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とあるひととの、よく分からない関係のおはなし。
最近の更新そういうのばかりですね、なんだか。
だけどどうしても、自分の中にとどめ置くしかない事柄であったりもして。
比較的、しがらみなく書けるこの場所につい、落としていきたくなってしまうのです。
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吹奏楽サークル仲間のそのひと。
もう、引退したサークルですが。彼と親しく話すようになったのは思えば、引退後だったような気もします。サークルに居た頃はそこまで、疎遠という訳でもないけれど。深く話し込むような相手でも、なかったのです。
だからよく分からないのは。彼とこうして、話すようになったきっかけ。サークルを引退してからも、何か、とりたてて特別なきっかけというものは無かったような気がしているのですが。いつのまにか、距離が、近くなっていたというか。
ただ、ひとつ思い当たることは。彼と親しかった後輩の女の子と、わたしは個人的に親しくて。彼女を通して時折、彼のことが心配だ、様子がおかしい、なんて話を聞いていたのですね。そして彼に対しての心配は、わたし自身もmixiや、twitterを見て感じていたので。なんとなく放っておけなくて、たまにコメントしてみたり、メールしてみたり、といったことはありました。
だけどそれに対して特に、彼の相談を受けるというようなこともなく。時々、かすめるような言葉のやりとりをするだけで。どことなく不安定な様子の彼のことが気になりながらも、わたしはその内に、足を踏み入れるということもなく。季節がみっつ、過ぎようとしていました。
そんな関係がうごいたのは、夏の、ある夜のことでした。
不意に、とどいたメール。
彼のいつもの様子そのままに、一言だけの簡素なそれはしかし、すこし、いつもとは違うものでした。そしてメールのやり取りをするうちに。近いうち、話そうかということになって。その数日後、Skypeでお話することになりました。
はじめはなんでもない雑談から始まって。
すこししてわたしが促すと。彼はぽつりぽつりと、語り始めました。
それは、彼のすこしかなしい過去の話だったり。サークルの、付き合っていた子たちへの罪悪感だったり。芽生えかけているけれど踏み出せない、恋の話だったり。いろいろな、気持ちを。ぽつりぽつりと見せてくれた彼の声はほどなくして、湿っていって。嗚咽で声を詰まらせる時間も、ありました。
こんなこと、ひとに話したの初めて
ひとしきり泣いて、つぶやいた彼に。どうして話してくれたの、と問うてみたら。
「なんでだろうね……花音ならなんか、聞いてくれそうな気がしたからかなあ」
と、そんな言葉が返ってきて。なんだか、うれしいような、でも、本当に伝えたいひとに、伝えられる時が来たらいいのになあ、と、切なくなったりもして。
そしてしばらく彼は、わりと元気そうに、していたのだけれど。
つい、この間。
twitterのアカウントを彼が、突然消してしまったのですね。消す前までの数日、またどこか不安定な様子が続いていて。心配はしていたのですが。そうかと思ったら、新しく始めたらしいアカウントで。彼は、わたしをフォローしてくれていました。
はじめは、どうしてだろうと思いつつも「いなくなった」訳ではなかったことに安心したのですが。
彼の発言を見ていると、どうもそうではないようで。
『サークルの人間関係から逃げたい』
『何人かは、もういちどフォローさせてもらったけれど』
『みてると辛い』
フォロー欄を見れば、サークルの中でフォローされているのは二代上の先輩がひとりと、わたしだけでした。
切られなかったのは単純に、うれしいことだと思う、のですが。
彼はわたしに、どういった役割を求めているのだろう、と。わたしは彼に何ができるのだろう、できないのだろう、と。考えても考えても、答えは見えません。
ただ、あまりそのことを突っ込んでいくと、深くにふれてしまうと、彼は今度こそ本当に、一切を閉ざしてしまうんじゃないかというような気がして。何かできたら、と思うけれど。せいぜい、きまぐれに届く戯れみたいなメールに、すこしでも気が紛れたら、と願いつつ返すことくらいしか出来なくて。
友人として。サークル仲間と、して。
彼が、サークルの人間関係を断とうとしている、というのは、かなしいなと思うのです。だけど、あの場所が彼にとって辛いものでしかないのなら、わたしには彼の行動に口を出す理由も権利も、無くて。そのつもりも、なくて。
だけどやっぱりかなしいな。
そんな思いと。どうしたらいいのかわからない、自分の無力さに。
こころがざわざわ、きゅうっと、するのです。
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存在そのものに救われることがある…
大切なひとほどいえないものだから
2012/9/16(日) 午前 10:05 [ ヤナ・ヤヌー ]
ささやかな共有しかできないけれど。
それがすこしでも、彼にとっての救いであったら、ほんの、気晴らし程度にでもなっていれば……いいなと、思います。
2012/9/17(月) 午後 11:45