バス路線直営化で経費減らす 亀岡市、京都交通破たん後に【6月19日22時29分配信,京都新聞】 京都交通の経営破たんに伴い、京都府亀岡市がバス路線を一部直営化した前後で市が支出したバス事業関連費を比較すると、直営化後の方が約2500万円減らせたことが、市のまとめでこのほど、分かった。廃止路線を引き継いだ「ふるさとバス」の経営は依然厳しいが、市は「引き続き利便性を高めて収入アップにつなげ、市の負担を減らしながら市民の足を確保したい」としている。 亀岡市内には、旧京都交通が運行していた16路線があり、市はバス路線を守るために同社に補助金を出して赤字を補てんしていた。2004年1月の経営破たん後、採算の厳しかった市周辺部の5路線が廃止対象になったため、市は05年4月から5路線を引き継いで直営「ふるさとバス」として運行している。 同社の経営破たん前の04年度(バス会計年度の03年10月−04年9月)は補助金額が5722万円に上ったが、直営化後の06年度(05年10月−06年9月)は、ふるさとバス運行費と京阪京都交通に引き継がれた路線への補助金を合わせても計3253万円に抑えることができた。 ふるさとバスには06年度で7006万円の運行経費がかかっている。運賃収入は1143万円で、赤字分は市と府がほぼ半分ずつ負担している。府からの補助金が市の負担減に大きく貢献しているが、ふるさとバスでは、旧京都交通時代に最高840円だった運賃を200円と100円の均一料金に抑えたことで利用率が高まっているという。 市環境政策課は「運賃を抑えても、市の負担を減らすことができた。市民の足確保という行政サービス的な側面は大きいが、さらに利便性を高めて少しでも収益を向上させたい」としている。 実は公共交通過疎都市「亀岡」 亀岡は京都、大阪の衛星都市という性格を持っており、高度経済成長期からバブル期までは人口が約300パーセントと急増していたが、公共交通機関についてはJR嵯峨野線の複線化工事が遅々として進まないなどの便利性の向上が遅れていた。
市域は十字状になっており、中心部に嵯峨野線の路線がある。北陸新幹線が若狭ルート(嵯峨野線と交差)で建設されたら実現するが、大阪市街までの直通路線もない。戦前、大阪と旧日本海軍舞鶴鎮守府のあった『舞鶴港(軍港)』を結ぶ摂丹鉄道の計画もあったようだが実現に至らなかった。 よって、亀岡市内間の公共交通による移動は京都交通(注:1)の路線バスに頼るものであったが、同社は2004年に会社更生法の手続きを行い京阪グループが出資する京阪京都交通となっている。なお、映画『パッチギ!』で横転したバスは経営譲渡前の京都交通のバスを利用していた。 京阪へ譲渡されてから路線の見直しが行われて、市周辺部の路線は、京都新聞の記事にある系統に変更された。通常は、行政が経営に関わると慢性的な経営不振(注:2)に陥ることが多いが、運賃を引き下げた亀岡市の英断によって経費節減となり、バスが市民の足として機能していることは今後の公共交通のあり方に大きく影響を与えるものと思う。 (注:1)映画『パッチギ!』で、리안성(アンソン)等が横転させた観光バスは、旧京都交通のバスのデザインであるトリコロール・カラーだった。 (注:2)第3セクター等の公共関与は「利益は見込めないが公益性が必要」だから行うものであり、経営不振となる場合が多いと言える。しかし、公益性のない無駄な出資も多い。 今日の独り言嵯峨野線と阪急京都線、京福嵐山線の交差箇所に四条駅(仮称)ができるとのこと、バンザーイ!バンザーイ!参考サイト*京阪京都交通 *京阪京都交通の館 *知られざる亀岡の史跡 *京阪グループ お時間がありましたら…。 *まったけ日記286―「ことりばこ」「コトリバコ」は都市伝説ー *まったけ日記280―京都市、四条通で自動車通行規制― *まったけ日記242ー京都市の新景観施策− *まったけ日記222ー鉄道の消費エネルギーの優位性ー *まったけ日記215ー京都市、LRT実験【速報】ー *まったけ日記212−沖縄と鉄道と優しかったおじさんとー *まったけ日記206ー関西発「脱モータリゼーション」− *まったけ日記190ー京都ベンチャーズ− *まったけ日記188ー甦れ!京都市電− *みんなで作る知恵の詰まった環境ブログ ご意見下さい *いわれひこ様BBS *京都亀岡国際秘宝館・本館 |
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2007年06月22日
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