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ブログでモータリゼーションからモーダルシフトを訴えていても、住んでいる街の公共交通が不便なままでは自動車に乗ることになってしまいがちになりかねない…
ところであるが… 現在、当京都亀岡国際秘宝館近くのJR嵯峨野線(1)が複線化に向けて大規模な工事が行われている。既に、昨年12月14日に馬堀・亀岡間(2)が先行して複線化が開通した。今春には八木・園部間(3)、今秋には亀岡・八木間が開通予定、最終的には来春に全線で複線化工事が完了する見通しである。 沿線住民としては心待ちにしていた嵯峨野線の複線化で「血沸き、肉踊る」ところであるが、数年前に当館を訪れた友人に「政令指定都市京都から20km前後の街の鉄道に単線区間があるのですか?」と驚かれてしまった。 話を戻して、嵯峨野線全線複線化後は大阪・園部間の直通運転(4)も検討されている。嵯峨野線沿線住民にとって大阪・神戸方面との直通運転は永年に渡っての大きな望みでもある。 亀岡には阪急電車にまつわる「都市伝説」がある。阪急が保津川と嵐山の観光地を「第2の宝塚」にすることを計画し、阪急・嵐山線と梅田・亀岡間を結ぶ鉄道を計画したというものである。 この伝説には、阪急電車の亀岡進出に亀岡市民が猛反対を行い、断念したかの小林一三(5)が「亀岡の人はアホや」と話したと続く。 しかし、この阪急の話は事実ではない。1960年代に阪急電車が保津川下りの経営に乗り出し、乗船場に観光ホテルを建設したものの撤退したことが基に膨らんだものである(なお、ホテルは後に亀岡商工会議所のビルとなる。が、近々、解体されるという、嗚呼!)。 では、大阪・亀岡間に鉄道を走らせる計画はなかったのかというと上記の地図のとおりに何度も計画が立案されては実現されなかったということである。 中でも、大阪府豊能郡吉川村(現能勢町)付近(6)から湯の花温泉を経て亀岡までを結ぶ『摂丹鉄道』は何度も計画が立案され、当時は実現間近という雰囲気にまで至っていたという。 この『摂丹鉄道』が実現していれば、大阪・亀岡間の都市間交通と湯の花温泉や妙見山参詣などの観光路線としての機能も充分に発揮していたと思われるだけに未完成のままに現在に至っていることは残念なことである。 いや、北陸新幹線に希望を持とう!公共交通網の利便性向上で地球温暖化防止!脚注(1)JR嵯峨野線ーJR山陰本線の京都・園部区間。1989年に嵯峨(現嵯峨嵐山)・馬堀間、2000年に二条・花園間が複線化されている。ゲーム『電車でGO!』シリーズの最初の舞台となったことでも有名。 (2)「馬堀−亀岡間,14日開通,JR山陰線複線化事業」京都新聞,2009年12月13日 (3)「平成21年春ダイヤ改正について」,JR西日本 (4)「第8回近畿地方交通審議会資料 別紙1『京阪神圏において、既存施設の改良に関し検討すべき主な事業』」国土交通省近畿運輸局近畿地方交通審議会 (5)小林一三(1873-1957)阪急電鉄・阪急百貨店・阪急東宝グループの創業者。 (6)現在の能勢電鉄妙見口駅になるのだろうか? 参考サイト *「知られざる亀岡の史跡」亀岡市民から地球市民へ *北陸新幹線建設促進同盟会 画像引用・参考文献 *田中真人・宇田正・西藤二郎『京都滋賀鉄道の歴史』京都新聞社,1998年 注目ブログ *みんなで作る知恵の詰まった環境ブログ 注目アンケート *1900年代後半と今と比べてどちらの部門の方が環境悪化をしていると思いますか?温暖化や公害を問わない@投票・ニュース・日記・ゲームの総合ブログ *2009年第2月阪神タイガース投票〜春季キャンプで成長を期待する最も期待する若手選手は誰ですか? *記事が参考になりましたら、 をお願いします。ご案内 *京都亀岡国際秘宝館・本館 |
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