと思う。浮世離れしてなくて、芸というのはほんまに継承されるのか?」
米朝「ほんとにねえ、芸の世界、ことにこの噺家の世界というものは、まあ、ちょっと別やったんやけどな。みんな紳士になってしもたんでね。うーん。あんまり紳士になりすぎてもいかん。というて無茶苦茶やれというわけやないねんけども。やはりちょっと世間の常識と外れているところがみんなありましたよ。我々の先輩、同輩。」
たかじん「それを世間の常識から外れていない人が聞くから面白いのであって。」
米朝「そうそう。ほんまにねえ。え、噺家か?ほな、しゃあないということで許されていたこともあった世界やったんやけどね。」
たかじん「ご自身も息子さんが小米朝さんという。もういくつなてるんやろ。」
米朝「40・・・もう50・・・もう50に近いと思う。」
たかじん「小米朝という名前で高座に出てはりますけど、オペラとかね。いろんなことやったりしてはる。」
米朝「まあ、気の多いヤツでね。んー、何を考えてるかわからんようなところがありますわいな。」
たかじん「米朝という名跡は小米朝に継いでもらわな困ると、というのが一門の意見やと思うんですが。」
米朝「あ、さよか。ざこばが、俺が継ぐねんって、えらい頑張ってんねんけど。」
たかじん「それは、世間が許さない。ざこばはざこばというのが気に入ってるというてますよ。でも継いだときには、ぐちゅぐちゅいうてましたな。」
米朝「らしいね。わしにはいわんけどね。彼は、ざこばというのは、意味もしらなんだ。魚市場というね。」
(つづく)
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