愛川今生の演劇・映画世界

演劇って、ほんとうに楽しいですね。

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一九九一年、トルストイ『復活』は俳優座第二百十回公演で、栗原小巻(カチューシャ・マースロワ役)、武正忠明が演じた。小説の筋としては単純で、貴族の青年がかつて誘惑して捨てたカチューシャと、裁判の陪審員として偶然出合う。彼女は倫落の女になっていた。自分の罪の深さに愕然とし、シベリヤに流されるカチューシャの苦しみを少しでも軽減しようと、自らも貴族の生活を半ば投げうって彼女を追っていく。小巻は、もともと清純な乙女がシべリア行きの道中で自立した女性として自分の道を見つけだしてゆく姿を陰影深く演じたという。ただし、トルストイとしては確固たる目的意識をもって本書を書いているようで、当時のロシアの支配階級とその体制の全体、その腐敗堕落の全体を徹底的に暴露しようというのである。

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