大阪で来月実験予定の―バイオ燃料、発売ピンチ―地球温暖化対策の一つとして注目されるバイオエタノール燃料の試験販売が8月から大阪府内で予定されているが、肝心の燃料の調達の見込みが立たず、開始がずれ込むおそれが出てきた。 バイオエタノールをガソリンに混合してつくるが、環境省が推進する「E3」と石油連盟が採用する「ETBT」の2方式があり、石油元売り各社がガソリンの供給に難色を示しているからだ。大阪府内ではE3の販売に協力するガソリンスタンドはわずか3店。2010年までに国内で年間50万キロリットル(原油換算)のバイオ燃料を導入することが閣議決定されているが、関係者の足並みが乱れ、好発進といかないようだ。 混合方式で対立ーガソリン調達困難―直接混ぜるE3を環境省が、石油ガスのイソブラテンと化学反応させてから混ぜるETBを石油連盟が推進する。 大阪府の実験は、E3の製造から販売までを一貫して行う国内初めての試み。堺市にある廃木材を使ったバイオエタノール生産施設で製造、岡山県内の油槽所でE3を作り、登録した公用車や民間企業の車4万台に利用してもらう計画だ。 製造価格はガソリンより1〜2割高いが、差額は国の補助金を受け。同一価格で販売する。 石油連盟は、E3に反対の立場をとる。既存の施設で生産で斬るETBEに対し、E3の製造には数千億円の設備投資が必要とされる。さらに、「E3は品質に不安があるとして」として、E3へのガソリン供給に否定的だ。 日本ではバイオエタノールの混合比率は3%だが、環境省は10%への引き上げを目指す。ETBEは必要なイソブテンの製造量に限界があり、E3が不可欠であるとする。「諸外国では高濃度で混ぜてもトラブルになっていない。品質も大丈夫と反論する。 大阪府庁で6月末E3の利用促進策を検討する会議が開かれた。環境省の担当者は「国としての道筋がないのが大きな問題。大阪府にはご苦労いただいている」と話した。府は、車の登録申請を7月上旬から予定していたが、延期した。普及のためのホームページ開設も実現していない。 石油連盟は国内のガソリンスタンドの8割を傘下に置くため、府が確保できている給油所は同連盟から独立している3ヵ所のみ。府は独立系のガソリンスタンドを中心に個別に訪ねて交渉を続けている。担当者は「府としてできることは限られているが、なんとか実現にこごつけたい」と話す。【朝日新聞大阪本社、2007年7月14日夕刊】 【キーワード】バイオエタノール トウモロコシやサトウキビ、廃材などを原料としたアルコール燃料。二酸化炭素(CO2)を吸収した植物が原料のため、大気中のCO2総量を増やさない。世界の生産量は約4500万キロリットルで、米国とブラジルで約7割を占める。両国や、中国、インドは直接混合を、EUの一部がETBCを採用する。日本の生産量は2005年度約30万キロリットル。2010年度までに導入を目指す約50万キロリットルのうち、石油連盟は、資源エネルギー庁の要請を受け、約21万キロリットルを引き受けた。
参考サイト*バイオエタノール・ジャパン・関西 *バイオマス情報ヘッドクォーター *石油連盟 関連用語 *バイオマス *バイオ燃料 お時間がありましたら…。 *まったけ日記309―新しいプリウスの翼 *まったけ日記308―『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』に捏造疑惑― *まったけ日記306―EU「カーフリーデー」 *まったけ日記304―自動車からのCO2削減ー *まったけ日記286―亀岡市がバス直営化で経費節減成功ー *まったけ日記280―京都市、四条通で自動車通行規制― *まったけ日記232−今すぐストップ!地球温暖化バトン− *まったけ日記225ー「マイナス10%」へ挑戦する京都 *まったけ日記222ー鉄道の消費エネルギーの優位性ー *まったけ日記221ー「京都議定書」批准拒否国の米国、豪州に圧力を!ー *まったけ日記215ー京都市、LRT実験【速報】ー *まったけ日記212−沖縄と鉄道と優しかったおじさんとー *まったけ日記209ー『環境マニフェスト』しーむす。総理…秘書・まったけ *まったけ日記206ー関西発「脱モータリゼーション」− *まったけ日記188ー甦れ!京都市電− 注目ブログ *みんなで作る知恵の詰まった環境ブログ ご意見下さい *いわれひこ様BBS *京都亀岡国際秘宝館・本館 |
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バイオ燃料、今注目を集めてますね〜。でも、穀類の高騰が心配ですが。
2007/7/25(水) 午後 0:25
バイオエタノールでとうもろこしが高騰してますね☆ブラジルでは沸いているようですが、メキシコ当たりではとうもろこしの主食トルティーヤが値上がりして庶民が苦しんでいるようですね。難しいです。
2007/7/25(水) 午後 1:45
トントン様★いつもコメントありがとうございます。バイオ燃料は地球温暖化防止を目指すために投資すべき技術の一つです。しかし、御指摘のとおりに穀類の高騰も気にかかるところです。食糧といえども穀物は戦略物資でメジャーの支配もありますから…。
2007/7/25(水) 午後 3:29
masao様★いつもコメントありがとうございます。御指摘のとおり、地球温暖化防止という目的があったとしても、生産国の経済やその社会的弱者の生活に負の影響を与えるような技術革新をしてはならないと思います。開発途上国の経済や社会的弱者の生活を慮らなかった結果として、地球温暖化になったと思います。
2007/7/25(水) 午後 3:36
ガソリンと大差はなくホルムアルデヒドとアセトアルデヒドが出ると言う意見もありますが・・どうなんでしょうか?
http://www.ohmynews.co.jp/news/20070502/10705
2007/8/1(水) 午後 2:04
らいおんみみちゃん★いつもコメントありがとうございます。新しい環境技術の開発の際には既存のエネルギーとの環境コストの比較をする学者や政治家、財界人等が多いのです。しかし、ガソリンは化石燃料であり、永年、使用を続けてきたにも関らず、環境に悪影響を与えています。バイオマス燃料は開発が始まったばかりの技術です。技術開発の段階では様々なデメリットが発見されても、新たな技術革新が期待することが可能な技術なので投資は続けた方が良いと思います。【続く】
2007/8/2(木) 午前 7:34
【続き】石油を始めとする化石燃料は、いわば地球の循環からはみ出てしまった限りある資源です。少なくとも、バイオマス燃料は現存の地球の循環からはみ出てはいません。バイオマス以外の燃料も含めて「化石資源の代替エネルギー」の開発を現段階の環境コストを理由に止めることがあってはならないと思っています。
2007/8/2(木) 午前 7:40
早く開発がされますように! 我々人間のためにも、地球のためにも世界の意識・新たな技術が生まれますように!!
2007/8/2(木) 午後 0:30
みみらいおんちゃん★そうですね、一刻も早い技術開発が望まれます。そして、僕たちもアイデアを考えていきましょう!
2007/8/2(木) 午後 5:15