有川浩と覚しき人の日記

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日記

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先日、『県庁おもてなし課』の打ち上げがあったのでお邪魔してきました。
スタッフさんやキャストさんが勢揃いで、皆さんとても楽しそうにしてくださっているのが嬉しかったです。

堀北真希さんから手書きのお手紙をいただきました。
ロケ中はあまりお話できなかったのですが、打ち上げではたくさんお話していただきました。
少し人見知りな方だそうですが、一生懸命触れ合おうとしてくださる素敵なお嬢さんでした。

錦戸亮さんはあまりにも自然体すぎて、三宅監督と仲良く話し込んでおられるところを遠目で見かけて
「助監督さんかな?」とか思ってしまったことをここで白状します。
いや、あまりにも周囲のスタッフさんたちと馴染んでたので。
二次会も最後まで皆さんとご一緒だったそうです。

関めぐみさんは高知でいろいろ観光を楽しんでくださったそうで、たくさんそのお話をしてくれました。
清遠役の船越英一郎さんを「お父さん」と呼んで楽しそうにいつもお話しておられました。
そのお父さんはたいへん気さくな方で、正に現場のお父さん状態だったそうです。

私は一次会でお暇したんですが、ほとんどの人がそのまま二次会に流れたそうです。
来られていたメインキャストさんも一次会が終わるまではずっと会場に残っていてくださいました。
スタッフさんとキャストさんがとてもいいチーム感を醸し出していました。

本当に素晴らしいチームで撮っていただいた作品です。
読者の皆さんにも楽しんでいただけることを今から楽しみにしています。

追記
「錦戸さんのお顔を知らなかったんですか?」というご質問があったので慌てて追記。
もちろん存じ上げているつもりでしたが、ロケが終わってから髪を切られてたんですね。
随分すっきりされてたので遠目で見ると印象がだいぶ変わっていたのです。
出演が決まってからご出演のテレビ番組もけっこうチェックするようになってたんですが
(メンバーの方が太鼓のゲームを神業で叩いてるコーナーがありました)、
そちらもずっと髪が長くていらっしゃったので、髪の短いイメージがまったくなく……

『フリーター』でお世話になった二宮さんも、『図書館戦争』でお世話になり中の岡田さんも、
たいへん自然体で周囲を緊張させるということがまったくなかったので(それこそ私がうっかり
見逃すくらい)、これがジャニーズ所属のタレントさんのカラーなのかなぁと思ったりします。
NEWSの加藤シゲアキさんも書評の御礼をわざわざ託けてくださったりしましたし。
たいそう礼儀正しく濃やかな方々だなぁと思います。
特典の絵本が私書き下ろしという情報が出たようですが、間違った情報なので訂正させていただきます。
作中作となった童話について、ストーリーの原案と監修は担当しましたが、私が完全に書き下ろしたという事実はありませんし、DVD発売に当たって私が書き下ろすという事実もありません。
正確には「原作者監修」ということになると思います。

取り急ぎご報告まで。
「人は人、我は我、されど仲良し」
「見ない権利も見る権利も等しく尊重しましょう」
映像化のお約束をよろしくお願いいたします。

今まで、出演してくださったキャストさんのファンの方から
「○○さんに有川作品なんてイメージ合わない! そんな原作使うのやめろ!」
などの無体なお言葉をいただいたことはありません。
キャストさんのファンの方からは毎回たいへん広い心で原作を受け止めていただいております。
原作の読者さんからキャストさんへも温かいエール、もしくは静観を返していただけることを信じています。

さて『県庁おもてなし課』ですが、気心知れた『阪急電車』チームふたたびということで、私としては映像化の楽しみの他に再会の楽しみも味わえて幸せなばかりです。
そして、この映像化が高知や地方の観光へ少しでもエールになれたら本当に嬉しいです。
そういう意味では映像化の感慨も格別なものがあります。
観光特使として、高知県人として、地方出身者として、少しは自分の職域から「ふるさと」に何か貢献できたのではないかなぁ、と思ったり。
高知が舞台のお話ですが、『県庁おもてなし課』の抱える問題は日本全国どこの「ふるさと」にも発生していることだと思います。
いろんな突っかかりをクリアしながら、日本全国の「ふるさと」が前に進んでいけたら、という祈りが『県庁おもてなし課』です。
一作家の祈りを広く伝えてくださる映像化チームの皆さんに改めて感謝を申し上げます。

後はPR下手なところのある高知県がこの映像化に上手く乗ってくれることを祈るばかりです。がんばれ尾崎知事。

スカイロケットブログのほうも更新しました)

『図書館戦争』劇場版

劇場版アニメ、そろそろ東京の上映を順次畳んで地方巡業に出る模様です。
先日は池袋サンシャインが最終上映を迎え、スタッフのトーク会なども催されたそうです。
(わたくし、その間は絶賛真夏の書店回り中でしたのでお邪魔できませんでした。
今回は四国・九州を回らせていただきましたので、お見かけの方はよろしくお願いします)

地方で上映をお待ちいただいていた皆さまにおかれましては、どうぞ受け止めてやってください。
フィルムを少なく作って、時間差で地方に回していくというたいへん倹約な上映方式を採っておりますので、
お待たせして申し訳ありませんでした。

私の故郷である高知でも8/25より公開されるそうです。
ちなみに高知は、まだ上演予定の見極めが立っていなかった頃から
さっさとチケットを販売してしまい、
「チケット、もう売っちゃいましたから。来ますよね!?」
と制作チームに挑みかかってきたという男前っぷりを見せてくれたそうです。

「気持ちは嬉しいけど、万が一上映できなかったらどうするつもりだったのか」
とプロデューサー陣は呆気に取られていましたが、私はたいへん高知らしい勝負の
かけ方だなと思いました(笑)
倒れるときは前のめり! 後先は敢えて考えない!

そして実写版のほうは、わたくし佐藤信介監督とたいへん素敵な邂逅を果たしたのですが、
演劇がらみの話になりますので、スカイロケットブログのほうで書かせていただきました。
またこちらもご覧いただければと思います。
http://unitskyrocket0814.blogspot.jp/

どうやら素敵なご縁に守られているようなので、実写版もきっと幸せな結果になると思います。

『図書館戦争』実写化

「図書館戦争」TVアニメ化のときも、
「フリーター、家を買う。」のときも、
「阪急電車」のときも申し上げたことですが、今回も。

受け入れられない人には見ない権利があります。
何とぞよろしくお願い致します。
「人は人、我は我、されど仲良し」
永遠の真理でございます。

私は前向きに関わってくださる限り、自作に関するどのような映像化も一切否定しません。
今までもそうでしたし、今後もそれは一切変わりません。

ただし、「前向きに」というのは絶対条件ですので、皆さんの耳に入るお話は発表された時点で
制作サイドと出版サイドのマインドが折り合い、各種条件も整った幸福な企画であるということは
お約束できます。

それでもメディアミックスによる化学反応自体をどうしても受け入れることができないという方には
もちろん「見ない権利」があります。
「見ない権利」を行使したとしても、それは誰からも否定されることではありません。
ファンだからすべての派生作品を受け入れなくてはならないということはまったくありません。
同時に、「見る権利」を行使する方に対しても、同じ条件が適用されることを祈っています。

ただ、一つだけ知っておいていただきたいのは、『図書館戦争』がTVアニメ化したとき、
アニメ化に反対するたくさんの心ない声がキャストや制作スタッフに浴びせられたということです。
それでも彼らは折れませんでした。
最終回まで罵られながら、それでも温かい応援の声を抱きしめて、「いつか革命を」と
解散したのです。
折れなかった彼らの意志と、応援してくれた人の温かなお気持ちがあったから、『図書館戦争』は
劇場アニメにたどり着けたのです。
映像化の度に新しいスタッフが同じ痛みを受けなければならないとしたら、それは本当に悲しい
ことだと思います。

幸いにして今は映像化を冷静に受け止めてくださる読者さんが増え、たくさんの温かいご意見を
頂戴しています。
映像化は個人的には歓迎しないという方からさえ「映像化を機会に読者が増えることを応援したい」
とのご意見をいただき、本当にありがたく思っています。
正に「人は人、我は我、されど仲良し」の精神をありがとうございます。
やはり、作品に思いをかけてくれているスタッフに悪し様な言葉が届くと、作者としては自分が
罵られるより胸が傷みますので。


さて、『図書館戦争』実写映画は打診の段階から制作スタッフがとても前向きな姿勢を見せてくださり、
長い時間をかけて準備を重ねてくださっていました。

キャストさんもたいへん誠実にお話を受けてくださいました。

私がプロデューサーに信頼を預けた理由はたくさんありますが、その一つが稲嶺についての
処置です。
私個人の希望として、
「私にとって稲嶺は児玉清さんしかあり得ないので、図書基地司令には稲嶺でなく稲嶺の
遺志を継いだ別のキャラクターを立ててほしい」
というものがありました。
原作で人気の高いメインキャラクターの一人を敢えて封じてくれというのは、かなりの無理難題だと
思いますが、プロデューサーにはこれを快く了承していただけました。

脚本準備稿も読ませていただきましたが、原作のマインドを充分に汲み取っていただいた
熱い脚本でした。
『図書館戦争』1冊分を過不足なく映画の尺に収めていただいたバランス感覚もお見事だと
思いました。

もちろん、映像はスタートが幸せであってもその後に不幸な巡り合わせがまったくないとは
言い切れない世界です。
しかし、現時点でこれほど思いを見せてくださっているスタッフに出会えたことは、『図書館戦争』
という作品にとってとても幸せなことだと思っています。

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