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地球温暖化対策の農業の役割

 去る10月31日に京都府立大学と京都府が「地球温暖化対策としての環境調和型農業技術」をテーマとした公開講演会が開催した。約100人の参加者が熱心に聞き入ったという。
 「農業は地球温暖化の加害者でもあれば被害者でもある」と京都府立大学農学部側から問題提起された。続けて同大学及び京都府農業総合研究所などから環境に配慮した農業技術の成果が報告された。
【参考:『朝日新聞大阪本社・第2京都』,2007年11月2日】

食の循環サイクル

 キーワードは『食の資源循環型社会システム』と『地産地消になるようである。
 外食産業や食品製造業者は「お客様が満足するサービスを提供しながら、どうすれば環境に配慮できるのか」と「食の循環サイクル」に悩みを抱えいる。さらに「食の安心・安全」を揺るがす事件が相次いでいる中では、その構築をすることは限りなく難しい。

ホテルグランヴィア京都と京都教育大学の試み

 日経BP社の環境専門誌『日経エコロジー』2007年11月号によるとホテルグランヴィア京都と京都教育大学が「食の循環サイクル」の構築に成功した。
 ホテルグランヴィア京都から排出された食品残さ(果物,年間1.5t)を京都教育大が堆肥化する。さらに同大学の農場で堆肥を利用した栽培したハーブを再びホテルが食材として利用するのであるが、このサイクルは新しいものだろうか?

農業の歴史を考える

 現代の農業はトラクターなどの化石燃料を消費する農機具を利用して耕運して、化学肥料や農薬を利用する技術を利用して行われているのが実状になるだろう。が、少し前までの農業には農機具や化学肥料を使用しなかった。
 人間の食品残さを耕牛などの家畜(以下:耕牛など)に餌として与えた。人といっしょに耕牛などが汗を流して耕した。肥料には耕牛などのふん尿(人糞も含めて。)を利用して、農作物を栽培していたのである。「食の循環サイクル」、「地産地消」は存在して「食の安心・安全」は、長年に渡って人間と耕牛などが一緒に気付いていたのである。化石燃料を消費する農機具や化学肥料を利用する近代農業が「サイクル」を妨げていたのである。
 しかし、だからといって再び牛などともに汗を流すのは難しい。ここは『人間様』が知恵を働かせて「食の循環サイクル」や「地産地消」、「食の安心・安全」を再構築しなければしょうがない!
ご案内
京都府農業総合研究所
第23回農業技術講演会『地球温暖化対策としての環境調和型農業技術〜京都府立大学
ホテルグランヴィア京都〜環境への取り組み
京都教育大学附属環境教育実践センター
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