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?H1><文化>にルビをつけるとしたら、はにかみである
ー太宰治の言葉である。
人間だってそうだ。控え目で、慎み深く、いつも含羞(がんしゅう)をたたえている人に惹かれる。恥も外聞もない、という人に出くわすと、踏みにじられそうな気持ちに私はなる。(木津川計『上方の笑いー漫才と落語ー』講談社,1984年,189ページから引用) 大学入学直後に「一般教育」で雑誌『上方芸能』編集長でもあった木津川計教授の『芸術論』という講義を受講した。 前期は、上方の都市の人格すなわち「都市格」の講義であった。 その中で、木津川先生は黒板に、ただ「文化」とだけ記されて太宰治の「はにかみ」というルビを紹介された。中学生の頃までには、太宰治の作品はその殆どを読み終わっていたが、「文化」に「はにかみ」というルビの意味が全く理解できなかった。 僕が「知の恩師」と慕っている方に太宰治の言葉ということを隠して印象を聞いてみたところ「とても悲観的な感性の持ち主だね。」という答えだった。 さらに「知の恩師」に文化にルビをつけることを頼んだところ「…、ざんしょう」であった。 僕は、太宰治の遺したルビも「知の恩師」が話したルビの意味も未だに理解できず、自らの「文化」のルビも発見できずにいる。 今日も明日も何時までも自分の「文化」を探し続けるつもりでいる。 【揮毫】しーむす。姫様 今日の独り言 立命館大学名誉教授・白川静先生、お疲れさまでした(ToT) 京都亀岡国際秘宝館・本館 http://www.geocities.jp/f4_ttm/index.html
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2006年11月03日
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