愛川今生の演劇・映画世界

演劇って、ほんとうに楽しいですね。

栗原小巻論

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一九八〇年、アーノルド・ウフェスカー『根っこ』において、栗原小巻はピーティーブライアント役を演じた。演劇集団五月舎の第二十三回公演で、木村光一が翻訳および演出した。この劇団は、芝居好きの本田延三郎が一九七一年にスタートさせた。井上ひさし、水上勉の戯曲を中心に、木村光一が演出した。注目すべき成果をおさめたのは、一重に木村の功績だろう。木村は東京大学文学部を中退し、文学座に文芸・演出部員として入った。一九六三年に英国のウェスカー『調理場』で演出家として衝撃的なデビュー。翌年、故杉村春子主演の『欲望という名の電車』の演出を担当。その後、オズボーンの『怒りを込めて振り返れ』なども手掛けた。新進気鋭の演出家である。この経歴からも、わたくしの考える近代劇、いいかえれば日本新劇の伝統から少しはずれる作品を演出し、脚光をあびたといえる。一九七〇年ころ、地方大学の英文科でまなんでいた私にも木村光一のはなしは伝わってきていた。

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