日本では、ヴラジミール・ヴィソツキーを紹介する書籍は非常に少ないのが現状です。最近では、ロシア旅行ガイドブックや現代ロシア文化を紹介する書籍等で、彼についてコラム程度の扱いでみかけるようにはなりました。 しかし、「タトゥー」、「バイアグラ」等のソ連解体後のロシアン・ポップス・ミュージシャンより割かれているページは少なく残念に思っています。 僕は、日本でヴィソツキーだけを書いた書籍は一冊しか知りません。 それは、マリナ・ヴラディ(Marina Vlady)(著)、吉本素子(訳)『ヴィソツキー あるいは、さえぎられた歌』リブロポート,1992年です。 しかも、同書を出版したリブロポート社は、1998年夏頃に解散したように聞いており、入手することはかなり困難であると思われます。 ロシア系フランス人であるマリナ・ヴラディは、1963年にはカンヌ映画祭で出演した映画『女王蜂』で最優秀主演女優賞をするなどのフランス映画の重鎮的存在です。
また、日本映画では井上靖の小説を映画化した『おろしや国酔夢譚 (1992年,佐藤純彌監督、主演・緒形拳(大黒屋光太夫)』で、ときのロシア皇帝エカチェリーナ2世を演じています。 マリナは、3度目の結婚にヴラジミール・ヴィソツキーを選びます。 この本には、最愛の妻マリナとともに過ごしたヴィソツキーの最期の10年の回想が綴られています。 最も身近に暮らした彼女の筆からは、「人間・ヴィソツキー」の姿が浮き彫りにされます。 芸術家としての溢れ続ける創造的意欲、同胞の苦しみへの共感、またソ連全体主義体制に対する反体制のシンボルとなったことの重圧・・・。ヴィソツキーのもがき苦しむ姿が生々しく伝わってきます。 それが、やがてヴィソツキーの芸術的自己破壊を起こし、さらには人間としての生命までをも奪っていくのです。 ヴィソツキーは1980年に亡くなりました。 しかし、全体主義体制及び東西冷戦体制の記憶が薄れつつある今こそ、ヴィソツキーの人生の記録を、ジョン・レノンたちのように大切にしたいと思います。ヴィソツキーのCDを入手するには 新世界レコード社(輸入盤) http://www.shinsekai-trading.com/index.htm http://www.shinsekai-trading.com/cdi-visotuki.htm オーマガトキ(国内盤) http://www.shinseido.co.jp/omagatoki/ http://www.shinseido.co.jp/omagatoki/catalog/artistsort.html ■ ヴィソツキーのCDを購入を考えていらっしゃる方へ。新しくロシアで製作されたCDは、オーケストラやバックバンドがアレンジされているものがあります。ヴィソツキーの本来の歌うスタイルはギターのみです。おそらく、生前のヴィソツキーはギターでしか歌うことができなかったのだと思います。京都亀岡国際秘宝館・本館 http://www.geocities.jp/f4_ttm/index.html |

- >
- エンターテインメント
- >
- 音楽
- >
- ミュージシャン





