生態系と自然保護

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昨日、「スダチ」の実の写真撮影をしたところ…

 京都亀岡国際秘宝館附属庭園には、松やコブシ、柿、亀岡市の花でもあるツツジやスダチなどの木を植えています。昨日、スダチに水をやっていたところ、青い実がなっているのに気がつきましたので携帯で写真撮影をしました。
 撮影した映像を確認していると葉に何かが写っている?確かめてみるとナミアゲハの幼虫でした
イメージ 1
 今夏も、附属庭園には沢山の昆虫がやってきました。常連のシオカラトンボやナミアゲハ以外にも、何年ぶりかに訪れた虫だちも大勢いました。
 何故か、ハグロトンボ(カラストンボ)が目立っていました。
  ■ オニヤンマ、ギンヤンマ ー 十数年ぶりに訪れました。
  ■ オオスカシバ ― クチナシは植えていませんが訪れました。初めてです。
 しかし、殆どが撮影に失敗しました。

MVPは「26年ぶりに訪れた昆虫」

 夕食をとっていると「ホタル族」をしていた「ちちばんど」が呼んできました。何ごとかと向かうと門にうっすらと輝く小さな光がありました。
 ゲンジボタルだったのです!!
 当館でゲンジボタルを確認したのは、1982年以来のことだったので驚きました。撮影した写真をみると 

薄暮に浮かぶ「UFO」の写真

 の、ようでした(ので、代わりにゲンジボタルの切手を添付)。
 周囲の農業用水路はコンクリートで固められ、農薬の散布は相変わらず行なわれ、さらに、ほ場整備が行なわれていたので諦めていただけに嬉しく思いました。
イメージ 2
 1996年から三年間、京都府丹後地方の峰山町(現在の京丹後市)に赴任して独身寮に住むことになりました。
 丹後で過ごす初めての夏を迎えたころ、仕事から帰って玄関をあけると先に帰っていた同僚が靴箱に向かって、スリッパを持った手を振り上げた姿勢で何かを見つめていました。
 「何してるん?」と尋ねたところ、 

「ゴキブリやと思うて、スリッパでしばいたろうとしたらホタルやった!」

 と答えがありました。それから、ホタルが飛び立つまで二人、さらに職場から帰ってきた同僚が一人ずつ加わって眺めていきました。
 丹後では夏の夜に出かけるしごとが多かったので、その日に発見したホタルの数を手帳に書き込んでいました。
 亀岡では見かけることが全くなくなっていたので驚いていたのです。しかし、何で丹後には数多くのホタルが棲んでいたのか、最後までわからずじまいでした。
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閉じる コメント(12)

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初めてお邪魔します。
亀岡も宅地化が進んでるようですが、残された自然とうまく共存できるよう、これからますます行政も各種土木工事のあり方に配慮が必要になりますね。

環境問題はまだ科学的じゃないデータや「安全」と「安心」をはき違えた議論やらで混乱してますが、館長の幅広い視点からの切り口、面白く読ませてもらっています。

2008/9/14(日) 午後 6:11 [ 毎留守 ]

毎留守様★京都亀岡国際秘宝館へようこそお越しやす。亀岡は森林や水田生態系が残されてはいるものの、やはり、厳しい状況へとなりつつあるのは否めません。
今日は、外来魚駆除の見学へ行ってきましたが、想像していた以上に深刻なものだと思いました。
環境問題の議論が混乱しつつあるのを実感しているところです。少しでもわかりやすくと心がけてはいますが、まだまだ、勉強不足と感じます。
今後の御理解・御協力をお願い申し上げます。

2008/9/14(日) 午後 6:46 まったけ館長

ここの環境はよほどいいんでしょうね。
ホタルが戻ってくるところは空気や水が綺麗でないとダメなんですもんね。
またスダチのすばらしいこと・・・。
みんながこういう環境づくりに注力していくことができると・・・温暖化防止に貢献できるのではないかと思ったりします。

2008/9/14(日) 午後 8:22 ひらっち

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コメ&トラバ有難うございます。ホタルの撮影は難しいですね。

2008/9/14(日) 午後 8:37 おやじ〜じ

最近はホタルも減っちゃいました・・・
家もホタルが飛んでいましたが、川をコンクリートにしてフタをしてからは居なくなっちゃいました・・・
環境整備もいいですが、便利を求めた場合は大事な物を失っちゃう気がします・・・

ポチ

2008/9/14(日) 午後 10:20 [ せつら ]

ひらっち様★いつもコメントありがとうございます。隣の町内にホタルの生息が確認されているところはあったのですが、京都亀岡国際秘宝館(自宅)がホタルが戻ってくる環境になるとは想像もできませんでした。
スダチを植えたばかりのころは、ナミアゲハの幼虫を害虫とするかしないかで、当館ガーデニング局長(母)と喧嘩したときもあったのですが、立派に成長してくれました。今では、立派なバタフライ・ビオトープになっています。
小さな木でも少しでも多く植えていった成果が地球温暖化防止に繋がっていってほしいと僕も思います。

2008/9/15(月) 午前 1:14 まったけ館長

おやじ様★京都亀岡国際秘宝館へようこそお越しやす。本当に撮影が難しいです。薄暮の背景にレモン色の”しみ”でした。いい加減に、デジカメを購入したほうが良さそうです。

2008/9/15(月) 午前 1:18 まったけ館長

せつら様★いつもコメントありがとうございます。ご自宅からホタルがいなくなるのは寂しいことですね。川にフタをするということは必要なことだったかもわかりませんが、ホタルへの思いやりも必要だったものと感じますね。
ポチ、ありがとうございます。

2008/9/15(月) 午前 1:25 まったけ館長

スダチがたくさん実っていますね。今晩はサンマを焼こうかな〜。。。と凡人の私は昆虫の幼虫のことなど気にも留めなかったかもしれません。いい事を教えていただきました。ありがとうございます〜。ポチ

2008/9/15(月) 午前 8:28 トントン

トントン様★いつもコメントありがとうございます。僕はサンマも含めて焼き魚にスダチを添えるのが好きなので実がなっているのを見るのが楽しみです。
今では、ナミアゲハが訪れるのも楽しみに加わりました。
ポチ、ありがとうございます!

2008/9/15(月) 午後 3:03 まったけ館長

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長野県辰野町松尾峡は古くからホタルの名所として有名です。

しかし1960年代に,主として観光目的で,地元産ゲンジを補うために,膨大な数のゲンジ幼虫や卵が,他県業者などからの購入や譲渡によって,放流されました。それによって,今のゲンジ集団の基礎が築かれました。

しかし移入ゲンジと地元産ゲンジは,遺伝的系統も発光周期も異なっています。

最近の研究によって,松尾峡では他県産ゲンジが地元ゲンジを圧倒し,地元産ゲンジは増えるどころか,壊滅的な打撃を受けたことが明らかとなりました。この影響は、放流が無かった下流地域まで及んでいます。つまり、地元産ゲンジが子孫を残しにくくなっているのです。

しかし,この地を管理しホタル祭を実施している町役場は,この移入の歴史を伏せていて,ホームページやパンフレットでは地元産ゲンジを増やしてきたかのように述べています。また,ホタル保護と銘打っていても,松尾峡では移入ゲンジを増やしているだけで,観光に役立たないヘイケの生息地は破壊され,荒地や駐車場となっています。

2009/11/2(月) 午前 3:11 [ kumagera ]

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私たちホタル研究者は,このような観光優先の移入ゲンジ養殖政策を改めるように申し入れていますが,全く無視されています。

ここ,松尾峡はゲンジボタル生息地として,県の天然記念物に指定されています。今年(2009),ここでゲンジを無断捕獲した男性が,天然記念物保護条例違反として警察に突き出され送検されました。しかし,役場がしている移入ゲンジによる在来ゲンジの迫害には,これまで何のお咎めもありません。そもそも,この条例には,採るな,減らすな,荒らすな,というような規定はあっても,他地域から入れるなという規定がないのです。しかもゲンジ対象なので,ヘイケの生存が脅かされても全く問題にならないという,おかしな話なのです。ひょっとして,他地域のホタル生息地や,他生物の生息地を規定した天然記念物保護条例も,同様な問題を含むのではないでしょうか。

観光優先で,地域おこしに役立てば生物多様性の犠牲もやむなし,というようなホタル飼育を実施する行政と,それに対処できない天然記念物保護条例があるのです。

2009/11/2(月) 午前 3:11 [ kumagera ]

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