京都市は人口の一割以上が「学生」という都市である。河原町で数回、石を投げると「立っちゃん(立命館大学の学生)」に当たるとよく言われた。 また、京都大学や同志社大学、龍谷大学等の他大学でも講義をしている教員も多く、地元出身の学生は中高時代の同級生に試験問題情報を収集するために奔走した(させられた!)。 京都での学生生活では、思わぬ人々の受講することができた。 第十五代千宗室や窪田隼人(労働法)、宮崎義一(経済政策論、ベストセラー『複合不況―ポスト・バブルの処方箋を求めて』中央公論社,1992年の著者)、池上惇(財政学・公共経済学)等の京都大学を中心とする諸先生である。(「立っちゃん」はアホと思われていたのか、京大の先生の試験は甘かった。)
人類学は「サル学」だった! 僕が大学1回生のときは、まだ『ニュー・アカデミズム』の余韻が残っていた。(京大まで自転車をとばして、浅田彰の講義を聞きに行ったことがあるぐらいです┐('〜`;)┌)
一般教育(一般教養)・自然科学のカリキュラムをみると「人類学」という講義があった。栗本慎一郎の「経済人類学」に係るような講義だろうかと思って受講することにした。(←(¬_¬)『講義概要』を読んでいない。)最初の講義で驚いた。なんと、あの生態学者、人類学者の泰斗である今西錦司が築いた「サル学」で有名な京都大学霊長類研究所から招いた研究員の方が講師だった。 それは、中学生のとき…京都の嵐山に岩田山野猿公園(現 嵐山モンキーパーク)があり、何度か訪れたことがあるが、たまに京都大学霊長類研究所の研究員がニホンザルの行動の観察に来られており、子ども「まったけ」相手にサルのことを教えて下さったことがあった。 最初の講義で自己紹介をされたときに、1年ごとにアフリカ大陸でフィールド・ワーク、京都又は愛知県にある京大霊長類研究所で研究成果をまとめる作業をしているとのことだった。 ヒトはどこまでサルか? 講義内容は、ヒトよりもサル、とりわけ類人猿の内容が多かった。例えば、ゴリラやチンパンジーそしてボノボ(=ピグミーチンパンジー)の知能は、どの程度なのか…。驚いたのは、ゴリラ等の類人猿は手話やパズル等を使用して会話ができることだった。ココと名付けられたゴリラに手話で「ココ、あなたは可愛いね。」と話し掛けると「あなたは嘘つき。ココは醜い。」と、答えた。その知能は小学生の低学年並という。
当時は、現存するヒト科は「ヒト」一種のみと言われていた。『頑固に保守的な学者(ニンゲン右翼?)』が数多くいるために、時間は必要だがいずれゴリラやチンパンジー、オランウータンそしてボノボがヒト上科(又はヒトがチンパンジー上科)になるだろうとの話であった。 その日、講師は以下のように話された。 研究が進めば進むほど、彼等が戦争に利用されるだろう!なお、僕が受講したときはチンパンジー(肉食、狩り、子殺し)やボノボ(性行為)の生態の貴重なビデオ撮影に成功されたということで鑑賞したが、多くの学生が気色悪いと言って退席した。 ■ 生 態 ■ ボノボの行動学上の大きな特徴は多様な性行動である。両性間の交尾、ホカホカと呼ばれる雌同士の性器のこすりつけ行為、雄同士の尻つけ行為など、性的な行動のほとんどが挨拶や社会的な緊張緩和の行為として行われている。いわゆる正常位を行う動物の中でもボノボの行為が最初に発見されるまでは、それは人間だけが用いるものであると考えられていた。 ■ 知 性 ■ ボノボの知性は他のチンパンジーよりも高いと考えられているが、野生での道具使用は報告されていない。ボノボに言葉を教えるプロジェクトが米ジョージア州立大学言語研究所のスー・サベージ・ランボー博士らにより行われており、カンジと、その妹のパンバニーシャという2頭のボノボは英語を文法もふくめ理解することが確認された。プロジェクトで飼育したボノボは以下の事を自ら、若しくは人間に声のみによる指示を受け行う。 【出典:フリー百科事典、ウィキペディア(Wikipedia)】参考サイト *今西錦司の世界 *京都大学霊長類研究所 *飛べ、バージル/プロジェクトX →訓練したボノボを軍事利用する映画です。 *ビーリア(ボノボ)保護支援会 参考文献 *フランシーヌ=パターソン (著), ユージン=リンデン (著), 都守淳夫 (翻訳) 『ココ、お話しよう』 どうぶつ社,1995年 *フランス=ドゥ=ヴァール (著), 西田利貞 (翻訳) 『政治をするサル―チンパンジーの権力と性』平凡社,1994年 お時間がありましたら…。 *まったけ日記58ー絶滅危惧種・その名も「キョウトゴキブリ」ー *まったけ日記136―メダカ再発見 in 亀岡ー *まったけ日記142ーアユモドキを知っていますか? *まったけ日記150ーアユモドキの棲む水田生態系の調査ー *まったけ日記151ーオニバスの花が咲く池ー *まったけ日記162ー京都府レッドデータブック「キョウトゴキブリ」ー *まったけ日記226ーホオジロザメの天敵は人間!ー *まったけ日記227ー日韓両国の都合で絶滅した『ニホンアシカ』ー *まったけ日記234ー38度線は「野生の王国」 *まったけ日記238ー地球最強の猛獣とは?− |
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写真がかわいいのでポチです。
2007/3/30(金) 午前 6:37 [ - ]
これはこれは姫様☆傑作ポチありがとうございます。
2007/3/30(金) 午後 11:12
ココやボノボは前にTVの放送大学で見たことがあります☆ココの頭の良さ?には驚きましたが、ボノボを知った時はもっと驚きました☆過去世は人だったのではないかと思ったりします☆それにしても性行動の多様な『人』が他の動物に比べ知性が高いことを考えると、ボノボの知性が他のチンパンジーよりも高いというのは興味深いです☆
2007/4/1(日) 午前 5:08
masao様☆放送大学で取り扱ったとは知らなかったです。非常に僕も驚きました。それから、動物としての「ヒト」ではなく、「人間」が「人間」であるにはどうしたらよいのかということを懸命に考えるようになりました。動物種としての「ヒト」は、唯一共食いを除く「同種殺し」をする動物です。戦争を繰り返す人類は最も愚かなりです。
2007/4/1(日) 午後 4:24
「人間」の争いは大量に地球規模で殺し合いますし、環境は地球規模で破壊してますからね。どんな凶暴な動物もここまでやりませんからね。
2007/4/2(月) 午後 4:45
masao様☆同感です。人類が滅亡するときは、地球も滅亡しそうな気がします。
2007/4/8(日) 午後 3:22
戦争と労働に利用することを考えるでしょうね。彼らは、だから「野蛮な」人間の言葉を理解できない振りをし続けている、ということもささやかれていますね。いない?(笑)
2007/7/4(水) 午後 10:44
ひろもと様★京都亀岡国際秘宝館へようこそお越しやす。『「野蛮な」人間の言葉を理解できない振りをし続けている』とは面白い発想と思いました。
2007/7/5(木) 午前 6:36
>動物種としての「ヒト」は、唯一共食いを除く「同種殺し」をする動物です。
これ間違いです。ライオンの同種殺しは有名ですし、
他にも様々な理由で同種殺しをする生物がいます。
例えばアフリカのあるリクガメはメスをめぐって転がしあいを行い、転がされて裏向けにされたカメはそのまま餓死します。
ボノボが話題になっているのも「霊長類の中で唯一同属殺しをしない生き物」だからです。
2007/10/18(木) 午前 6:38 [ バズ ]
バズ様★京都亀岡国際秘宝館へようこそお越しやす。並びにご指摘ありがとうございます。御指摘の件は京都大学霊長類研究所の講義メモにあったものですが、「霊長類」を「動物」と書き間違えていたようですね。より正しく表現する方法として「動物の中で自然淘汰以外の目的で『同種殺し』をする動物」と「動物の中で大量に『同種殺し』をする動物』という表現も感じましたが、より正しいのは何れでしょうか?
2007/10/18(木) 午前 8:17
「あなたは嘘つき。ココは醜い。」
いや、驚きました。サルが「嘘つき」「自分は醜い」という概念まで理解しているということに・・・。
この事実は動物とは言葉こそ通じないが、実は情感の面では人間と差ほど違わないのではないか、と考えさせられます。
関連する記事を過去に書いていますのでTBさせていただきますね。
2008/9/22(月) 午後 7:22 [ BARRY ]
BARRY様★いつもコメントありがとうございます。
僕もゴリラのココの発言を知ったときには、本当に驚きました。
それまでのサルとの会話の研究では、簡単な算数の計算などはできても、「美しい」や「醜い」といった形容詞的な表現はできないのではないかとされていたようです。
類人猿を含めて多くの動物が人間の想像以上の知性を持っているような気がします。
2008/9/23(火) 午前 0:00