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平成17年5月3日(火)23:55〜オンエアーの「たかじんONEMAN」(毎日放送)に桂米朝師匠が出演されました。
お元気そうなお姿を拝し、喜ばしい限りです。
木札に書かれたワンテーマを拾いながらインタビューするような進行ですが、上方落語界のこと、襲名のこと、それから女性のことなどなかなか興味深い話もたくさんありました。
(上方落語界のこと)
米朝「戦後、落語家自体の人数も少なかったしね。それでは雰囲気がでえへんし。そん中からいろいろなのがでてきたけど。」
たかじん「落語せえへん落語家とかね。その代表選手がさんまくんみたいな。」
米朝「あれはまだはじめ、まともな噺を2つでも、3つでももっとかな恥ずかしいというような気でもあったんやけど。」
たかじん「昔、兄弟子と2人で勉強会なんかやってましたわ。僕も1回、喫茶店貸したことがある。京都でね。あと、師匠のところで変わってるのが、可朝やんみたいなのがおりますわね。」
米朝「あれ、どないしてるんやろね。このごろね。何やってもうまいこといかなんだら、顔みせん。なにかでひとつ当てたら直にやってくる。彼は、染丸さんの弟子やった。向こう破門されて、私が口きいたるさかい戻れというたが、染丸さんが、あれ引き受けてくれへんやろか、わしの手におえんとね。それでうちに来るようになった。」
たかじん「師匠はなんで落語家になりはったんですか?」
米朝「まあ、あっさりいうたら、好きやったさかいな。子供の頃から。聞いてたし。まさか自分が噺家になるとは思ってなかったけど、誰がなにやってたかは、よく覚えている。たいがいの噺、知ってたしね。ラジオ聞いたり、本読んだりしてね。」
たかじん「芸人になって、昔は飲む打つ買うというのがあった。今はそんなんなくなりましたな。」
米朝「世間が許さんということと、そこまで稼げんようになりましたな。」
たかじん「一番良いのは自分の金で遊んで」
米朝「そうせんと面白ないねん。名前出したらいかんけど、先輩の古い人の中で、偉そうな顔してええところに連れて行ってもらえる。えらいごちそうになってすまんなと思ってたら、みんなお客に(請求を)押しつけたんねん。そんな人が多かったな。」
たかじん「若い子らによくいうのは、一流のところで遊ぶのもね、若い頃はそんなに稼ぎがないから、遊びに連れて行ってもらう人を知ってるのも勉強やと。で、そのあと自分の金で遊べるようになる。」
米朝「そうそう。あんたは今もうエエ顔やろうけど。若い頃からそんなんしてたらおかしい。昔は借金だらけになってるのん、自慢のようにしてた人もおったけどね。わしは、おもろないなあ。自前の金で飲まなんだらね。わしも借金嫌いでね。借金が出来たら、早いこと払おう、返さなんだら気が落ち着かんという。自分が遊んでいて面白くない。」
(つづく)
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