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 現在、日本各地のため池や川には、ブラックバスやブルーギル、ソウギョなどのほかミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)などの外来種生物が多く住んでいます。外来種によって、昔からの生態系に多くの影響が発生していることはご承知のことと思います。
 最近では、外来魚の駆除を目的としてため池で水を抜いて底さらえをする「掻い掘り(かいぼり)」が行われているところがあります。「掻い掘り」とは、池底の泥を天日干しすることで、泥の腐敗を防ぐとともに、掘った泥の一部を 畑の肥料にしていたものです。また、その際に捕まえた魚は、食卓をにぎわし、地域総出で行う伝統行事でした。
 京都では「広沢池鯉上げ」が師走の風物詩になっています。
 「掻い掘り」が外来魚種駆除に効果があるのはブラックバスやブルーギルなどは水を抜くことによって死んでしまいますが、フナやコイなどは泥の中に稚魚や卵が生きているからです。
 では、池や農業用水路のように水を抜くことができない川ではどうすればよいのか?
 来る今月14日、その試みが京都府亀岡市保津町で行われます。

外来魚一掃へ昔の知恵

漁具「やな」住民手作り

 伝統の川魚漁法で地元の川から外来魚を一掃しようと、京都府亀岡市保津町の住民たちが、竹製の漁具「やな」を手作りしている。9月14日の捕獲作戦当日は、曽我谷川に大小3つの「やな」を仕掛ける予定で「古里の川再生とともに、地域文化の伝承にもつなげたい」と準備を進めている。

 ■ 技術継承も狙い

 「やな」は、細く裂いた竹をすだれのように組み、竹の間から水だけを通して魚を捕獲する漁具。稲の収穫前に用水路の水抜きを行う際、同町では水路で魚を捕る権利を入札し、農家が「やな」を仕掛けて貴重なタンパク源になる川魚を捕っていたという。
 用水路の改修などで、40年ほど前から川魚漁は行われなくなったが、その間に在来種を脅かす外来魚が激増。「途絶えつつある昔の知恵を復活させ、外来魚を一網打尽にしよう」と「やな」での捕獲作戦を発案した。

 当日は午後1時から、保津川右岸の曽我谷川河口に「やな」を仕掛ける。約60年ぶりに「やな」を作るという藤坂政美さん(79)は「昔は農家が自前で漁具を作り、家で代々受け継いできた。子どもたちにも漁を見てもらい、地域の文化や技を残していきたい」と話している。【京都新聞丹波版,2008年8月30日】 
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閉じる コメント(6)

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外来生物が生態系を破壊するという問題は深刻ですね。
世界中を行き交う船が各地の港でバラストタンクに入っている海水を放出することによってその中に混じっていた、その地にいないはずの生物が繁殖してしまうという話も聞きました。
「掻い掘り」というものを初めて知りました。
なるほど!外来魚はこの方法で死んでしまうのですね。
「やな」では捕獲した魚から外来魚だけ選り分けるのでしょうか。それとも外来魚だけひっかかるような隙間になっているのかな?

2008/9/6(土) 午後 0:37 [ BARRY ]

BARRY様★いつもコメントありがとうございます。船舶や飛行機などの海外との交通機関に乗ってやってきた外来生物の問題は関西では、あのセアカゴケグモが話題になりました。本来なら日本で越冬できないような生物も地球温暖化によって定着している種もあるようです。
「掻い掘り」は大阪の吹田市で盛んに行われているようです。外来種の生態を利用した駆除方法だと思います。
「やな」の使い方は、正直に解りません。近所なので時間さえあれば見学へ行こうかと思っています。

2008/9/6(土) 午後 0:54 まったけ館長

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京都の人なので知っていると思いますが
琵琶湖では、外来魚のリリース禁止ですよね〜

最近は、ブルーギルが増えているらしい

2008/9/6(土) 午後 10:58 [ oki雪だるま ]

oki雪だるま様★いつもコメントありがとうございます。琵琶湖の外来魚の問題は、ニゴロブナなどの固有種がブラックバスに捕食されるといった危機に陥るなど深刻な問題になっています。
昨日、琵琶湖で子ども向けに地引き網漁体験を行ったようですが、捕まった魚は殆どがブラックバスだったようです。テレビで見ましたが、網の中の大量のブラックバスが飛び跳ねる映像は不気味でした。

2008/9/7(日) 午前 9:41 まったけ館長

ブラックバスは釣具メーカーにしてみれば、いなくなるのは困るわけですね。
バス釣りのファンは多いようです。

大手釣具メーカーと様々な地元の漁師さん。
政界に働きかける力は、おそらく釣具メーカーの方が上。

となると政治には期待は出来ないのかもしれません。
ならば民間でこうした運動を広めていくことは重要ですね。

2008/9/8(月) 午前 1:54 カッパッパ

酒競輪様★いつもコメントありがとうございます。こうした伝統の漁法こそが日本の自然に沿った本来の自然との共存のありかただったと思いますし、そうなればこそ伝わってきたのだと思います。
僕は、釣り具メーカーにとってバス・フィッシングが大きなマーケットになっているものと感じています。しかし、趣味としての釣りとは、本来は自然を楽しむ行為だと思います。
釣り具メーカーも昔から伝わる「釣り」の楽しみをファンに提案してほしいと思っています。

2008/9/8(月) 午前 8:53 まったけ館長

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