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この度、滋賀県知事に「もったいない」をスローガンにして嘉田由紀子氏が就任されました。早くも東海道新幹線「南びわ湖駅」やダム問題との議会や県内市町村との調整等、前途多難でありますが大いに期待しています。
嘉田氏は、滋賀県では第8代目の知事になります。前歴は、環境社会学者・文化人類学者、琵琶湖博物館研究顧問、京都精華大学人文学部教授と環境問題とりわけ水質の専門家です。
特筆すべき経歴は、滋賀県琵琶湖研究所(現 琵琶湖・環境科学研究センター)顧問として1984年の第1回世界湖沼会議に参加されたことと県立琵琶湖博物館の設立の提案をされたことです。
この県立琵琶湖博物館では、先史時代からの琵琶湖の歴史と現在を知ることができる博物館です。中でも、淡海、近江の国と呼ばれた古代からと琵琶湖と琵琶湖とともに暮らしてきた人びとの歴史を詳しく学ぶことができ見学者が絶えることがなく、所謂「ハコモノ」行政では成功例になるものと思われます。
先月の滋賀県知事選挙に敗れた前職の第7代國松善次知事(1999ー2006)も環境問題に非常に関心のあった方で、通勤交通手段を公用車から電車に変えられ、その公用車そのものも早くからハイブリッドカーを利用されていたと聞き及んでいます。
隣の京都府に住む僕にとっては、滋賀県政は環境問題の取り組みに熱心である印象を受けます。
細川護煕内閣で官房長官を務めた元新党さきがけ代表の第5代武村正義知事(1974ー1986)は文字どおり、地方自治団体の「環境行政のさきがけ」でした。
今でも憶えているのが、滋賀県の住民の方々が洗濯用洗剤には、「粉せっけん」を使用しようという運動が盛り上っていたことです。
八日市市長から転じた武村知事は、住民との対話を重視して住民運動を先取りして「環境行政」に取り組まれました。
その業績は、全国初の合成洗剤使用を規制した「滋賀県琵琶湖の富栄養化の防止に関する条例(昭和54年10月17日滋賀県条例第37号)」や、「ふるさと滋賀の風景を守り育てる条例(昭和59年7月19日滋賀県条例第24号)」等、全国的に注目を集めた環境保全条例が制定されましたことによります。
また、1984年には前述のとおり、地方自治体が行う画期的な国際会議といわれた第1回世界湖沼会議を大津市で開催されました。
当時は、まだ小学生だった僕に詳しくは理解できていませんでしたが、今から振り返ると滋賀県における環境問題は他府県に先駆けるものでした。
瀬田川を除く滋賀県の水系が殆どが「琵琶湖」に注ぎ、京都、大阪府民の「水がめ」となっていることにより、早くから「琵琶湖」とともに暮らす滋賀県の住民の方々の環境問題に関する意識が高かったことに敬服します。
京都府亀岡市在住の小学生の僕にとって意識した環境問題とは、大阪府吹田市の亀岡市内での廃棄物処分場計画と亀岡市内の大谷鉱山からカドミウムが水田に流出した問題でした。
参考サイト:
・滋賀県琵琶湖・環境科学研究センター http://www.lberi.jp/root/jp/bkjhindex.htm
・滋賀県立琵琶湖博物館 http://www.lbm.go.jp/
・世界湖沼会議 http://www.ilec.or.jp/jp/wlc11/index.htm
「まったけ日記」1〜50は、こちらまで「 http://www.geocities.jp/f4_ttm/index.html 」
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初めまして。日記を読みまして、吹田市役所が埋め立て処分場を計画をしていたのを思い出しました。山陰線の車窓から『吹田市埋め立て処分場、絶対反対』と大きな看板が建ててありました。その後は、どのようになったのでしょうか?
2006/8/5(土) 午後 10:44 [ 亀岡市民A ]
あらら、、、吹田と亀岡にそんな因縁があったなんて。吹田もとんでもないことを考えてましたんね。でもまたなんでわざわざいくつも山越えて亀岡に???
2006/8/7(月) 午前 1:40 [ 吹田市民しいたけ ]
亀岡市民A様、当館ご訪問ありがとうございます。吹田市の廃棄物処分場計画には子どもながら、よ〜く憶えています。有り体を申し上げますと『吹田市役所って、悪いとこやなあ!』と憤っていましたよ、吹田市民しいたけ様!我々、亀岡市民の猛烈な反対運動があった阻止することができましたが、跡地にはゴルフ場…。呆れました(苦笑)。この一件が腰の重い厚生省をして大阪湾広域臨海環境整備センター設立、大阪湾フェニックス計画に至ったものと思料します。しかし、バブル崩壊…。 http://www.osakawan-center.or.jp/
2006/8/7(月) 午後 8:47 [ まったけ ]
まったけさんのご訪問歓迎致します。私は観念的な環境問題へのアプローチは苦手で、現実的な対策(多分まったけさんも同じ?。)志向です。嘉田知事誕生で、旧志賀町栗原地区に予定された広域大型産業廃棄物処理施設の建設は再検討されるでしょう。しかし行政側のゴミ処理義務は適切な形で果たして欲しいものです。義務を果たす方策は有ります。
2006/9/4(月) 午後 10:57 [ 琵琶湖研究室 ]
biwako_1164様、京都亀岡国際秘宝館へようこそお越しやす。確かに、僕の環境へのアプローチは、う〜ん、余り考えたことはないです(汗)。ただ、環境問題に取り組んでいる方達とのチャンネルは大事にしていますネ。最も気になるのは環境問題に関心のある方と全くない方の「温度差」ですね。その代表が、コイズミ君!君や(笑)
2006/9/5(火) 午前 0:04
まったけさん早速読ませていただきました(●・ω・)ノ 琵琶湖周辺では早くから水質保持の為の取り組みがされてるという事。 最近でも何とかいうプランクトン?(すいません忘れました(∇≦*))が水底ではびこり、琵琶湖の水温を上げ魚が捕れなくなっているというような内容のTV見ました。 少しづつでもかつての美しい琵琶湖に戻っていきますように。 香川県でも周辺住民による池の水質改善の取り組み成功事例があります。ご参考までに。 http://www.chushi.maff.go.jp/joho/genchi/tameike/17.htm 中国四国農政局HP
2006/9/16(土) 午前 8:43
あきらっこ様、「アサザ」の里・久米池について大変、興味深く拝読しました。農業と自然環境の共存は、これからの地球環境の守る上での大きなテーマだと思います。お礼に僕が住んでいる街・京都府亀岡市でため池と自然環境の保存が成功した事例を紹介します。池にオニバスが自生し、季節を問わず水鳥がやってきます。http://www.city.kameoka.kyoto.jp/wkame/sizenhyakusen/2/2-11.htm 亀岡市HP
2006/9/16(土) 午前 9:20
ご無沙汰してました。環境問題は地球温暖化問題が優先されて然るべきですが、琵琶湖の水質問題も大事です。でも最近、環境問題全般に対する市民の意識が相当高くなったように思えるのは甘いでしょうか。
2007/8/26(日) 午前 0:48 [ 琵琶湖研究室 ]
biwako_1164様★こちらこそお訪ねできずに申し訳なく思っています。琵琶湖の水質問題は滋賀県民の皆様だけでなく、琵琶湖・淀川水系に住み、琵琶湖の恩恵を受けている京都、大阪の両府民の問題でもあります。滋賀県の皆様が環境問題に関する意識が高く琵琶湖の水質の維持に努められていることに、京都府民の一人として御礼申し上げます。
2007/8/26(日) 午前 7:34