|
脂質異常症治療剤の全般についてまとめてみました。
少し、データは古いのですが、作用機序など参考になると思います。
|
高脂血症
[ リスト | 詳細 ]
|
高脂血症EBMの歴史をスライドにしてみました。
パワーポイントスライドをビデオにする方法を見つけたのでやってみました。
うまくいけば、これから様ざまなスライドをアップできると思います。
|
【MEGAの目的】 冠動脈疾患(CHD),脳卒中の既往のない高コレステロール血症の日本人において,HMG-CoA reductase阻害薬pravastatinのCHD一次予防効果を検討する。 一次エンドポイントは主要な複合冠動脈疾患(致死的・非致死的心筋梗塞+狭心症+心臓突然死+血行再建術) 【デザイン】 PROBE(prospective randomised, open, blinded endpoints),多施設,intention-to-treat解析。 【期間】 平均追跡期間は5.3年。登録期間は1994年2月〜1999年3月,追跡期間は2004年3月末まで(当初は5年間の追跡予定であったが,データ安全モニタリング委員会の勧告により十分なイベント数を得るためさらに5年延長した)。 【対象患者】 7832例。40〜70歳の男性,閉経後〜70歳の女性;体重≧40kg;総コレステロール値(TC)220〜270mg/dL 主な除外基準:家族性高脂血症;CHD,脳卒中の既往。 ■患者背景:平均年齢(pravastatin+食事療法群58.2歳,対照群58.4歳),BMI(両群とも23.8kg/m2),血圧(132.0/78.4mmHg,132.4/78.8mmHg),高血圧(両群とも42%),糖尿病(両群とも21%),喫煙例/喫煙歴(21%,20%),TC(両群とも242mg/dL),トリグリセリド(両群とも127mg/dL),HDL-C(両群とも58mg/dL),LDL-C(両群とも156mg/dL),リポ蛋白(a)(両群とも24.8mg/dL)。治療状況:降圧薬(両群とも39%),Ca拮抗薬(両群とも26%),ACE阻害薬/ARB(12%,13%),β遮断薬(両群とも8%),利尿薬(両群とも3%),aspirin(両群とも1%)。 【治療法】 pravastatin+食事療法群(3866例;男性1228例,女性2638例):pravastatin 10mg/日で投与を開始し,TCが220mg/dL以下に下がらない場合は医師の裁量で20mg/日まで漸増投与,およびNCEP step Iに基づく食事療法。対照(食事療法単独)群(3966例;男性1248例,女性2718例):脱落を防ぐのに有効だと思われる場合は穏やかな脂質低下薬(γ-oryzanol,riboflavin butyrate,pantethine)の投与可。 ベースライン時および治療開始後のTCが270mg/dLを超える症例はスタチン系薬剤を含むその他の強力治療に切り換えることができることとした。 【結果】 5年以上の追跡率は98.7%で両群間に差はなかった。登録期間をさらに5年延長することに同意しなかったものは1013例。 pravastatin+食事療法群でのpravastatin投与率は1年後95%,5年後90%,9年後89%,対照群のスタチン系薬剤(ほとんどがpravastatin)投与率はそれぞれ9%,25%,41%。pravastatinの平均投与量は8.3mg。抗血栓薬,降圧薬,糖尿病治療薬の併用は両群同様であった。 (脂質値の変化) TCはpravastatin+食事療法群(1年後−12%→5年後−12%→9年後−14%;追跡期間平均11%低下),対照群(−1%→−3%→−5%;平均2%低下),トリグリセリドは−14%→−13%→−16%;7%(中央値)低下,−8%→−10%→−5%;2%(中央値)低下,HDL-Cは+5%→+7%→+8%;5%上昇,+1%→+5%→+3%;2%上昇,LDL-Cは−19%→−19%→−22%;18%低下,−2%→−5%→−9%;3%低下。 一次エンドポイントはpravastatin+食事療法群66例,対照群101例で,pravastatin+食事療法群で有意に抑制された(対照群と比べたpravastatin+食事療法群のハザード比[HR]0.67:95%信頼区間[CI]0.49〜0.91,p=0.01)。NNTは119。 心筋梗塞17例 vs 33例(HR 0.52:95%CI 0.29〜0.94,p=0.03;NNTは255),心臓突然死5例 vs 10例(HR 0.51:0.18〜1.50,p=0.21),狭心症46例 vs 57例(HR 0.83:0.56〜1.23,p=0.35),血行再建術39例 vs 66例(HR 0.60:0.41〜0.89,p=0.01)。 二次エンドポイントである脳卒中は50例 vs 62例(HR 0.83),うち脳梗塞は34例 vs 46例(HR 0.76)でpravastatin+食事療法群で低かったが有意差はなかった。 全死亡は55例 vs 79例(HR 0.72:0.51〜1.01,p=0.055),うち心血管死は11例 vs 18例(HR 0.63,p=0.22),非血管死は44例 vs 61例(HR 0.74,p=0.13)。癌の発症(6.0例/1000人・年 vs 6.2例/1000人・年),クレアチンキナーゼ異常(>500IU/L:3.1% vs 2.6%),その他の有害イベントにおいて両群間に有意差はみられなかった。 【考察】 日本人においてpravastatin低用量治療により欧米の高用量治療と同様の冠動脈疾患抑制効果が認められた。 注)ClinicalTrials No.: NCT00211705 より参考引用【主要文献】 Nakamura H et al for MEGA study group: Primary prevention of cardiovascular disease with pravastatin in Japan (MEGA study): a prospective randomised controlled trial.Lancet. 2006; 368: 1155-63. PubMed 【引用元】Management of Elevated Cholesterol in the Primary Prevention Group of Adult Japanese |
|
○総コレステロール値の治療開始基準の新基準が、日本動脈硬化学会で発表されたようですね。 ○従来、総コレステロールの治療開始基準は220mg/dlでしたが、今回の提案では、240mg/dl以上を参考データとして、実際には、LDLコレステロール(悪玉)の140mg/dlという値を診断の中心におくようです ○まあ、考えてみると、確かにメバロチンが臨床開発されて市場に導入された当時は、フラミンガム研究や、ミスターフィット研究と言われる、外国の大規模臨床試験を参考にして、高コレステロール血症の治療開始基準が決定された経緯がありますよね。 以下に、文献の一部を引用させて頂きます。 ○確かに、上図のように、昔から言われていたことですが、総コレステロールも下げ過ぎると死亡率が高まるということが実証された形になったようですね。 ○総コレステロール160mg/dl以下と280mg/dl以上になると、死亡率(相対危険)が高まる傾向にあるようですね。(※死亡の相対危険度=総コレステロール値200〜219を1とする) ■日本脂質介入試験■ 約5万2000人の高コレステロール血症患者に、6年間コレステロール降下作用のある薬シンバスタチン(成分名)を投与し、心臓病の発生など経過を観察した。通 称J-LIT。 現基準では、国内で2,200万人が高コレステロール血症と推定されているが、新基準では半減する。治療の必要がないのに患者扱いされてきた人も多いわけだ。だが、新基準でも過剰な治療が行われる可能性は残る。 筑波大助教授の磯博康さん(社会健康医学)は「日本人は欧米人に比べ、心臓病の危険は5分の1以下。他に危険因子がない場合、数値が280より低ければ、薬より食事の改善を」と言う。 その理由は、総コレステロール値と死亡率の関係にある(グラフ参照)。臨床試験では、患者の死亡率は、総コレステロール値が160未満と280以上の場合に特に高かった。240以上280未満では、160未満の場合に比べ、心臓病の発生率は高いものの、全体の死亡率は低かった。
|
|
testupです!
【質問】 [[embed()]]という式を使用して、上記スライドや動画をアップしているのですが、時間がたつと、消えてしまいます。これが何故か理由がわかりません。 どなたか、ご存知ないでしょうか?教えて下さい。 yahooのブリーフケースへのアップロードでは限界があるということでしょうか?1回ブログを閉じるともうきえてしまっています。これが今の悩みの種です。どうかどなたかご指導願います。 【参考】高脂血症EBMの歴史 |





