京都・丹後半島の「琴引浜」 春先に京都府京丹後市網野町のかわいた琴引浜を歩くと「キュッキュッ」と音がする。地元の人びとは、昔から「琴引浜」を「鳴き砂(「鳴り砂」と呼ぶ人もいる。)」と呼んでいる。きっとこの浜の名も琴の音に例えてつけられいるのだろう。
何故、砂が鳴くのか?冬の琴引浜は北西の風が吹きすさび、砂を洗うかのように日本海の荒波が立っている。その砂を手にとってみると、丸みを帯びて、表面が鏡のように磨かれた石英の粒がたくさん見つけることができる。砂が鳴る理由は、その粒の表面どおしがこすれ合うため、粒と粒の隙間に空気が歩く重みで振動するため、或はその空気が人の重みで急に押し縮められて粒と粒の間を通り抜けるため等と考えられている。 京都の琴引浜は全国の「鳴き砂」の中でも特にいい音がすると言われている。しかし、この自然が奏でる音が聞こえにくくなってきた。これは、海水浴客のゴミや海の汚れ等、石英の粒の表面を汚すものが増えてきたことが原因といわれている。全国各地にある「鳴き砂」が近い将来に全く鳴かなくなる可能性がある。 自然の砂には様々な鉱物が含まれているが、このうち石英は中々すり減らない性質を持っている。他の鉱物が磨耗したあとに残るのが石英である。しかし、石英だけでは「鳴き砂」にならない。きれいな海水で長い時間をかけてあらわれ、石英の粒の表面がきれいになることが必要になる。 「琴引浜」に重油漂着 1997年1月のロシア船籍タンカーのナホトカ号の重油流出事故で「琴引浜」にも多くの重油が漂着した。大勢の地元の人たちとボランティア、旧網野町や京都府等の行政が回収作業に参加して元どおりの美しい音色が戻った。
参考サイト寒風と冬の日本海の荒波、重油の凄まじい悪臭…。僕は4,5回に渡って回収作業に参加したが、翌日は起き上がることができず、必ず寝込んでいた。今まで、たくさんの人災・天災事故の復旧作業に参加したが最もキツいものだった。 *琴引浜鳴き砂文化館 *琴引浜の鳴り砂を守る会 お時間がありましたら…。 *まったけ日記292―韓国の大学生が日本海岸清掃― *まったけ日記271ー亀岡市農業公園へようこそお越しやすー *まったけ日記262―京都の衛星都市のグリーン・ツーリズムー *まったけ日記257−丹波四季彩紀行『JR嵯峨野線亀岡駅』 *まったけ日記255−丹波四季彩紀行『JR嵯峨野線千代川駅』 *まったけ日記250−朝日新聞と夏目漱石と折々のうた− *まったけ日記234ー38度線は「野生の王国」 *まったけ日記154ー丹波の名菓「朝日堂」のもなかー *まったけ日記153ー失われる丹波の風景「畦木」ー *まったけ日記151ーオニバスの花が咲く池ー *まったけ日記150ーアユモドキの棲む水田生態系の調査ー 注目ブログ *みんなで作る知恵の詰まった環境ブログ ご意見下さい *いわれひこ様BBS *京都亀岡国際秘宝館・本館 |
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2007年07月14日
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