電車ブーム? 最近、団塊の世代を中心に静かな「鉄道ブーム」だそうだ。司会のタモリが電車ファンということもあって、テレビ朝日『タモリ倶楽部』で結成された「タモリ電車クラブ」を中心に鉄道企画の番組が何度も放送されている。
司会のタモリや俳優の原田芳雄、ロック・バンド・くるりのボーカル岸田繁などの錚々たるメンバーの「タモリ電車クラブ」の会員が電車や鉄道模型を前にしてはしゃぐ姿は思わず笑いを誘ってしまう。 僕は滅多にテレビ番組に登場しないくるり(学校の後輩でもある)のファンなので、「タモリ電車クラブ」を観るようになったが、今や岸田君が出演しなくても「タモリ電車クラブ」を楽しみにしている。 しかし、鉄道は鉄道ファンのためのものだけではない。世界中で抱える環境問題、都市交通の混乱の状況の中で「モーダルシフト」をキーワードとして再び鉄道が脚光を浴びようとしている。 モーダルシフト輸送手段の一部をトラックから鉄道や船舶による海上輸送に転換し、 CO2排出削減など物流における省エネを目指す考え方。 2006年4月施行の改正省エネ法では、荷主の省エネ目標とモーダルシフトなど省エネ措置(取り組み)の報告を義務づけた。 対象となる荷主は、発注する貨物の輸送量が3000万トンキロ(輸送重量=t×輸送距離=km)以上の事業者で、エネルギー消費原単位を年率1%低減させることを目標としている。荷主自ら省エネ計画を作り、計画書の提出と委託輸送にかかるエネルギー消費量の報告をする。 トヨタ自動車は06年11月から専用のJR貨物列車による貨物輸送をスタートさせた。愛知県で製造した自動車部品をJR名古屋南貨物駅から盛岡貨物ターミナル駅まで運び、関東自動車工業の盛岡工(岩手県)で組み立てる。両駅の区間距離は約900km、貨車20両編成に40台のコンテナを載せ、年に224日の運行を予定。トヨタはトラック輸送に比べ、年間約7000tCO2削減になると見込んでいる。 1tの荷物を1km輸送するエネルギー消費量は、鉄道に対し営業用トラックが約5倍、自家用トラックは約20倍、平均したトラックのCO2排出量は10倍程度とみられているが、陸上の貨物輸送に占める鉄道の割合は自動車の1%にすぎない。 長距離になると鉄道輸送の割合が増え、500kmを超える貨物の30〜40%が鉄道で輸送される。距離が伸びると、運賃や速度の面で鉄道のメリットが大きくなるからだ。国は長距離貨物輸送について、鉄道と船舶のシェアを現在の40%から10年までに約50%に増やすことを目標としている。 モーダルシフトの概念を一般消費者の物流に導入する「モーダルセレクト」の取り組みも始まっている。例えば、鉄道で輸送した商品に「エコレールマーク」というラベルを張り、消費者の環境意識に訴える制度などだ。 【出典】『日経エコロジー/環境経営辞典2008』日経BP社,2007年 シベリア鉄道を使用しての「ランド・ブリッジ」 現在の世界中の、モーダルシフトの動きの中で注目を集めているのがロシアの世界最長の旅客・貨物路線である「シベリア鉄道」である。シベリア鉄道は、成長著しい東アジア及び経済大国・日本とEUを結ぶ。
トヨタ自動車はロシア・サンクトペテルブルグの自動車組立工場への日本発ロシア向けの輸送に海上輸送ではなく、シベリア鉄道を利用する「ランド・ブリッジ」を進めて行く方向にある。 1992年、僕はハバロフスクからモスクワまでシベリア鉄道で旅したことがあるが、時間にして約一週間であり、日本からサンクトペテルブルグまでの海上輸送よりも大幅に時間が短縮することが想像できる。 環境問題・資源高騰・都市交通の混乱!飛行機や自動車に破れ去ったはずの鉄道が復権する!参考サイト*改正省エネ法(財団法人省エネルギーセンター) お時間がありましたら…。 *まったけ日記306―EU「カーフリーデー」 *まったけ日記304―自動車からのCO2削減ー *まったけ日記286―亀岡市がバス直営化で経費節減成功ー *まったけ日記280―京都市、四条通で自動車通行規制― *まったけ日記242ー京都市の新景観施策− *まったけ日記232−今すぐストップ!地球温暖化バトン− *まったけ日記225ー「マイナス10%」へ挑戦する京都 *まったけ日記222ー鉄道の消費エネルギーの優位性ー *まったけ日記221ー「京都議定書」批准拒否国の米国、豪州に圧力を!ー *まったけ日記215ー京都市、LRT実験【速報】ー *まったけ日記212−沖縄と鉄道と優しかったおじさんとー *まったけ日記209ー『環境マニフェスト』しーむす。総理…秘書・まったけ *まったけ日記206ー関西発「脱モータリゼーション」− *まったけ日記188ー甦れ!京都市電− 注目ブログ *みんなで作る知恵の詰まった環境ブログ ご意見下さい *いわれひこ様BBS *京都亀岡国際秘宝館・本館 |
全体表示
[ リスト ]






こんばんは。
復活おめでとうございます。
そういえば、鉄道が見直されていると、何かで見たことがあります。
特に都会では車より確実性を取って電車が見直されているとか。
でも、田舎では、ソウも行かないのが現実ですね。列車は本数もないし・・・やっぱり車になっちゃいます。
2008/8/23(土) 午後 8:39
お久しぶりです。
また、再開されて、嬉しいです。
タモリさんが鉄道ファンとはしりませんでしたが、機会がありましたら、見てみたいなと思います。
日中、家にほとんどいませんので、テレビ番組が、遠くなっています。
鉄道が、復活して旅先では歩く。健康にもいいように思っています。
お元気に頑張りましょうね。ぽち
2008/8/23(土) 午後 11:56
車を持たない僕にとっては鉄道は必須な移動手段です。今度の週末は寝台車で旅をします。
2008/8/24(日) 午前 8:39
秋田県では、シーアンドレール計画とかいうものが動き出しているようです。土崎港には、臨港鉄道(だと思った)があり、JR土崎駅までレールで繋がっています。鉄道と船によるロシアとの交易。実現したらいいなと思っています。
2008/8/24(日) 午後 0:11 [ ピッピ ]
うーちゃん様★いつもコメントありがとうございます。かつてのモータリゼーション社会の浸透を考えるとここまで鉄道が見直される時代になるとは思いませんでした。昭和53年の京都市電のレールが剥がされる光景を未だに思い出します。やはり、京都の街には路面電車が似合います。
2008/8/24(日) 午後 9:27
エコピープルの准将様★京都亀岡国際秘宝館へようこそお越しやす。おっしゃるとおり、環境問題の解決にはモーダルシフトは重要な手段の一つだと思います。僕も週刊東洋経済は吊り広告を見て即、購入しました。
2008/8/24(日) 午後 9:31
みのりん様★いつもコメントありがとうございます。環境問題や高齢社会によって鉄道を含めた公共交通の見直しが進んでいます。僕の住んでいる街では、地方公共団体が市内の路線バスの体系を改革して成功しつつあります。都市部だけでなく、地方の交通過疎対策にも小型のバスや船舶を使用した交通体系づくりが必要だと思っています。
2008/8/24(日) 午後 9:41
asabi様★いつもコメント、ぽち、ありがとうございます。タモリさんの鉄道マニアぶりはオモシロイですよ。タモリさん、原田さんは「レール派」でくるりの岸田君は「モーター派」だそうです。僕も鉄道旅行が大好きですよ。
2008/8/24(日) 午後 9:46
Blackmore様★いつもコメントありがとうございます。僕もクルマを持っていないので、自転車&鉄道です。僕は記事にあるロシアとアフリカのナイル川沿いを寝台列車で旅しましたが、いいものですね。
2008/8/24(日) 午後 9:49
ぴっぴ様★いつもコメントありがとうございます。そうでした、モーダルシフトのもう一つの主役は船舶でした。丹波の山育ちなものなので観光遊船の保津川下りしか身近にないもので失念していました。シベリア鉄道を利用したランドブリッジには日本海側の貿易港の存在が重要になります。京都でも京都舞鶴港の整備が行われていますよ。
2008/8/24(日) 午後 9:55
くるりは館長の後輩ですか。くるりは良い曲を作るので何曲か聴いたことがあります♪不思議なことに鉄道ブームですね。少し前はマイナーな存在だったのに。鉄道のアニメまで出来て、「鉄子の旅」というアニメもTVで見ました^^;
2008/8/25(月) 午後 8:10
masao様★いつもコメントありがとうございます。僕も、くるりはいい曲を作るなあと思っていたのですが、後輩だと知ったのは昨年の今ごろでした。くるりは京急電車のCMソング「赤い電車」も創っていますよ。
2008/8/25(月) 午後 9:42
こんにちは。モーダルシフトについては、以前ページを作ったことがあります。よかったら見てやってください。http://www.geocities.jp/noisettelover/env/takuhai/takuhai.htm
2008/8/28(木) 午後 2:31
noisettelover様★京都亀岡国際秘宝館へようこそお越しやす。ご紹介の記事は興味深く拝読しました。鉄道貨物の環境効率の優位性が達意平明な文章で解りやすかったです。今こそ、再び鉄道貨物輸送を復権したいものです。しかし。JRが数多くの貨物ターミナルという財産を失ったのは惜しまれます。
2008/8/28(木) 午後 3:15
トラックバックしていただき有難うございます。受験生という立場なので結構忙しく、最近拝見することが出来ず申し訳有りません。
交通問題には非常に関心があり(以前いわゆる鉄ちゃんだったことが大いに影響していますが)、モーダルシフトの行方にも注目しています。宮城県はトヨタ系完成車工場が相模原から移転してくることになり、それをきっかけに多数の関連産業の工場が周辺に立地します。トヨタでは、完成した車を宮城や岩手の工場から鉄道で日本海側(主に秋田)の港湾に輸送して船舶でロシアへ、そこからシベリア超特急…いやシベリア鉄道で欧州へという輸送計画を構想中です(上でピッピ様が書かれているシー&レール構想のことです)。自動車工場は地域経済に与える好影響と同時に地域社会や環境への悪影響も持ち合わせ、その主要なものである渋滞や大気汚染は最小限にして欲しいところですので、この構想には期待しています。しかし問題は、今回の工場立地先には鉄道が無い(60年前に廃止されました)こと。必然的にトラックで仙台市内の貨物駅まで運ぶことになり、どうなんだかな〜と思っているところです。
今後の鉄道復権に期待しています。
2008/8/28(木) 午後 6:14 [ アングルみちのく ]
大年爺様★いつもコメントありがとうございます。自動車メーカーの中でもトヨタですから、地域経済への影響は大きいと思います。日本の多くの企業の中でも自動車メーカーにも関らず、トヨタはモーダルシフトに熱心だと思います。しかし、御指摘のとおり、モータリゼーションが急成長した時代に数多くの鉄道路線が廃止され、JRの多くの貨物ターミナルが整理されました。一度、失ったものを取戻すのは難しいですが、東洋経済のいう「鉄道大復権」によってモーダルシフトが実現することを期待します。受験勉強、応援しますよ!
2008/8/28(木) 午後 8:21
大学2年の時に路面電車の大逆襲という本を買って読みました。イギリスでは一度廃止された路線が復活!フランスではノンステップでデザインも超カッコいいLRVが大学のキャンパスを通ったりドイツでは歩く人が中心の街作りをして休日だと1枚で大人3人、大人2人と子供3人まで使えて、しかも他人への貸し借りOKの環境定期券を知り、ビックリしました。LRVも随分研究が進んで今では架線がなくても走れるノンステップのLRVがフランスで走っていて、いいなぁ…と思いました。日本だと、すぐに採算が問題になりますしマイカーが当たり前の地域で育ったらクルマ→LRTは難しいと思いますが…僕も鉄道大復権!大賛成です!
2008/9/1(月) 午後 4:56 [ KEN ]
風林火山様★いつもコメントありがとうございます。ヨーロッパでは路面電車がLRTとして生き延びたり、復活している都市も多いですね。しかも、芝生を植えたりして環境にも配慮して、何よりも車両がカッコいいですよね。カッコいいというのも輸送機器の重要な要素だと思います。北九州市も昔は西鉄が路面電車を運行していたのですよね。京都は全国でも最大規模の路面電車ネットワークを有していたのに廃止したのは残念ですが、LRTとして復活の計画もあり、昨年はバスを使用した実験も行われました。
2008/9/1(月) 午後 7:49
ロシアなぞ、「ユーラシア鉄道ハブ構想」なんて大風呂敷掲げてますし、案外「ユーラシア大陸が『鉄道の大陸』に」ってのも間近?
2008/9/2(火) 午後 5:33 [ tero19632001 ]
ter*196*2*01様★再度のコメントとトラックバックをしいただきありがとうございます。モーダルシフトが進めば、シベリア鉄道はロシアにとってドル箱になりますし、ある程度の設備近代化を進めば充分に「ユーラシア鉄道ハブ構想」の実現も案外に早いものとなることと考えています。
2008/9/2(火) 午後 6:53