国際自然保護連合(IUCN)によれば、世界には156万種の生物が確認されている(既知種)。そのうち絶滅の危険性があるかどうかの評価が終わった評価種は約4万種にすぎない。 絶滅に関する種の評価を終えた哺乳類、鳥類、両生類だけを見ても、絶滅の恐れの割合が高いことがわかる。爬虫類や魚類、昆虫類、顕花植物の絶滅の恐れの割合は一見高いが、まだ評価を終えていないものが多い。 以下の項目の括弧内は、既知種に対する絶滅の恐れの割合を示す。絶滅の原因は、開発や乱獲のほか、地球温暖化や外来種の侵入など様々だ。1年間に4万種が絶滅するという推計もあれば、温暖化によって2050年までに100万種以上が絶滅するという発表もある。【出典:『環境経営事典2007ー用語解説・法律・データ集』日経BP社,2007年より101ページを引用】 哺乳類5,416種―『23%』両生類5,918種―『31%』鳥類9,934種―『23%』爬虫類8,240種―『51%』魚類29,300種―『40%』昆虫類950,000種―『52%』顕花植物258,650種―『74%』 上記データは「ICUN レッドリスト2006年版」に基づくものである。内容は全く『不都合な真実』である。絶滅の恐れの原因は人為的なものが殆どである。
外来種の侵入は大阪で確認された「セアカゴケグモ」の記憶が新しい。「セアカゴケグモ」は大阪の冬を越せないとしていた学者等もいたが、既に関西広域で生息が確認され始めている。 全国的には亜熱帯性のクマゼミが生息域を北上しているのは周知のとおりである『まったけ日記317』。 当館がある亀岡盆地ではアユモドキやホトケドジョウ、オオサンショウウオが棲む水田生態系が失われている。アユモドキの生息については、「まったけ日記150」でレポートしたところである。 世間的には生命力が強いというイメージがあるゴキブリも種によっては、将来的には絶滅の恐れが危惧されるほど個体数が減少傾向にある(キョウトゴキブリ、ツチゴキブリ等『まったけ日記162』)。 人為的な要因で深刻な減少傾向にあり、絶滅が危惧されているのが映画『ジョーズ』で有名になった「ホホジロザメ(ホオジロザメ)『まったけ日記226』」だ。映画の影響を受けてスポーツ・フィッシングによる乱獲が原因である。 一度、失われた種を甦らせることは、将来的な自然科学の進歩があっても標本が少なくて絶望に近いだろう。「今西学」で有名な京都大学霊長類研究所研究員の言葉を思い出す。 「過去に生物の絶滅は繰り返してきたが、地球にダメージを与えてるものではなかった。ヒトは絶滅のときに地球の崩壊を巻き込む初めての動物になる可能性がある」関連用語
*国際自然保護連合 参考サイト *IUCN日本委員会 *IUCNRed Kist of-Thereatend Species *京都大学霊長類研究所 *今西錦司 お時間がありましたら…。 *まったけ日記346―危険な外来性生物― *まったけ日記328―クワガタムシは源氏、カブトムシは?― *まったけ日記325―関空に「スナメリ」集合!― *まったけ日記322―鮒寿司の危機に滋賀銀、動く― *まったけ日記321―絶滅種「レンリソウ」が除草作業で全滅― *まったけ日記319―中国の秘策『シロクログマ(パンダ)』でリサイクル― *まったけ日記317―今夏はセミの当たり年?― *まったけ日記315―アカウミガメが神戸空港に!― *まったけ日記312―奄美大島・アマミノクロウサギ― *まったけ日記303―我が家のミニ・ビオトープの訪問者ー *まったけ日記300―スマトラゾウの不都合な真実ー *まったけ日記296―滋賀県庁食堂でブラックバスを食べよう!― *まったけ日記294―カンサイタンポポを探そう!― *まったけ日記287ー京都府レッドデータブック「オオミズナギドリ」― *まったけ日記284―カブトエビを探す団塊ジュニア― *まったけ日記243ーサルと会話ができるか?− *まったけ日記238ー地球最強の猛獣とは?− *まったけ日記234ー38度線は「野生の王国」 *まったけ日記227ー日韓両国の都合で絶滅した『ニホンアシカ』ー *まったけ日記226ーホオジロザメの天敵は人間!ー *まったけ日記162ー京都府レッドデータブック「キョウトゴキブリ」ー *まったけ日記151ーオニバスの花が咲く池ー *まったけ日記150ーアユモドキの棲む水田生態系の調査ー *まったけ日記142ーアユモドキを知っていますか? *まったけ日記136―メダカ再発見 in 亀岡ー *まったけ日記78ー入梅と蝉しぐれー *まったけ日記58ー絶滅危惧種・その名も「キョウトゴキブリ」ー 注目ブログ *みんなで作る知恵の詰まった環境ブログ ご意見下さい *いわれひこ様BBS *京都亀岡国際秘宝館・本館 |
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これからの地球が心配ですね〜。
2007/10/29(月) 午後 3:36
トントン様★いつもコメントありがとうございます。多様性を維持してきた様々な地球上の生物が何れの類において、かなりの割合に絶滅の危険性があるので人間も例外ではないと思います。
2007/10/29(月) 午後 4:25
とくに天然の誰かさんが真っ先に危ないと思います>人間も例外ではないと思います
2007/10/29(月) 午後 5:42 [ mid*i*ht_s*n501 ]
具体的な話を聞くと、実に深刻な事態なのだとわかりますね。
自分に出来ることは何だろうと考えてしまいます。
2007/10/30(火) 午前 0:50
豊かな生活(少なくとも昔に比べれば)を維持する経済活動と、絶滅種の存在。この矛盾はまだまだ続くと思います。日本だけではなく世界規模ですからね。このブログの一石は大きいですね。忘れていたものを思い出しました。
2007/10/30(火) 午前 6:37 [ softtire58 ]
椎姐御★これはこれは珍しいお腹スイタシ!御指摘の通り、人的被害が及ぶようになるとまっ先に死んでしまうと自覚しております。
2007/10/30(火) 午後 4:11
酒競輪様★いつもコメントありがとうございます。正直に申し上げて、僕自身も同じことを考えました。地球規模の問題ですから行動することが困難に感じます。住まいから海は遠いところにあるのでホホジロザメの保護を自らできません。だから、身近なところの生物を守ることに努め、アユモドキの絶滅を防ぐことに参加することにしました。チャバネゴキブリと見分けがつかないキョウトゴキブリは困った話ですが…。
2007/10/30(火) 午後 4:17
輸入タイヤの日新ゴム内 池田様★いつもコメントありがとうございます。過分なお褒めの言葉をいただきましてありがとうございます。おっしゃるとおり、人間の文明生活と絶滅や絶滅危惧、要注意などの種との共存(共生、混生)は難しいと思います。僕の場合は、自宅や仕事場の周りの生物の観察から始めました。絶滅危惧種のメダカを再発見したときの喜びは大きいものがありました。
2007/10/30(火) 午後 4:23