轟猫的徒然網録

今や、純粋無垢とはその名の通りではない。不純である事こそがその名の示すものなのだ。

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紅い足痕――犬狼伝説

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 押井守と言えば、「GHOST IN THE SHELL」や「イノセンス」で知られる世界的に著名な映画監督である。この押井監督が重篤な犬好きということもまた良く知られている事である。前記した映画を見た人ならばすぐに分かることだが、よく犬が登場してくるのだ。そして、もう一つ押井監督が題材として取り上げるのが「昭和」という時代が持っていた熱気と混沌である。例えば、前記二作では香港を模した町並みにその混沌が仮託されているし、押井監督が担当した「機動警察パトレイバー」(「踊る大捜査線」のモデルになったとも言われる)の映画版でも東京の消え行く裏町を描き出すことによってそれを現出した。そして熱気という意味で監督が取り上げるのが1960年代から1970年代初頭にかけての学生運動である。この学生運動という東京を包む騒擾の熱気を取り上げている作品には原案提供の「Blood」(現在、「TBS」http://www.tbs.co.jp/系で「Blood+」http://www.blood.tv/が放映中)や今回取り上げる「紅い足痕」のベースとなる「人狼」が上げられるだろう。
 「人狼」はもう一つの戦後(詳しくは語られないが、ドイツが日本の占領者となった戦後)において過激化した学生運動と戦うために組織された首都警察との戦いと、首都警察が「警視庁」http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/と「自衛隊」http://www.jda.go.jp/という国家の武装組織の間の中で孤立し、武装蜂起を経て消え失せていく過程を描いている。その中で首都警察が目的に忠実であろうとした「犬」として描かれ、「犬」がその掟でしか生きられない事を悲しく描き出しているのである。もっとも、注意する必要があるが「人狼」とは映画のタイトルであり、これらのシリーズは「犬狼伝説」として総括される。「紅い眼鏡」、「ケルベロス」という実写作品、「人狼」というアニメーション映画、「藤原カムイ」http://www004.upp.so-net.ne.jp/studio2b/によって漫画化された「犬狼伝説」、そして杉浦守の手による本作である。本書は「角川書店」http://www.kadokawa.co.jp/から今月の新刊として刊行された。内容としては首都警察による武装蜂起事件「ケルベロス騒乱」後の都々目紅一と黒崎英斗を描いている。
 もっとも、この作品群は率直に言って人気があるとは言えない。題材が題材なだけに一部でカルト的な人気はあるものに一般受けしないからである。この一連の作品には昭和という時代に起こった数々の事件がモチーフとして取り入れられている。それらの事件の背景等を含めて楽しまなければ、意味が分からない難解な作品ということで一括されてしまう事になろう。

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