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最近では、英米以外のポピュラー・ミュージック的にはエスニックな国々のミュージシャンの音楽を日本国内でも簡単に聴けるようになり、着実にファンは増えているように思います。
僕は、海外を訪れると必ず現地のレコード店に行き、店員や客にいま最もポピュラーな音楽やお薦めの音楽はどれかと尋ねてCDやカセット・テープを購入しています。しかし、その殆どは未だに日本に知られていないミュージシャンが多いのが実情です。
例外は、韓国の「ソテジ ワ アイドル」と中国の「艾敬(アイ・ジン)」です。これらは、日本盤CDも出ていたので購入しました。
今日は、久し振りに艾敬『私の1997(我的1997)』Sony Records,1992年を聴きました。アルバムの題名にもなっている「私の1997」は、彼女のこれまでの人生を振り返りつつ、1997年に英国から返還される香港に対する想いを歌っています。しかし、歌詞には今では失笑してしまう部分もあります。「ヤオハンって本当はどんなところ?」、「ヤオハンの服ってどんな感じかしら」・・・、である。
この曲を聴きながら、そういえば香港は港湾都市だなあと思いました。ウムム・・・、待てよ!
新しいポピュラー・ミュージックが生まれる街は港湾都市が多くはないか?
例えば、ファドはポルトガルのリスボン、ジャズはニューオーリンズそしてビートルズのメンバーはウェールズの港湾都市・リバプール出身である。
日本でも、南海貿易の中心地であった琉球すなわち沖縄も音楽が盛んな土地である。
そこで、調べてみたところ、「ポピュラー音楽とはすべからく異文化の接触・混合から生まれ、活力を得て発展するもの(中村とうよう『大衆音楽の真実』ミュージック・マガジン,1985年から引用)」だそうである。
確かに、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジア等の様々な文化が交錯するカリブ海諸国や南米諸国等では古くはサンバから最近ではレゲエ、スティール・ドラム等の新しいポピュラー・ミュージックが続々と誕生している。
今では、硬直して老化し、衰退してしまった音楽ももともとは異文化交流からから発生し成長した音楽に違いない。例えば、美輪明宏の「ヨイトマケの唄」を聴いてみると、シャンソンもかつてはそのように成長したポピュラー・ミュージックであり、その原点に戻ろうと歌っているように気がする。
今日の独り言
そういえば、新井英一『オオカミ狩り』オーマガトキ,1998年は、正しくコリアや日本、ロシア、フランス等が交錯したアルバムやなあ。
http://www.geocities.jp/f4_ttm/vis7.html
※「まったけ日記」1〜50は、こちらまで「http://www.geocities.jp/f4_ttm/index.html
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