環境政治家 環境問題に造詣が深い日本の政治家といえば、アルピニストであった故橋本龍太郎総理大臣や滋賀県八日市市長・滋賀県知事時代から『環境政治家』と呼ばれた武村正義元官房長官、サイクリングに造詣が深く、アル=ゴア元米国副大統領の著書『地球の掟』を翻訳した小杉隆元文部大臣等があげられる。最近では、民主党の山井和則衆議院議員、福山哲郎参議院議員、國松善次前滋賀県知事さらに嘉田由紀子現滋賀県知事などが知られている。(なんや、京都府と滋賀県の政治家ばっかりやな。約1名怪しい人が混じっていますが…。世間の評価に合わせました。)
野中広務元官房長官も前述の政治家と比肩するとまでは言わないものの環境問題に関する政治認識の高い。現在では、環境省が推進している行政関与による産業廃棄物処理を約20年以上前の京都府副知事時代に着手していたのである。 地球のバランス阪神・淡路大震災では、様々なことを感じたが、最後に地球のバランスということに考えてみたい。 被災する神戸の街をヘリコプターで見ながら、私は、漠然と自然はわれわれに大きなツケを払わせようとしているのではないかと感じていた。 六甲山を削って、ポートアイランドを作り、神戸の街を開発した。淡路の山を削り、南大阪の山をこそげとって赤土にしながら、海を埋め立て関西新空港をつくった。「神戸市株式会社」とまで言われた官民一体となった経済効率優先で作ってきた街は、だが、たった約二十秒の揺れで崩壊した。 地球というのは卵みたいなもので殻は固いが、ひとつ破ったらプヨプヨだ。その殻をいじくって、薄くしてきたということはなかっただろうか。 経済の効率と自然環境、人々の暮らしやすさ、こうしたものは時に相反することがある。そうした時に経済の効率だけを追究してきたことの深刻な反省をこの地震の災害は教えてくれたのではないか。 私の出身地である京都府園部町は農業主体の土地。私自身も農家の出身だが、ウルグアイ・ラウンドの妥結、米の自由化の中でやはり同じようなこだわりを感じていた。確かに日本の経済発展、世界の経済発展のためにはやむをえない決断だったかも知れない。しかし日本において水田は、たんに米を供給するだけではなく、巨大な保水力をもった一種のダムのような役目をしてきた。広大な水田のおかげで、土砂崩れ、水害などを未然に防いできたという側面もある。林業の衰退とともに、米がやられ、水田がなくなっていった時に、やはり大きなツケを自然から払わされるのではないだろうか。 これからの政策立案は、もうひとつの座標軸―自然環境、人々の安全、暮らしやすさを十分吟味した上で、複眼的にたてられなければならないだろう。 阪神・淡路大震災で六千名以上の死者を出した時の自治大臣は私である。いたらなかった点については心からお詫びしたい。阪神・淡路大震災で亡くなられた方のご冥福を心からお祈りしたい。家族を亡くされた多くの方々に心からの弔意を表したい。歯を食いしばって復興にむけ戦っている市民のみなさんに、政治家としてできるかぎりのことを私はしたい。 *野中広務『私は闘う』文藝春秋,1996年からの引用用語解説 *ポートアイランド *ウルグアイ・ラウンド 注目ブログ *みんなで作る知恵の詰まった環境ブログ お時間がありましたら…。 *まったけ日記351―行政関与の産業廃棄物処理― *まったけ日記340―京都はゴアさんを忘れません〜Kyoto doesn't forget you,Mr.Gore!― *まったけ日記308―『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』に捏造疑惑― *まったけ日記281―丹波マンガン鉱山での朝鮮人の苦難を知る野中広務(4)― *まったけ日記276―『クール・ビズ』は小泉より前から始まっていた!― *まったけ日記269―『手紙』〜野中広務(3)から小泉純一郎への時代〜― *まったけ日記266ー戦前日本は共産主義国家ー *まったけ日記256−野中広務(2) with 温首相 in 立命館大学− *まったけ日記225ー「マイナス10%」へ挑戦する京都 *まったけ日記200ー野中広務(1)ー *まったけ日記177ーアル・ゴア『地球の掟』 *まったけ日記134―小泉内閣は京都議定書に詫びるべし― *まったけ日記117―歴代滋賀県知事の環境問題意識の高さに敬服!― *まったけ日記100ー麻生太郎氏の部落差別発言を断じて許さない!ー ご案内 *京都亀岡国際秘宝館・本館 |
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2007年11月18日
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