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			<title>まろやか檸檬ティ。</title>
			<description>タイトルに意味はありません。

すっかり、過去を置いておく場所になってしまいました。
それでも、たまに見返して、背中を押してもらうために。
自分のために、たからものをしまっておく場所に、していきたいなと思っています。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/everlastinglaugh1107</link>
			<language>ja</language>
			<copyright>Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.</copyright>
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			<title>まろやか檸檬ティ。</title>
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			<description>タイトルに意味はありません。

すっかり、過去を置いておく場所になってしまいました。
それでも、たまに見返して、背中を押してもらうために。
自分のために、たからものをしまっておく場所に、していきたいなと思っています。</description>
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		<item>
			<title>おめかしのはなし</title>
			<description>&lt;div align=&quot;center&quot;&gt;&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-7e-72/everlastinglaugh1107/folder/1131043/27/55065227/img_1?1447045921&quot; alt=&quot;&amp;#x0030a4;&amp;#x0030e1;&amp;#x0030fc;&amp;#x0030b8; 1&quot; class=&quot;popup_img_640_480&quot; width=&quot;560&quot;/&gt;&lt;/div&gt;
&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
9月末の奈良、京都旅行から今日までちょっとばたばたしていて。&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
こまごまとやらなきゃいけないことは残っていますがとりあえず。ほっと一息、帰りの電車からこんにちは、です。もう10月なのに未だ昼間は日差しがつよくて、暑いですね。&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
写真は奈良の町屋カフェで頂いた熊野古道のお茶。&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
ほんとうにおいしかったなあ…。香りも甘みも全然違って。なんて、写真を見返していたら日本茶が恋しくなってきたので。お家に帰ったらおみやげに買ってきた抹茶の生どら焼きをお供に、お茶にしようと思います(*´ω`*)&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
&lt;div align=&quot;center&quot;&gt;&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-7e-72/everlastinglaugh1107/folder/1131043/27/55065227/img_2?1447045921&quot; alt=&quot;&amp;#x0030a4;&amp;#x0030e1;&amp;#x0030fc;&amp;#x0030b8; 2&quot; class=&quot;popup_img_640_480&quot; width=&quot;560&quot;/&gt;&lt;/div&gt;
&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
奈良と京都、とっても素敵でした。&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
あいにく、二日目の午後からは台風とぶつかってしまいましたが。なんとか回りたかった所は制覇できたし、素敵なおみやげも買えたし。何より予定通りのバスで無事帰ってくることができて、大満足の二日間でした。また旅行記なんて書いてみようかな、と思っております。&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
写真は、京都で購ったおめかしどうぐたち。&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
かんざしみたいなイヤリングに、ずっと憧れだった、きんもくせいの練り香水に、かづら清という所の椿りっぷ。&lt;br&gt;
練り香水、ほんとうによいにおいで。一足先に、きんもくせいの香りを楽しんでおります。リップクリームもイヤリングも、さっそく愛用。&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
いいかげん22にもなろうとしてるので、ね。身にまとうものたちもすこし背伸びしていいものを選んでみたりして。ちょっぴり、オトナきぶん。なんて。&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
実はさいきん、思い切ってベリーショートにしてみまして。&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
友達に、大人っぽくなったね、って言ってもらえるのに気を良くして(笑)ちょっとメイクとかも丁寧にするようになりました。&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
就活していた子達はやっぱり、もっと早くから身嗜みに気を遣いだしていて。遅まきながらわたしもそろそろきちんとしなきゃなあと思います。立ち居振舞いも、きれいな女性になりたいな。&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
この間、学部の女の子たちと飲んでいたときもこんな話になったのですが。&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
そろそろ、女子っていうのは卒業して、女性にならなきゃね、って。人生の岐路を前にして色々とリアルな話なんかもするようになって。もう、そんな歳なんだよなあ、と。&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
結婚式の相場とか、中々世知辛い話なんかもしつつ。「女子会」はもう卒業かな、なんて笑い合いました。&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
素敵な女性になりたいな。&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
そんなことを思う、花音でした。&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
&lt;br&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/everlastinglaugh1107/55065227.html</link>
			<pubDate>Thu, 04 Oct 2012 14:13:37 +0900</pubDate>
			<category>大学</category>
		</item>
		<item>
			<title>ご報告。</title>
			<description>昨日、大学院入学試験の合格発表がありまして。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
無事、合格させていただけました！( ´ ▽ ` )&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
応援してくださった方々、本当にありがとうございました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
正直色々とやらかしたなー、これやばいんじゃないかなーと思っていたので。&lt;br /&gt;
結果待ちの火曜日、水曜日、何より木曜日の17時までがものすごく、長かったです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
火曜日水曜日の夜まではそれでも、何かしていればそれなりに気が紛れたのですが(おかげで散らかり放題だったお部屋がきれいになりました。笑)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
水曜日の夜から発表にかけてはもう気が気じゃなくて、何かしようとしても何も手に付かなくて、胃はキリキリするしで。あんなに気を揉んだのは初めてかもしれません。大学入試の時も緊張はしましたが、逆に、受かったら儲け物、くらいの特攻だったので、ね(笑)&lt;br /&gt;
今回は、内部進学なら基本的に受かって当たり前だと言われていたので。そして受ける方ほとんどが意識の高い人ばかりで。落ちこぼれ花音には、先生の「まぁ、受かるでしょ」というお言葉がものすごいプレッシャーでした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
番号を見つけた時は安堵で力が抜けて。写真を撮ろうとしたのですが一枚目は手が震えて失敗してしまいました。笑&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
何はともあれ、どうにか春からもう二年ほど、また今の先生方にお世話になり学ぶことを許していただけたのですが。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
試験を通して、自分の勉強不足を痛感しましたので、ね。苦笑&lt;br /&gt;
入学までの残り半年で、もうちょっとまともな大学院生になれるよう勉強しておきたいです。卒業論文も、がんばらなきゃ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
…でも夏休み残り三日だけはとりあえず、気兼ねなく遊び倒したいと思っております♪&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今日は夕方までのんびりして、夜は教育学部の子たちと飲み会。&lt;br /&gt;
明日明後日は奈良と京都へ、ひとり旅。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
奈良には秋桜を見にいきます＊&lt;br /&gt;
京都も色々と楽しみ。京都で学んでいる幼馴染さんと会う約束もしているので。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんな、近況報告、でした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
改めまして、大学院入試応援してくださった方々、ほんとうにほんとうに、ありがとうございました！＼(^^)／&lt;br /&gt;
&lt;p class=&quot;img&quot;&gt;&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-7e-72/everlastinglaugh1107/folder/1131043/02/55051902/img_1?1349946657&quot; alt=&quot;&amp;#x0030a4;&amp;#x0030e1;&amp;#x0030fc;&amp;#x0030b8; 1&quot; width=&quot;560&quot; class=&quot;popup_img_640_480&quot;/&gt;&lt;/p&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/everlastinglaugh1107/55051902.html</link>
			<pubDate>Fri, 28 Sep 2012 11:52:02 +0900</pubDate>
			<category>大学</category>
		</item>
		<item>
			<title>あした。</title>
			<description>大学院の入試だったりします、実は。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
前日がいちばん緊張するタイプなのでずっとそわそわしてました。&lt;br /&gt;
勉強も……なんだか落ち着きなく。苦笑&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
でもとりあえず、やっておきたい最低限はできたはず、なので。考え出したらキリがない、と言い訳しつつ、今夜は切り上げて寝ようと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
考えれば考えるほど居た堪れなくなってきてうわー、って感じですが。。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
とりあえずもうここまで来てしまったら腹を括って。今の自分の精一杯を、ぶつけてきます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
コメント返せてない方々、ごめんなさい。&lt;br /&gt;
もう少し、お待ちください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それでは、おやすみなさい。&lt;br /&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/everlastinglaugh1107/55042818.html</link>
			<pubDate>Mon, 24 Sep 2012 00:55:23 +0900</pubDate>
			<category>大学</category>
		</item>
		<item>
			<title>へろん。。</title>
			<description>誰かに寄りかかることをしない、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なんてことは無理だし寄りかからず居られる、なんていうのは傲慢だと、思うのだけど。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だけど、誰か、をアテにしちゃ、いけないよね。当たり前に手を取ってもらえるとは、思っちゃいけない、よね。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
…&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だいじょうぶ、だいじょうぶ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
まだやれる</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/everlastinglaugh1107/55030252.html</link>
			<pubDate>Tue, 18 Sep 2012 00:39:22 +0900</pubDate>
			<category>大学</category>
		</item>
		<item>
			<title>よふけのひとりごと</title>
			<description>とあるひととの、よく分からない関係のおはなし。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
最近の更新そういうのばかりですね、なんだか。&lt;br /&gt;
だけどどうしても、自分の中にとどめ置くしかない事柄であったりもして。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
比較的、しがらみなく書けるこの場所につい、落としていきたくなってしまうのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
吹奏楽サークル仲間のそのひと。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もう、引退したサークルですが。彼と親しく話すようになったのは思えば、引退後だったような気もします。サークルに居た頃はそこまで、疎遠という訳でもないけれど。深く話し込むような相手でも、なかったのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だからよく分からないのは。彼とこうして、話すようになったきっかけ。サークルを引退してからも、何か、とりたてて特別なきっかけというものは無かったような気がしているのですが。いつのまにか、距離が、近くなっていたというか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ただ、ひとつ思い当たることは。彼と親しかった後輩の女の子と、わたしは個人的に親しくて。彼女を通して時折、彼のことが心配だ、様子がおかしい、なんて話を聞いていたのですね。そして彼に対しての心配は、わたし自身もmixiや、twitterを見て感じていたので。なんとなく放っておけなくて、たまにコメントしてみたり、メールしてみたり、といったことはありました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だけどそれに対して特に、彼の相談を受けるというようなこともなく。時々、かすめるような言葉のやりとりをするだけで。どことなく不安定な様子の彼のことが気になりながらも、わたしはその内に、足を踏み入れるということもなく。季節がみっつ、過ぎようとしていました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんな関係がうごいたのは、夏の、ある夜のことでした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
不意に、とどいたメール。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
彼のいつもの様子そのままに、一言だけの簡素なそれはしかし、すこし、いつもとは違うものでした。そしてメールのやり取りをするうちに。近いうち、話そうかということになって。その数日後、Skypeでお話することになりました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
はじめはなんでもない雑談から始まって。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
すこししてわたしが促すと。彼はぽつりぽつりと、語り始めました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それは、彼のすこしかなしい過去の話だったり。サークルの、付き合っていた子たちへの罪悪感だったり。芽生えかけているけれど踏み出せない、恋の話だったり。いろいろな、気持ちを。ぽつりぽつりと見せてくれた彼の声はほどなくして、湿っていって。嗚咽で声を詰まらせる時間も、ありました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
こんなこと、ひとに話したの初めて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ひとしきり泣いて、つぶやいた彼に。どうして話してくれたの、と問うてみたら。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「なんでだろうね……花音ならなんか、聞いてくれそうな気がしたからかなあ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
と、そんな言葉が返ってきて。なんだか、うれしいような、でも、本当に伝えたいひとに、伝えられる時が来たらいいのになあ、と、切なくなったりもして。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そしてしばらく彼は、わりと元気そうに、していたのだけれど。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
つい、この間。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
twitterのアカウントを彼が、突然消してしまったのですね。消す前までの数日、またどこか不安定な様子が続いていて。心配はしていたのですが。そうかと思ったら、新しく始めたらしいアカウントで。彼は、わたしをフォローしてくれていました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
はじめは、どうしてだろうと思いつつも「いなくなった」訳ではなかったことに安心したのですが。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
彼の発言を見ていると、どうもそうではないようで。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『サークルの人間関係から逃げたい』&lt;br /&gt;
『何人かは、もういちどフォローさせてもらったけれど』&lt;br /&gt;
『みてると辛い』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
フォロー欄を見れば、サークルの中でフォローされているのは二代上の先輩がひとりと、わたしだけでした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
切られなかったのは単純に、うれしいことだと思う、のですが。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
彼はわたしに、どういった役割を求めているのだろう、と。わたしは彼に何ができるのだろう、できないのだろう、と。考えても考えても、答えは見えません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ただ、あまりそのことを突っ込んでいくと、深くにふれてしまうと、彼は今度こそ本当に、一切を閉ざしてしまうんじゃないかというような気がして。何かできたら、と思うけれど。せいぜい、きまぐれに届く戯れみたいなメールに、すこしでも気が紛れたら、と願いつつ返すことくらいしか出来なくて。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
友人として。サークル仲間と、して。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
彼が、サークルの人間関係を断とうとしている、というのは、かなしいなと思うのです。だけど、あの場所が彼にとって辛いものでしかないのなら、わたしには彼の行動に口を出す理由も権利も、無くて。そのつもりも、なくて。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だけどやっぱりかなしいな。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんな思いと。どうしたらいいのかわからない、自分の無力さに。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
こころがざわざわ、きゅうっと、するのです。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/everlastinglaugh1107/55023926.html</link>
			<pubDate>Sat, 15 Sep 2012 02:06:35 +0900</pubDate>
			<category>大学</category>
		</item>
		<item>
			<title>よるのひとりごと</title>
			<description>わたしに求められていることは、何だろう&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
あの子はわたしにどんな役割を求めて、&lt;br&gt;
あの行動をしたのだろう&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
ほんらいは、さいごは、&lt;br&gt;
自分のしたいようにするしかない&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
それはわかっている、つもりだけれど&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
どうしても、求められていること、を、考えてしまう&lt;br&gt;
特に、自分が踏み込んでいいのかわからない相手に対しては&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
ただ言えるのは&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
いま放っておいたら、均衡を崩したら、&lt;br&gt;
なんだかよくない気がするから&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
とりあえずはその直感のみに従って&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
わたしは、切り離された、逃げ道として&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
とりあえずはただ、拒まず追わず&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
&lt;br&gt;
それがいいのかな、きっと&lt;br&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/everlastinglaugh1107/55021826.html</link>
			<pubDate>Thu, 13 Sep 2012 23:56:55 +0900</pubDate>
			<category>大学</category>
		</item>
		<item>
			<title>雨音の箱庭</title>
			<description>&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-7e-72/everlastinglaugh1107/folder/1145090/41/55017941/img_0?1347382179&quot; width=&quot;560&quot;&gt;&lt;br /&gt;
　思えば一目惚れだったのかも、しれない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　その子は、女子会員が極端に少ない代。遅れてサークルに加わった夏の新入生だった。素直に、ああ、可愛い子だなと思ったのを覚えている。ぱっと目を引くような顔立ちではないけれど。その子の笑みには、見る者をホッとさせるような屈託の無さがあった。無防備なまでの、飾り気の無い笑顔。目なんて糸みたいに細くなって。その笑顔が、とても好きだった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　その子は、程なくして、彼女にこのサークルを紹介したという同学年の男と付き合い始めた。二人とも、俺にとっては一学年下、ひとつ年下の「可愛い後輩」だった。仲睦まじい二人の様子は瞬く間に噂になって。遅れて入ってきた彼女だけど、あの、一年生のカップルの……なんて言えば彼女と面識の無い者もああと膝を打つくらいには、ある意味ですっかり溶け込んでいて。夏が終わるころには、サークルの人気者だった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　何も特別な所の無い、何でもないような間柄だった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　俺とその子は、サークルの発表会やそれに付随した飲み会や、週一度のミーティングや。そんな場所で顔を合わせれば、親しく会話をした。大学生活の話、サークルの話、アルコールが入った時には、すこし突っ込んだ話もあったかもしれない。下宿生の気安さと、俺自身の料理がそう苦にならない性質から、よくサークル仲間が飯をねだって転がり込んでくる中に彼女がいたことも、あった。だけどそれは他のサークル仲間たちと変わらない、取り立てて特別でも何でもない、ことだった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　俺とその子は、二つの季節が巡ってもそんな、取り立てて特別な所の無い、何でも無い関係のままでいられた。彼女は、少し頼りない所のあった恋人に時々やきもきしながらも、それを飲み会で冗談みたいに笑い飛ばせるくらいには幸せそうにしていた。俺はというと、男ばかりの宅飲みでひとつ下のカップルの片割れに説教を食らわせたりしながらも。時折周囲をひやひやさせる二人を眺めているのが、それなりに好きだった。何より彼女が笑っているのを見ているのが好きだったのだと、思う。変化が訪れたのは。特別でないはずの、ありふれた一夜のことだった。それは、夏の新入生がやってきてから半年が経とうとした頃の、ことだった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　寒い夜の、出来事だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　俺は、よく家に人を呼ぶ割には、他人がいるとあまり寝付けない性質だった。その夜は確か、冬恒例の鍋パーティ。俺とその子と、これまた仲睦まじいことで有名なサークル内カップルがひと組。彼女の恋人は都合が合わないとかで、不在だった。ほろ酔い程度のアルコールをお供に、鍋を囲んで。片付けも終わり布団を敷く頃には会話もぽつりぽつりと途切れ途切れのものになっていた。男だけだと、遅くまでやれ酒だやれ麻雀だ、なんて一晩中騒がしいのも珍しくないのだけど。それでも、明かりを落としたのは午前2時頃だっただろうか。カップルは隅の方で身を寄せ合い眠っていた。彼女は、心なしか普段より口調がゆったりとしていたものの、まだ意識ははっきりとしているようだった。俺も、例によって寝付けないでいた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　俺は、そう酒には弱くない方だった。寧ろ、強い方だと、思う。だけどその時は酔っていたのだろうか。自分でもよく、分からない。よく分からないまま俺は彼女に、ぽつりぽつりと、一方的な自分語りを始めていた。悩み、というべきか。くすぶっていた色々を、淀んだ部分を、何も特別な所の無い、何でもないような間柄であったはずの彼女に、打ち明けていた。どうしてこんなことをしているんだろう。そう、内心首をかしげる一方で或る、確信もあった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　だいじょうぶですよ、と。その一言が泣きたいくらいに、染みた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　その子は、とても思慮深いひとだった。時々、ひとつ年下だなんて忘れてしまうくらいに。そして何もかもを、まるごと受け入れてくれるようなところがあった。彼女の何が、そう感じさせるのかは分からない。でも、そんな彼女には恋愛相談だとか、様々な打ち明け話が持ち込まれているらしいことは聞いていた。サークル内でちょっとしたいざこざが起こった時も彼女は、いつの間にかするりと、絡まったひもを解いてしまうのだった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　その子は、俺の話を聞き終えて。いくつかの、とても丁寧に慎重に選ばれたような言葉たちのおわりに一言、あなたは、だいじょうぶですよと笑った。俺はその笑顔に、まるごとを受け入れてもらったような心地がして。すこし、泣いていたかもしれない。すると彼女はふっと、笑みを消して。ぽつりぽつり、自身の話を、始めた。彼女が自身の悩みを語るのはそういえば、とても珍しいことのような気がして。俺は受け入れられたという幸福以上に彼女が内側を見せてくれたということがとてもとても、嬉しかった。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　今でもあの夜の出来事は不思議なものだと、思う。一方で、必然だとも。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　俺は、その子に触れていた。髪を梳いて、あまい香りのする頭を、抱いていた。熱に浮かされたような気分で、でもどこかで突っぱねられないという確信も、あった。その子はひどく、やさしかったから。他人の為にまるごとを、差し出してしまうような子だと。知っていたから。ずるいことだと、思う。だけどおずおずと伸びてきた細腕に、真似るように髪を梳くしぐさに、小さな手のぬくもりに。俺は一切の冷静さを放棄した。己のずるさを冷ややかに見つめる目に、蓋をした。与えたいと思った。欲しいと思った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　俺は、或る時から「嫌う」ことを放棄していた。どうしたってそりの合わない相手に苛立つことに疲れて、嫌悪を閉じ込めれば上手くいくんじゃないか、なんて思ったのが始まりだった。そしてその試みは、上手くいった。心がささくれ立たないというのは、平穏で気楽なことだった。しかし俺は同時に「好く」という感情が希薄になっていることにも、気付いた。それはどんどん加速していった。俺には嫌いなものも、好きなものも、無かった。よくないんだろうな、という気持ちはあったけどそれを、どうにかしようとも思わなかった。何もかもが、どうでもよかった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　はじめて、だった。欲しいと思ったのは。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　きっかけはあの晩だけれど本当は、もっとずっと前からそれは密かに芽生えていたのだろうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　俺とその子は、それから定期的に二人で会うようになった。誘うのは何時も俺だった。意図的ではないけれど雨の夜が、多かったように思う。何が食べたいかと聞いて。うどん、なんて言われた日は拍子抜けしたけれど。ならばと気合を入れて好きだという、きのこのたっぷり入ったあんかけうどんを作ったらとても喜んで食べてくれた。オムライスを作ったこともあった。個人的には少し納得のいかない出来だったけれど彼女はひとつひとつの工程を珍しそうに眺めて、やはり、おいしそうに食べてくれた。外食することもあったけれど俺の作ったものを喜んで食べる彼女を見る方が、好きだった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　俺とその子は、大抵そんな風に食事を共にして。それが夕飯の時はそのまま、一晩を共にすることが多かった。俺が、ねだったことだった。思えばその頃には俺は、彼女なしではいられないようになっていて。彼女のことが好きで、欲しくてたまらなくなっていて。だけど不思議と、性欲は湧かなかった。ただ側にいてほしいと、そのぬくもりを腕の中に留めておきたいと、そう思うだけだった。だから一晩じゅう、俺は彼女を腕の中に閉じ込め過ごした。ぬくもりを胸に、雨音に包まれ頭を撫でているうち、苦手だったはずの他人との夜でも、ぐっすりと眠ることができた。とても、幸せだった。触れていいかな、と問うと。彼女はすこし困ったように笑うのが、常だった。しょうがないな、とでも言うように。はじめは、与えたい、と思っていた。笑ってほしいと、兄妹のように、守ってやりたいと。だけどいつしか立場は、逆転していたのかもしれない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　自身の話をしなくなっていたその子に、気付いたのはいつのことだっただろうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　俺は、それに気付いた時、ひどく恐怖を感じた。求めるだけでは飽き足らず、一方的に与えるでもなく。俺は、求められたいと、思っていたようだった。だけど一度でも、彼女から逢瀬を申し出てきたことは、あっただろうか？　屈託の無い笑顔が困ったような微笑みに塗り替えられたのは、いつのこと？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　俺は、しばらくそれに気付かないふりをした。困ったような微笑みにも、己のずるさにも。何も言わなければ何も変わることは無い、と。触れる瞬間、ほんの一瞬だけ身を固くするその子に気付いた時も、だから気付かないふりを、しようと思った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「先輩が私に何を求めているのか、分からなくて時々、怖くなります」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　雨音の中、世界に取り残されたようなワンルームで。震える声に感じたのは落胆か、安堵か。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「俺は、君に笑っていてほしい、幸せでいてほしい。そうして、出来ることなら俺がそうできたら、とても嬉しい。俺に、何かを求めてくれたら嬉しいと……思ってるんだ」&lt;br /&gt;
「……私も、先輩に、幸せでいてほしいとは、思っています。それが、私が先輩に求めること、です」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　だけどそれじゃあ、たぶん駄目なんですよね。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　その子は、困ったように、泣きそうになりながらそれでも、笑った。屈託の無い笑顔に魅せられてから一年が、経とうとした頃のことだった。気付けば長い冬はとっくに明けて、桜もすっかり若葉を茂らせ。そろそろ日差しがきつくなってくるような、時期に差し掛かっていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　あれから季節が二度、廻った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　俺とその子は、あれ以来ふれあうことを止めた。二人で会うことも、ほとんど無くなった。一度だけ、満足のいくものを食べさせられなかったオムライスを、ご馳走したことはあったけれど。それは自分でもそれなりに納得のいく出来で、彼女もおいしそうに、食べてくれた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　その子は、時の流れの中、付き合っていた男と別れ。すこししてまた、他の誰かと懇意にしているようだった。そしてその関係は中々、上手くいっているようだった。心なしか服の趣味が変わって大人っぽくなった彼女は、幸せそうに笑っていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　俺は、それを見るのがとても、好きだった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これもまた、記録のようなそうでないような。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ここに置いていった過去の記事たちを読むうち。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
書くということをわたしは、覚えておくためという側面を持つ一方で、一時的に預けておくため、忘れておくためにしているのかな、なんて思ったりもします。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/everlastinglaugh1107/55017941.html</link>
			<pubDate>Wed, 12 Sep 2012 01:49:39 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
		</item>
		<item>
			<title>グラスに浮かぶは、虚構と真心と</title>
			<description>&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-7e-72/everlastinglaugh1107/folder/1145090/31/55015931/img_0?1347299149&quot; width=&quot;480&quot;&gt;&lt;br /&gt;
　頼り方なんて、教えてくれなかった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　誰、ひとりとして。甘えていいんだよ、と言われても、ありがとうとぎこちなく笑うことしか、知らなかった。それを目の前のこのひとは、教えてくれるという。見つめられたら大抵の女の子はどぎまぎしてしまうだろう、彫りの深い、それでいてあまい顔立ちのひと。何より目を引く、射抜くような瞳の輝き。その眼でこのひとは、相手を真直ぐに、とらえるから。こちらはすべてをさらけ出しているような、見透かされているような心持がしてしまう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　――無理してるでしょう、あなた&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　すっかり無礼講と化した終わりがけの飲み会で。ワイングラス片手に彼は声を掛けてきた。こんなに赤ワインを傾ける姿が様になるひともそういないだろうな、なんて。つい、とグラスを引き寄せる指先に、酔いの回ったからだで見惚れながら、思った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　どうなんでしょう。曖昧に笑ってみせると彼は、座席の隅のほうを見やる。目を遣らなくても、その一角で何が起こっているかは分かっていた。中心にいるのは、机に突っ伏しうずくまり、泣きだしてしまった男。取り巻く、男をなだめる者、まぁ飲め飲めとあおり立てる者、どうしたらいいか分からない、というような表情でそこと、こちらを同時にちらちらと伺う者。グラスと共にすぐ隣にやってきた彼はつい先ほどまでその一角で、うずくまる男に何やら講釈を垂れていたような気がするのだけど。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「……それより、大丈夫ですか、あの子」&lt;br /&gt;
「うん、ちょっときついこと言ってしまったかもな。だけど一人で悲劇を背負ってるようなあいつにだって、原因はあるはずでしょう。君ばかりじゃなくて」&lt;br /&gt;
「……悪いのは、私ですから」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　隅の一角の中心人物、それはつい、ひとつ前の季節のはじめまでとても、近くにいたひとだった。二年と、三か月。私と彼の大学生活は三年目を終えつつある所だったから、本当に、そのほとんどを。すぐ隣で、過ごしていたはずの、ひとだった。何時までも続くと疑わなかった日常が、綻び始めたのは何時だっただろうか。言葉で説明しようと思えば、いくらでも出来そうで、だけどそうしたそばから、言い訳のように聞こえてしまうのは何故だろうか。別離を申し出たのは、私だった。それは彼にとってきっと、ひどく一方的なものだったと、思う。私自身言い渡しておきながらしばらくは、信じられないくらいだった。それでも、無理だと。そう、思ってしまった自分が、気付かないふりを出来なくなっていた自分がいたのは、紛れもない事実だった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「それが、いけないんじゃないの？　僕には君が必要以上にヤツのこと、気に病んでいるようにしか見えないよ」&lt;br /&gt;
「先輩の言うことは、分かります。でも、振ったのは私、なので。泣く資格なんて、ありません。それに……」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　知らず、手が首元の金属にふれる。ちょうちょとハートのあしらわれたネックレスは、ちょうど二週間前、クリスマスに贈られて以来肌身離さず身につけているものだった。それは秋口の喪失からカレンダーでは一つの季節が過ぎた頃、不意に訪れたぬくもりだった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「自分だけが幸せになってはいけないなんて、思ってる？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　でも、振ったのなら尚更、君は幸せにならなくちゃいけないと思うのだけど。そう続けて彼はグラスの中身をあおり、同じものを、と通りすがる店員に告げた。そう、まるで、ひとつぶのダイヤモンドのような。否応なしに、目をそらさずにはいられないような眼光で問われた言葉には、返せなかった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　泣けなかった。それは本当だった。自分が泣くなんてお門違いだ、という思いからだけでなく。本当に、泣けなかったのだ。喪失感は、あった。後悔も確かに、あった。もっとやりようがあったのではないか。何故あんなによくしてくれた相手を手ひどく傷つけることしかできなかったのか。眠れぬまま明けた夜は数えきれなかった。思いきり泣くことが出来たら、すこしはすっきりするのだろうか。でも、辛い時は泣いていいんだよ、そんな友人の言葉に異論は無かったけれど。どうしても私の両の目から、涙が流れることは、無かったのだった。そして流れぬ水と共に私の足は凍ったように、秋のはじめから動くことが、出来なかった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「それ、今お付き合いしているひとから貰ったものでしょう？　……せっかくそうして想ってくれているひとがいるのにさ、君はいつまでもアイツの心配ばかりして。失礼じゃない、そのひとに」&lt;br /&gt;
「……私ももう、どうしたらいいのか分からないんです」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　――ならその抱えてるもの全部、僕にぶつけなさい。それで、くよくよ悩むのは今夜限りにするんだよ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　そんなこと、出来る気はしなかった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　だけど、言葉に詰まってしまうような眼光に、頷くことしかできなかった。脳裏にこびりつく机に伏した背中に後ろ髪引かれながら。私は、二つ年上のそのひとに付いて、二次会の相談をするひとびとの冷めやらぬ喧噪を後にしたのだった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ネオンを通り抜け、たばこの匂いがかすかに鼻につくカラオケボックスに連れだって。アルコールに浸された頭はふわりふわりと現実感を希薄にする。おいで、と抱きしめられた時もどこか、ぼうっとしていた。嗅ぎ慣れぬコロンと、全くしっくりこない腕に包まれて。安っぽい脚本でも演じているような気分だった。実際の所、そのようなものだったのかもしれない。彼にだって私にだって、本来こうしているべき相手が、ちゃんと居るはずだったのだから。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　頼ることに慣れなさい、と。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　腕の中の私に彼は言った。僕は今晩を、あなたのために全部使うからと。その代わり、夜が明けたらもう振り返るのはやめなさい、と。今現在、隣にいるお相手のことだけを、考えられるようになりなさい、と。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　頼り方なんて、教えてくれなかった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　誰、ひとりとして。甘えていいんだよ、と言われても、ありがとうとぎこちなく笑うことしか、知らなかった。それを目の前のこのひとは、教えてくれるという。見つめられたら大抵の女の子はどぎまぎしてしまうだろう、彫りの深い、それでいてあまい顔立ちの、二つ年上の男のひと。そんなこと出来るような気はしなかった。だけど、もがくことも出来なくなっていた、秋で止まった季節の中で。今晩だけは彼が与えてくれたぬくもりに身を預けたい、と。ぼんやりした頭で感じていたのも、事実だった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　おいで。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　促されるまま飛び乗った終電間際の地下鉄。車を取ってくるから、という彼を、使い慣れた駅の側、レンタルビデオショップで待つ時間は、永遠にも思えた。だけど当然ながら永遠なんて、どこにも存在せず。想像通りのスマートな所作でハンドルを切る彼の車に、乗り込んだのは零時過ぎだったか。童話だったらもう、魔法は解けてしまう。だから二人の間にあったのはそんな、甘美なものでなく。演者にも行き先が分からないような、結末のない台本と観客のいない舞台だけだった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　辿りついたそこは、存在こそ目の端にふれるけれど、あまり立ち入ったことの無い場所だった。分かっていなかった訳じゃないけれど。手慣れた様子で、まばらに点るパネルのひとつを叩いて部屋のキーを取り出す彼を見つめていることへの、違和感は拭えなかった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「どうして、こんなことしてくださるんですか」&lt;br /&gt;
「……最近、あなたはとてもきれいになったと思う。アイツといた頃よりも、余程。なのに、いつまでも、お互いを縛り続けるみたいに、くよくよしているからさ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　観賞用イケメン、なんてひそかに揶揄されているこのひとは。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　そういえば、その見透かすような眼差しで。聞いている方が居たたまれなくなってしまうようなセリフを、何でもないことのように紡げるひとだった。だけど、私の足元を崩したのは。せき止められていた水を溢れさせたのは。そんな、歯の浮くようなセリフではなくて。図ったんだか無意識なんだか分からないような、ほんの一言だった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　――さん、と。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　それは、あだ名で呼ばれることの多い私の名前だった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　二年と三か月を共にしたひとは、私の名前に「さん」なんてよそよそしいような敬称をつけて呼ぶのが癖だった。同い年なのに。でも私は、そう呼ばれるのが、とてもとても、好きだった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　鼻の奥が、つんとして。あんなに流れなかった、ひとしずく。ほおを伝ったことが自分でも、不思議だった。今まで、誰よりも信頼していた友人にも言えなかったような言葉たちが、漏れ出ていた。本当に出し切った？　だなんて問われたくらいに、それ以上、涙は出なかったけれど。私には、十分だった。それに、相変わらず嗅ぎ慣れぬコロンと全くしっくりこない腕の中。きれいだよなんて囁かれながら、悟ったのだった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　頼り方なんて、教えてくれなかった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　誰、ひとりとして。甘えていいんだよ、と言われても、ありがとうとぎこちなく笑うことしか、知らなかった。それを目の前のこのひとは、教えてくれると、言った。見つめられたら大抵の女の子はどぎまぎしてしまうだろう、彫りの深い、それでいてあまい顔立ちの、二つ年上の男のひと。そんなこと出来るような気はしていなかったのに。身を預け、涙するなんて。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　枕を共にした翌朝。目を覚ますと、私はダブルベットにひとりだった。広すぎるそこに私以外のぬくもりは、かけらも残っていなかった。顔を上げると、ソファーに身体を委ねる彼がいた。視線の先のテレビには、洋画のエンドロールが流れているようだった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「起こそうと思ったところだよ。ちょうど観たかった映画がやっていてさ、よかった」&lt;br /&gt;
「……先輩、寝てないんですか」&lt;br /&gt;
「まあね。だって添い寝は、彼氏の役目でしょう？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　いたずらっぽく言って、着替えておいでと笑ったそのひとの目は、とても、やさしくて。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　私は、きっかけを貰ったのだと思う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ほめられた行いではないけれど。だけどその晩、彼が私にくれた、時間は。荒療治を以て、私にきっかけを与えてくれたのだった。時計の針を進め、凍りついた足を流れを、解かし砕いてでも、歩み出す、義務を。礼を告げると彼は、言ったのだった。あなたが前を向けるなら十分だ、と。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　彼に下の名を呼ばれたのは、後にも先にも、あの晩の一度きり、だった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんな一晩の、おはなし。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
こちらの「先輩」には本当に、色んな意味で頭が上がりません。通称観賞用イケメン←&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「うずくまっていた彼」とお別れして、もうじきに一年になります。&lt;br /&gt;
最近はようやく、彼とも笑って話せるようになりました。痛みは、互いに抱えたままなのだろうけれど。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
結局、先輩の前でも「思いきり」泣くなんてことは出来ませんでした。&lt;br /&gt;
それでも、つっかえていたものを取りだすことができたのは。一応は、歩きだすことができたのは。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
きっかけを、頂いたからなのだと思っています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
一晩を君にあげるから、その代わり明日からまたぐずぐずしてたら容赦しないぞ、なんて。&lt;br /&gt;
そんな無茶苦茶な！と思わないでもないのですが（笑）少なくとも私はそのおかげで、多少の義務感はあっても、前を向こう、と思うことができて。自分の、くすぶっていた何かに、取りあえずのさよならを言うことができて。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
本当に吹っ切るということはたぶん、無いのだと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それでも歩かなくちゃいけない。&lt;br /&gt;
そんな時、背中を押してくれるひとの存在というのはとても有難いものなのだなと。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんなことを、感じた冬でした。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/everlastinglaugh1107/55015931.html</link>
			<pubDate>Tue, 11 Sep 2012 02:45:49 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
		</item>
		<item>
			<title>パステルカラーのきまぐれ</title>
			<description>&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-7e-72/everlastinglaugh1107/folder/1145090/23/55012823/img_0?1347202012&quot; width=&quot;560&quot;&gt;&lt;br /&gt;
　ちらり、横目を遣るは右側。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　最後に見た時よりすこし陽に焼けた腕。心なしか、がっしりしただろうか。骨と皮で出来ているようなひとだったけれど。それでも相変わらず筋張ったその腕がハンドルを切る様はとても、奇妙な感じがした。左手が伸びてくる。まめにエンジンブレーキを使うのは坂と雪の多い土地に住む故だろうか。大学進学と共に移り住んだこの地で、雪が降りしきる中教習所に通ったと言っていたからたぶんそうなのだろう。入れ替わりで卒業した兄から譲り受けたという車のダッシュボードには、彼好みのふかふかしたぬいぐるみが鎮座している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　車内はにぎやかだった。お喋りな運転手が観光ガイドか何かのように、車窓を流れる景色の解説をしてくれているからである。彼独特の皮肉めいた感想が挟みこまれる度、後ろの座席からの華やいだ笑い声で満ちる空間。おかげで私はというと、弾むお喋りに包まれながらこっそりと彼のことばかり見ていることができた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　事の発端はつい、昨日のこと。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ゼミの研修でやってきたこの地は私と、後部座席の友人たちにとって、馴染みがあるようなないような場所だった。年に一度の研修合宿。3年生から参加を義務付けられるそれは、4年生になった私たちにとっては二度目のもの。二泊三日のほとんどをフィールドワークや討論に明け暮れる合宿も、三日目の午後は自由行動が許されていた。しかし、文化財だというお城は去年見てしまったし。お世辞にも便利とは言えない、車社会の不案内な地で。初参加の3年生のように見るものすべてに目を輝かせるでもなく、私たちは途方に暮れていた。早く帰ろうにもバスの時間上、5時間もの空白があるのだ。適当なカフェで時間を潰すにもすこし、長過ぎる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　そんな時ふと頭をよぎったのが、隣でハンドルを握る人の存在だった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　一つ年上の、ひと。浪人して大学進学しているから、学年としては同じだ。出会いの場でありたくさんの時間を過ごした部活を引退してからも、別々の大学に進学するまではなんだかんだと理由をつけて顔を見ていた気がするのだけど。隣県とはいえ、高速バスで片道3時間半の距離に進路が分かたれてからは、各々新しい生活の忙しさもあって。最後に会ったのは、二年以上前だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　そう、確か去年研修に来た時も連絡だけ入れた。がっちり組まれたスケジュールの中、会うことは叶わなかったけれど。だから今年も、連絡だけ入れて。近くにいるけどやっぱり会えなかったね、また帰省したら連絡ください、なんてやり取りを繰り返すはずだった。なのに今年は何の因果か。たまたま二日目の研修が、彼の通うキャンパスのすぐそばで。期待半分、あきらめ半分でメールを打ったのだった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ただの先輩後輩という訳でもないけれど。かと言って、友人とも、恋人とも違う。惹かれたことは、あった。寂しがりやな彼の気まぐれみたいな求めに、まるごとを、差し出してしまうぐらいには。心を砕いて心配してくれた大切な、友人を裏切って。それでも欲しかったのは、何だったのだろう。当たり障りなく表現するなら腐れ縁、良き友人、なんて間柄に落ち着いた今ではもう、分からないけれど。それでもこの、はっきりと言葉に出来ない関係の、彼。そんなひとと研修二日目の昼休憩、これまた何の因果か、昼食場所に選ばれた彼の通う学食で顔を合わせた時。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　変わらない笑顔と声と、手を振るしぐさと。見慣れない無精ひげと陽に焼けた、腕に。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　泣き出しそうになったのは、ひみつだ。わたしだけの。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　女の子を何人も泣かせてきた、華やかで目立つ容姿の彼に、ゼミ仲間の視線を感じながら。彼女たちとも、現地学生とも離れたテラス席で、言葉はいくらでも出てきた。昼食をチョコレートケーキと紙パックのミルクティーで済ませようとしている彼に、そんなところは全然変わっていないんだな、と思いつつ。私がどうしてこんなところに居るのか、という話に始まって、自分たちの近況、共通の友人たちの噂話……話すことはいくらでもあって、与えられた時間はあまりに短かった。会えたことがただ、嘘みたいで。悔しいけれど嬉しくて。だけど無情に、過ぎていく時間。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　そんなこちらの気持ちを知ってか知らずか。三日目の自由時間に良い観光場所は無いかと問うた私に彼は言ったのだ。何なら車、出してあげるよ、なんて。冗談かと思った。そんなこと、言ったら怒られるだろうか。そうして、あれよあれよという間に話はまとまって。最終日、研修を終えた午後には自分でもどこか信じられないうちに、友人たちと私と、彼。突発的で、奇妙な五人のドライブが実現していたのだった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　話し上手で、人懐っこい。頭の回転が速く、思いのほか幅広い知識を持つ彼のおかげで、私以外は初対面の友人たちもすぐ打ち解けて軽口を飛ばし合っている。そのことに安堵と、ほんのすこしの寂しさを抱きながら。運転する彼をまた、盗み見る。最後に会った時はお互い免許なんて持っていなかったし、その時は高校時代を過ごした街での再会だったから本当に、何も変わらないねなんて笑いあったのだけど。昨日だって、ほとんど変わらないね、なんて交わしたけれど。見知らぬ土地で、車という、当時の私たちにとっては大人の象徴みたいなものを介しているとなんだか、変わらない、なんて幻想なんだという気がしてしまう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　無暗に手を伸ばして。傷つけ合って。泣いて、泣いて。でも、手放せなかった、ぬくもり。恐らくはお互いに。あんなに痛んだ傷跡も想いもう、どこかおぼろげで。今だったらもうすこし上手く立ちまわれるだろうか、なんて。そんなことを考えてしまうくらいには私だって色々なことを経験して。隣の彼も、きっと。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　そう、変わらないものなんて、無いのだ。無いはずなのだ。時は流れる。そうして思い出を優しくあまく、濾過してしまう。そうこれは、美化された口当たりのいい、思い出のせいなのだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　耳に心地良いテノールが調子よく言葉を紡ぐのをずっと聞いていたい、と思ってしまうのは。変わらない声で、言葉を紡ぐ彼が運転する車の助手席に、ずっと座っていたいと思ってしまうのは。今だけ、の。感傷と懐古にまみれた、錯覚に過ぎないのだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　あと数時間もすれば、この車を降りて。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　それぞれの日常に、戻って。お礼のメールくらいはするかもしれない、だけどそれだっていつしかメールボックスの奥底に埋もれていって。この、記憶だって、感情だって。あの頃のものがもうすっかり時の流れにとけていってしまったように、すきとおって、一生懸命に取り出してみても、うそあまい残り香だけ、なんて。そんな風になってしまうに、決まっているのだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　写真を撮るのは、やめておこう。思い出がはやく、はやくとけていくように。顔なんて思いだせないほうがいい。その方がいい。気まぐれみたいにかすめることはあっても、もう、分かたれた、否、始めから沿うことなんてなかった、道なのだから――。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　だから今だけは。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「ねぇ先輩」&lt;br /&gt;
「んー？」&lt;br /&gt;
「このぬいぐるみさん、さわってもいいですか？」&lt;br /&gt;
「ん、どうぞ」&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ちらり、横目を遣るは右側。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　最後に見た時より少し陽に焼けた腕。心なしか、がっしりしただろうか。骨と皮で出来ているようなひとだったけれど。それでも相変わらず筋張ったその腕が、ハンドルに添えられている様はとても、奇妙な感じがした。ふかふか、柔らかなぬいぐるみを弄びながら。変わらない声を聞いていられるだけで、すこしだけ変わった横顔を眺めていられるだけで。それで、十分だから。駅への帰り道、高速バスの時間に間に合う程度に道が混んでいてくれたらいいな、なんて。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　そんなささやかな願いを乗せて。かすんだような曇り空の下、車は彼お勧めの観光地へと向かっている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ほぼ、実話です。昨日のおはなし。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
違うのはぬいぐるみが先輩のものではなくてお兄さんのものをそのまま置いていただけ、ということと。&lt;br /&gt;
写真を一枚だけ、撮ってしまいました。ちっちゃーく写ってるの（笑）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
……というはずだったのですが、友達と私と先輩が写ったものを友達に、頂いて。&lt;br /&gt;
残念ながら消すほどの思いきりは持てず、何度も眺めているというのは、ひみつ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
はい。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
こちらのブログではカカオ先輩とお呼びしているその方に、観光に連れていってもらいました。&lt;br /&gt;
本当に、ひょんなことからこんな展開に、なって。&lt;br /&gt;
なつかしくて、思わず過去の記事を読み返してしまいました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
当たり前なのかも、しれないけれど。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
無精ひげを生やした面差しはすこしだけ、大人びていたけれど笑った顔とか、軽口の叩き方とか、いたずら好きな所とか。声なんて全く変わっていなくて。どうしたって、感傷的になってしまうのは、抑えきれませんでした。先輩ばかり見ていたの、ばれていないといいのだけど。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
友達に「花音と先輩、テンポというか空気感が似ているね」と言われたことが、うれしかったです。&lt;br /&gt;
……正直似ているとは思わないんだけど、ね。あまり（笑）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それと「深い仲みたいだね」なんて言われたのも。&lt;br /&gt;
浅くは無いけど、どうなんだろうな。よくわからないです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だけど感じたのは、今も変わらず、心かき乱される存在であり。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
とてもとても、大切なひとであると、いうことなのでした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
たぶんこれでまたしばらくは会うこともないのだろうけれど。&lt;br /&gt;
お互いにたまに、思い出して気にかけ合う間柄で在れたらうれしいです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして、幸せで在ってほしい、とも。&lt;br /&gt;
こころから、ねがっています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
……そのくらいの距離感のほうが、わたしたちには、合っているのだと。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そう、言い聞かせています。なんて、ね。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/everlastinglaugh1107/55012823.html</link>
			<pubDate>Sun, 09 Sep 2012 23:46:52 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
		</item>
		<item>
			<title>ざざっと。</title>
			<description>空白が空いてしまったので、かなり。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大学三年間と数カ月、をざざっと振り返ってみたりします。&lt;br /&gt;
個々の色々は回想とか、小説とかに落としていけたら、良いな。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
花音の大学生活は、性懲りもなく、というか。&lt;br /&gt;
かなりの部分、サークル活動に染まっていたような気がしています。勉強も……してますが←&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
高校時代からの友人に連れられて飛び込んだ、教育学部のサークル『にちがく』。&lt;br /&gt;
人数制限にハラハラしつつ入団、いつの間にやら団長まで務めさせていただいた『吹奏楽団』。&lt;br /&gt;
ひょんなことから入会した不思議な場所『ピアノ同好会』。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今でこそ、吹奏楽団は引退し、他の二つも4年生ということでゆるゆるなのですが。&lt;br /&gt;
三つのサークルにがっつり関わっていた1年生の終わりごろから3年生半ばごろまでは、&lt;br /&gt;
本当にてんてこ舞い、身体がいくつあっても足りない、なんて生活を送っておりました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今振り返ると正直、よくやってたなあ、若かったのかなあ（笑）なんて思ってしまうのですが。&lt;br /&gt;
……たぶん今のわたしだったら三つ共に入るなんて選択は、しないので。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それでも、それぞれのサークルで、たくさんの人に、考え方に、思いに出会って。&lt;br /&gt;
たくさんたくさん、かけがえの無い出会い、経験に恵まれて。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
無茶したけれど、無茶して良かった、あの時のわたし、よく決断した！だなんて（笑）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんな風に思ったりも、します。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
にちがく、は、知的障害を持った方と様々な交流活動を通して共に学び育ち合う、&lt;br /&gt;
いわゆる青年学級という位置づけのものです。サークルであって、サークルで無いような。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この場所でわたしは、色々な迷いもあって。&lt;br /&gt;
正直、今のところの人生の中で一番つらいと思えるような時期を過ごしたりも、しました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
素晴らしい人、自分なんかじゃ足元にも及ばないような人にたくさん出会って。&lt;br /&gt;
学ぶことも多かったけれどその分、自分の無力さを突き付けられて。&lt;br /&gt;
また「組織」というものについて、集団と自分の在り方について思い悩んだりもして。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
でも、ここでの経験があったからわたしは少しだけ、ほんの少しだけ、大人になれたような気も、しています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なんて、自分で言っていいことでも無いのかもしれませんが。&lt;br /&gt;
にちがくの時間はわたしに、色々な視野を、感情を教えてくれました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
吹奏楽団。&lt;br /&gt;
ここについては語り出したら止まりません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
高校に引き続き、吹奏楽というものに関わって。たくさんの人と出会って。&lt;br /&gt;
貴重な経験もさせていただきました。合宿の責任者と、団長、という立場。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
音楽と向き合うことはもちろんですが。&lt;br /&gt;
就かせていただいた役職上、集団というもの、組織というもの、そしてそこに所属する人について。&lt;br /&gt;
たくさんたくさん、考えさせられました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
辛いことも多かった。けど、にちがくでの経験や、後述するピアノ同好会での経験や。&lt;br /&gt;
そして、高校時代まで積み重ねてきた、経験たちが与えてくれた見方、考え方は。&lt;br /&gt;
団長、という、分不相応な役目を果たす上で、本当に大きな支えとなりました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そしてここで学ばせていただいたこともまた、わたしを少し、大きくしてくれました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ピアノ同好会での出会い、経験。&lt;br /&gt;
いちどは離れたピアノとまた出会わせてくれたこの場所ではまた、たくさんの、&lt;br /&gt;
今のわたしの核となるような人との出会い、関わりがありました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
一番自分を捧げたと思える場所はやっぱり、吹奏楽団なのですが。&lt;br /&gt;
一番人と深くかかわった場所はもしかしたらこの、ピアノ同好会なのかもしれません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さらに個々の人との出会いだけでなく。&lt;br /&gt;
ここでもまた、集団について考えさせられることが多く、ありました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この場所もやはり、わたしにたくさんの感情を、くれました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
学問のはなし。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
花音は教育学と、心理学を専攻する学部に所属しております。&lt;br /&gt;
入学当初は心理学を志していたのですが。先述した、サークルでのさまざまな人との出会いや、&lt;br /&gt;
「集団」「組織」というものへの意識、関心の芽生えから、少しずつ目指す方向が変わっていきました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今は『社会教育学』という分野を研究する教授の下、学ばせていただいております。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
社会教育、皆様ご存知でしょうか。……わたしは大学に入るまで知りませんでした（笑）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ものすごくざっくり言うと、学校教育法に規定された教育課程以外の教育活動はすべて、&lt;br /&gt;
この社会教育、というものに属します（社会教育法より）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なので、特にこれ、というものを指し示すのは非常に難しいことなのですが。&lt;br /&gt;
社会教育、というものが目指していると思われるもの、それは、学びにより身の周りの課題に気付き、&lt;br /&gt;
それを主体的かつ協同的な学びのもと、解決していくこと。近い概念に成人教育学があります。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
一方的に教えられるのではなく、集団の中で共に教え学び合う。そんな集団を、作っていくということ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
花音の先生が研究しておられるのは、特に、地域活動、ソーシャルキャピタルと呼ばれるようなものです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
社会教育というものと切っても切り離せないのが、地域活動。&lt;br /&gt;
自分の所属するコミュニティの中で他者との関わりを通してコミュニティの課題を見つけ、&lt;br /&gt;
コミュニティの成員と共に、さらには他のコミュニティや機関と協働し、克服していく。&lt;br /&gt;
身近なところで言うと、公民館での地域活動、サークル活動なんかよく研究されています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
花音が現在研究しているのはここからすこし、ずれるようなかぶっているような。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
元々、花音は身内や友人の経験から、不登校や障害者など、いわゆる公教育の枠組みの中で&lt;br /&gt;
「ふつうに」学ぶことの難しい人々への支援に関心がありました。&lt;br /&gt;
それを求めて、社会教育という分野に飛び込んだのですね。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そうして学んでいく中で、特に不登校の子どもたちの「居場所」としてのフリースクールや、&lt;br /&gt;
支援を取り巻く様々な諸団体の協働に関心を持つようになりました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今は大体そんなことで、卒業論文を書こうとしております。……卒業、できるかな←&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さらには何とも畏れ多いことではありますが。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
現在は、大学院の修士課程入学に向けて、受験勉強中の身でも、あったりします。&lt;br /&gt;
落ちたら伝説とも言われる内部進学。…………落ちたら首をくくるしかないのか←&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんなこんなで。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
現在大学4年生の花音、さぼりにさぼった勉強と向き合いつつ。&lt;br /&gt;
相変わらずわたわたやっております毎日です。大学受験期と変わらない。。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
たくさんの人との出会いがあった、素敵な、本当に素敵な大学生活、過ごしております。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今宵はすこし、そんな思い出のかけらたち。ちょっとだけ、この小箱に落としていけたらと思います。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/everlastinglaugh1107/55011854.html</link>
			<pubDate>Sun, 09 Sep 2012 18:01:54 +0900</pubDate>
			<category>大学</category>
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