阪神・淡路の経験を東北へ生かそう

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 難しいテーマですから原則として匿名やむなしと思います。
 しかし、名を明らかにしての御来館の方の全てが納得できる論拠、最低でも複数の論拠がないと判断した場合は直ちに且つ断りなく削除します。
 また、ご面倒ですがmixiからご来館の方や僕の友人でURLをお持ち出ない方は、その旨を記して下さい。

                       まったけ 拝
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◎現場職員、決死の作業=「頑張れ」ネットで応援も−危機続く福島第1原発

11/03/17 14:45  NH076 時事通信     

 「頑張ってください」―。東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)。地震2日目の1号機水素爆発から、深刻な事故が続く。17日には自衛隊による放水が始まったが、東電や関連企業の職員は、今も現場で危険と隣り合わせの作業に取り組んでいる。

 東電によると、第1原発では約800人の作業員が保守点検などに従事していた。しかし相次ぐ爆発で、一時は50人を残して退避。17日午前の時点で約300人が残っている。

 作業員は、冷却機能が失われた1〜3号機の原子炉圧力容器の注水作業を進めているほか、3号機と4号機の間にある中央制御室で、4号機の使用済み燃料プールの水温監視などを行っている。16日に4号機の火災を発見したのは、500メートル離れた「免震重要棟」近くの高台にいた作業員だった。

 原子炉建屋周辺や中央制御室などでは高い放射線量が確認されており、「測定線量を注意深く見ながら、作業できる時間を決めている」(東電幹部)状態だ。職員らは線量計を常に携帯し、慎重に作業。特に中央制御室など放射線の強い所では、作業時間は極めて短くなる。

 東電には、現場の作業員を激励するメールが相次いでいる。インターネットの掲示板などでも、「頑張ってください」「現場で『必死』に作業してる方々には、本当に頭が上がらない」などの書き込みが多い。

 東電広報部によると、同社には「復旧、大変でしょうが頑張ってください」「節電に協力します」などの電話が寄せられている。(了)

◎中国・浙江省が義援金1200万円=静岡県通じ送金へ

11/03/17 14:45  NH075 時事通信     

 静岡県の川勝平太知事は17日の定例記者会見で、友好関係にある中国・浙江省の外事弁公室から、東日本大震災の被災地に義援金100万元(約1,200万円)を送りたいと連絡があったことを明らかにした。県が受け取った後、日本赤十字社静岡県支部に送る。(了)

◎日本国民とメディアを称賛=韓国大統領

11/03/17 12:40  NH034 時事通信 

 【ソウル時事】韓国の李明博大統領は17日午前、与党ハンナラ党の安商守代表と会談した。席上、大統領は東日本大震災について「日本の国民、メディアの役割に驚いた。メディア、政府の役割、成熟した市民意識には学ぶべき点が多い」と述べ、日本国民の冷静な対応とともに、刺激的な報道を自制しているメディアの姿勢を称賛した。

 一方、福島第1原発の事故をめぐって韓国のインターネットなどで「放射能が上陸する」とのデマが出回っていることに関し、「本当に憂慮すべきことだ。流言飛語を防がなければならない」と過剰反応を戒めた。(了)

京都府「東北太平洋沖地震義援金」

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各位

    東北地方太平洋沖地震支援対策にかかる関西広域連合からの緊急声明 

                                        平成23年3月13日

 わが国観測史上最大となるM9.0の大地震が3月11日に発生し、東北地方を中心に、甚大な被害をもたらした。 
    被害の全容は、まだ判明していないが、激甚な被害が発生し、多くの生命が失われた。犠牲となられた皆様に対し、心から哀悼の意を表するとともに、今なお多くの行方不明の方々の一日も早い所在確認を祈る。また、避難所での厳しい生活を余儀なくされている被災者の皆様にお見舞いを申し上げ、いまだに孤立状態にある皆様に、速やかに救援の手がさしのべられることを願う。 
    一日も早く、被害の全容が明らかになり、速やかな復旧・復興が行われることを心から願う。 
    この大災害に際して、16年前、阪神・淡路大震災の被災地である関西だからこそ、本日、急遽、広域連合の構成府県が集まり、その経験と教訓を活かし、関西広域連合として、関西が一つにまとまり、持てる力を結集して、被災地に対し、出来る限りの応援をすることを決定した。 
    そのため、今後、関西広域連合及びその構成府県は、東北地方太平洋沖地震の被災地・被災者に対して、持てる力を結集し、支援メニューを早急に提示し、現地のニーズに応えつつ、以下のとおり、積極的に取り組んでいく。 

1  被災地対策 
  関西広域連合は被災地、被災者対策に全力をあげる。 
  とりわけ、早急に避難生活を支えるための支援に取り組む。 

2  支援物資等の提供 
     非常食、毛布、仮設トイレなどに加え、阪神・淡路大震災の被災地としての経験等から、必要性が高いと思われるブルーシート、ポリタンク、ベビー用品等、きめ細かい視点で支援物資を提供していく。 

3  応援要員の派遣 
    避難者へのこころのケア対策、全国から集まるボランティアの調整、建物の応急危険度判定等のための職員のほか、復旧・復興段階では、土木・建築、農林水産等の技術者等の派遣などについても対応していく。

4  避難生活等の受け入れ 
   府県営住宅の提供、高齢者、入院患者等の災害弱者の病院や施設への紹介、転入学手続きの簡素化による学童の受け入れ等、これらの受け入れ窓口の開設も検討する。 

    これらの支援を迅速かつ的確に行うため、関西広域連合は構成府県と協働して、特に被害の大きな福島県、岩手県、宮城県に対し、主として京都府と滋賀県は福島県、大阪府と和歌山県は岩手県、兵庫県と徳島県と鳥取県は宮城県を中心に支援する。併せて、福井県、三重県、奈良県、政令市などにも協力を求めていく。 
    なお、各被災県に関西広域連合の現地連絡所を開設し、被災地のニーズを的確に把握し情報を広域連合に集約することにより、以後の支援内容について協議のうえ構成府県で効果的な支援を行う。 

    今後も、状況の推移を見極めながら、構成府県や関係機関と連携しながら、順次適切に支援を行っていく。 
    なお、原子力災害対策については、関西広域連合としても積極的に協力を行っていくので、重大な事態に陥らないよう、安全対策に万全を期すことを、強く国に要請する。 

   関西地方の方々におかれては、今後とも、被災地の復旧・復興活動へのご支援、ご協力をお願いする。 
                                                        
                     関西広域連合      
                                                       
                       連合長   兵庫県知事     井戸 敏三 
                                              副連合長 和歌山県知事   仁坂 吉伸 
                                              委員    滋賀県知事     嘉田 由紀子 
                                              委員     京都府知事     山田 啓二 
                                              委員     大阪府知事     橋下  徹  
                                              委員   鳥取県知事    平井 伸治 
                                              委員     徳島県知事    飯泉 嘉門

※ 滋賀県のサイトから転載

京都府「東北太平洋沖地震義援金」

口 座:京都銀行府庁出張所 普通預金3171785
口座名義:京都府東北地方太平洋沖地震被災者義援金

※ 京都銀行の窓口での振込の場合は手数料は無料です。

京都府健康福祉部福祉・援護課
TEL: 075-414-4569
FAX: 075-414-4615
Eメール: fukushiengo@pref.kyoto.lg.jp

【URL】http://www.pref.kyoto.jp/news/recruitment/2011/3/1300062429191.html
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震災の経験、支援で生かす 関西広域連合が緊急会合

 東日本大震災を受け、京都府や滋賀県など7府県で構成する特別地方公共団体の関西広域連合は13日、緊急会合を神戸市で開き、府県知事が被災地支援策について協議した。被害が大きい岩手、宮城、福島3県に広域連合の連絡所を設置し、救援物資の輸送や人員派遣などの被災地支援を構成府県で分担して行うことで合意した。

 会議の冒頭、広域連合長の井戸敏三兵庫県知事が「阪神淡路大震災を経験した関西だからこそできることがある。ただちに対応したい」と呼び掛けた。

 支援策では7府県が備蓄する非常食や毛布など支援物資の情報を共有し、被災3県の連絡所で現地の事情を把握、必要な物資を順次供給する。ボランティアコーディネーターや土木技術者ら救援スタッフを派遣する。被災者への公営住宅提供や避難する児童・生徒を受け入れる学校の確保も、広域連合の窓口で一本化し、対応していく方向でまとまった。

 また被害が大きい3県の支援を府県で分担することになり、京都、滋賀は福島県の担当に決まった。

 京都府は500ミリリットルの飲料水約2万本、毛布約1200枚、乾パン約1万2千食、お湯や水を注ぐだけで食べられるアルファ米約1万3千食の発送準備を整えている。山田知事は「福島県の佐藤雄平知事と調整の上、必要な物資を現地に届けたい」と話した。

 滋賀県は毛布2万7千枚、乾パン17万7千食、アルファ米3万6千食を備蓄しており、発送準備を本格化する。嘉田由紀子知事は「できるだけ早く現地を支援したい」と述べた。
【 2011年03月13日 23時43分 】京都新聞より転載

被災者の皆様へ(京都亀岡国際秘宝館長談話)

 この度の震災につきまして、心からお見舞い申し上げます。
 ​僕たちが経験した阪神大震災より遥か多くの方々が亡くなっている可能性が高くなっていることに心が痛みます。
 ​京都府では東北地方に向けて職員派遣、救援物資発送が既に決まっています。他にも、大阪府、大阪市。そして、もちろん、兵庫県と神戸市なども続々と支援を開始しています。
​ 使用後は土になって、廃棄処分が容易な『簡易トイレ』なども神戸等から届けられます。また、心のケアを行うカウンセラーも派遣されることが決まっています。
 ​今回の震災は余りに広範囲で全ての被災者に届きわたるのが困難ですが、できうる限りのことをするのが関西人の使命だと思います。
 ​   ​   ​   ​   ​   ​   ​   ​   ​   ​   ​   ​   ​ 敬 具
  ​   ​   ​   ​   ​   ​   ​   ​   ​ まったけ 拝
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◎「大災害より強い日本人」=「危機でも協力」と称賛―韓国紙

 【ソウル時事】14日付の韓国紙・中央日報は「大災害より強い日本人」との見出しの社説で、「凍り付くような恐怖の前で日本人は冷静な国民性を遺憾なく発揮している。われわれは日本から学ぶことが多い」と論じた。韓国各紙は14日付朝刊でも東日本大震災を大々的に伝えたが、日本人の冷静ぶりを称賛する記事や、日本への協力を呼び掛ける記事が目立った。

 中央日報は東京特派員の記事で、「南三陸地方では街が壊滅的な被害を受けているのに、叫び声や不満の声は聞こえない」「人々は『復旧を願うだけ』とあすを語り、誰のせいにもしない」と指摘。「危機でも協力する共同体意識は日本社会の底力だ」と書いた。

 同特派員は、こうした背景に「他人に迷惑を掛けてはいけない」という日本人の考えと、降りかかってきたことを宿命と受け入れる国民性があると分析した。

 一方、毎日経済新聞は「韓日関係、転換点へ」との見出しで、「今回の地震を契機に、韓日関係を協力と和解に発展させなければならないとの声が高まっている」と伝えた。また、ソウル新聞は1面に、韓国語と共に日本語で「震災に対し、深い哀悼の意を表します」とのメッセージを載せた。(了)

 写真:14日付の韓国紙・ソウル新聞が1面に掲載した東日本大震災に関する日本語のメッセージ(時事)

【11/03/14 14:41  NJ040 時事通信】

◎韓流スター、次々哀悼=反日団体も「痛み」―東日本大震災

 【ソウル時事】被害が広がる東日本大震災を受け、日本となじみ深い韓流スターからも次々と哀悼と支援の声が上がっている。「ヨン様」ことペ・ヨンジュンさんは14日、ホームページ(HP)で「被災された方々の安否が心配でテレビの前を離れられません。心を痛めています」とのコメントを発表した。

 ペさんは「一日も早く以前のような日常を取り戻せることを心からお祈りします。私も何ができるのか最善策を考えていき
ます」としている。

 俳優のイ・ビョンホンさんもHPに「これ以上の犠牲や不幸がありませんように、私も韓国の地から祈っています」とのメッセージを掲載。俳優・歌手として日本でのファンが多いリュ・シウォンさんは「何らかの方法で支援できないか検討中」(所属事務所)だ。

 一方、支援の輪は「独島(日本名・竹島)守護」を掲げる反日的な市民団体にも。「ファルビン団」の洪貞植団長は「反日運動を一生懸命やってきたが、それはそれだ。今回の地震は、世界全体で痛みを分かち合わなければいけない。その意味で『市民連帯の集い』を結成し、日本の手助けをしようと考えている」と語った。 (了)

独島(トクト)、洪貞植(ホン・ジョンシク)
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亀岡国際秘宝館では2003年の開館以降、毎年1月17日に阪神大震災の記憶を投稿していただいています。これは、今日までの皆さんの記憶です。

6,434名(2011年1月現在)


阪神大震災第1報
 早いもんで、あの日から今日で9年になるんやなあ。亀岡は断層があるんで、関西では珍しく地震が多いところなんやけど、あんなに「長い揺れ」は、初めてやった。
 父は階段を降りるところで、「心筋梗塞」にでもなったのかと思ったらしい。母は、蒲団の上に花瓶が落ちて驚いたらしい。ガシャンという大きな音は、隣の家の石灯籠が倒れる音やった。
 目を覚まして読書をしていた叔父は、始めは近所でガス爆発でもあったのかと、自動車を運転していた同級生はタイヤが破裂したと思ったらしい。
 亀岡でも全壊家屋もあった。そして、阪神間の交通網の壊滅により、亀岡の国道9号線が迂回道路になり、半年以上も交通渋滞が続いた。北海道に住む友人から電話が架かってきたのは、4月だった。彼女によると、それまでは何度も電話を架けても不通だったという。
 まだ、インターネットが普及していなかった時代なので、テレビ番組はCMを放送する時間が、家族等の安否確認情報掲示板になっていたのも覚えている。
 我が家で最大の被害者は、当時は健在だった「犬」だった。地震の揺れが「犬小屋」が原因と思い込み、寒空の中でふるえていた。最初は、何を考えているのかわからんかった。
試しに、無理に犬小屋に入れて、揺らしてみると血相を変えて飛び出してきた。暫くは、犬小屋の一番奥に餌を置いていたが、首を伸ばして食べていたなあ。自分から小屋に入り出した時は、もう桜が咲く季節になっていた。
 私は家にダンプカーでもつっこんだのかと思いました。
  このあたりは震度5以上はあったようです。最寄の震度測定場所は御堂筋線桃山台駅ですが震度6弱あったそうですから・・・。
  テレビが落ちて、台所のナベ類がことごとく落ちて、タンスの引き出しは飛び出してました。ガスが止まったのをガス管が破損したと思い込んでいましたが、玄関横のガスメーターに大地震の時に自動的にガスの供給がストップする仕組みがあり、スイッチをリセットすれば復帰するのを知らずにしばらく不便な思いをしてました。
 当時生後3ヶ月の乳飲み子は何も知らずにスヤスヤ寝ていたのが不幸中の幸いでした。
  その後も大きな余震が続き、いつも揺れているような気がして足元おぼつかず、あるとき布団で寝ている乳飲み子の手を踏んづけてしまいました。幸い無傷でしたがダンナにはえらく叱られましたなぁ…。
  マタニティーブルーと地震のショックで気が変になりました。
 神戸・・・。
 この街は、小学生の頃の僕の憧れの街でした。記憶に残っている初めての神戸は、『ポートピア神戸博覧会(ポートピア'81)です。
 その頃、僕の知っている大都市は京都と大阪。が、大阪は梅田周辺しか訪れたことはなかったから、臨海の都市は舞鶴しか知らなかった。
 まず、国鉄・三ノ宮駅からポートピア博覧会場へ向かう運転手のいないポートライナーに驚いた。さらに、神戸大橋を渡るときの阪神高速道路等が入組んだ光景・・・。見たことのない海を行き交う大きな船の数。
 僕の目には、神戸が『未来都市』に映った。
 神戸という街は平野が狭い。ゆえに、山を切り崩しては、海を埋め立てては街を拡げて来た、日本で最も人工的な街と思う。そのような街づくりに「天罰」が下ったと発言した人物もいた。
 学生時代は、よく神戸に遊びにいった。
 震災の1ヶ月前に、初めに務めた会社での職場旅行は神戸だった。久しぶりに神戸の街を歩くことだけでも楽しかった。
 しかし、10年前の今日、憧れ「神戸」が、瓦礫で埋め尽くされた廃虚の街のような姿をテレビの前で映されていたのだ・・・。しかも、1ヶ月前に軽食をするために入ったビルが倒壊する映像を生放送で観た衝撃は忘れられない。
何かをしなければという思いもあった。そこで、大阪のテレビ局記者や新聞記者の友人に尋ねた。
 「個人では、行ってはいけない。被害の大きいコリアン・タウン、同和地区が火事場泥棒に狙われている。行って何かがあったとしても、道路にはたくさんの遺体がある。命の保証はできない。」
 大体、僕の住んでいる街も大混乱の状態だった。今から考えると信じられないが、2月26日に大阪では高槻、京都では亀岡に大きな余震が来るという根拠のない噂まで飛び交い、休業した会社まであったのだ。
妹の住む明石に行くことがあり、何度か通りすぎた。駅には亀裂があり、車窓から見る住宅の殆どがブルーシートを敷いていた。
震災から2年後、仕事で神戸に行くことになった。その中で、ある公園に記念碑を見に行くことになっていたが、仮設住宅から被災者の方たちが僕たちを不思議そうに眺める視線が痛かった。
神戸市役所の方と話をする機会があったが、震災の件について「正直に厭になっています。」とおっしゃった。まぎれもなく本音であったが、その表情からは疲れと苦悩が滲み出ていた。僕たちには、はかり難い激務をされたのであろう。
  今も同級生が震災のトラウマでフラッシュバックに悩んでいる。彼が世話になった長田の縫製工場の社長は震災の日の夜、倒壊した建物と一緒に灰になった。当日の午後何とか駆けつけて、助けようとしたけど炎が迫ってどうしようもなかったらしい。
  瓦礫の下から「もう、わしはええ、みんなはよ逃げえ・・・・。」
 10年経っても昨日のことのように思い出して涙が止まらないって。
  彼は、昨日神戸の街を歩いた、そして言った、助かる命が沢山あったのに、口惜しい。街には空き地がまだ残っている。」
 そして、「・・・、まだ終わっていないんだよ。」
 私には2人の姉がおり、10年前上の姉は芦屋に、下の姉は横浜に住んでいました。
 1月16日、下の姉が男の子を出産。初孫ができた両親は狂喜乱舞。その翌朝、あの激震で目覚めました。
 阪急京都線も止まり、学生だった私は「がっこが休み♪」と 喜んでいましたが、テレビを見るうちに青ざめました。
芦屋に住む姉とは連絡が取れず、NHKの「死亡が確認された方のお名前」をあんなに真剣に見たのは初めてでした。芦屋に住む姉は当時妊娠6ヶ月。切迫流産(流産はしてません)で入院中。姉の夫は東京出張中。結局夕方6時ごろに姉からの電話で無事を確認。心底ほっとしました。
2日後、義兄が東京から戻ってきたので2人で姉の様子を見に行くことに。阪急神戸線「西宮北口」まで電車で行き、その後は徒歩で芦屋まで。小学校の校庭に張られたテント、人でごったがえす体育館。
ぐずぐずにアパートの崩れた1階部分にちょこんと乗っかる2階部分。駐車場の1階部分が崩れ落ち、車の上にマンションの上階部分がぐらぐらと揺れる様。
 品物が何もないコンビニ。すべてガラス張りであったろう車のショールームの周りにきらきら光る大量のガラス片。焼け跡。自宅の前に佇む人達。
でも、一番ショックだったのは阪急電車の線路でした。高架なのになぜか地上から線路が見えるのです。蛇のようにうねり、飴のようにくにゃくにゃと曲がり、「銀河鉄道999」の線路のように天空に向かって伸びていました。
地震が多いといわれる関東で13年過ごした私にも信じられない光景でした。「なんで?どうして?」という言葉と涙が止まりませんでした。
 私はボランティアでなく、必然的に行かねばなりませんでしたが、大変貴重な経験になりました。いつまでも引きずってはいけないけれど、決して忘れてはいけないことだと思います。
  地震大国日本に住む私達は、いつ何時被災者になってしまうかもしれません。過去のつらい体験が、少しでも未来に役立てられますように。
  当時、姉のお腹にいた赤ちゃんは、5月23日に無事生まれました。彼女が元気で、今度の5月に10歳の誕生日を迎えられることは私にはとっても嬉しいことです。確か震災後の三日目だったか。わたしも応援部隊として西宮市へ物資補給と給水作業班で行きました。名神高速吹田JCから近畿自動車道を東大阪へ。そこからパトカーに先導されて阪神高速を西へ入りました。途中のICで下りた辺りから西は、崩れた建物が視界にひろがっていました。他府県からの救援の消防車や給水車が、通れる道を選んで渋滞しながら進み、やっと物資を下ろして、その後給水ポイントへ行き先に作業していた人と代わりました。
  次の休暇を使って芦屋市に住む高校時代の恩師を見舞いに行きました。日曜日に同級生とともに西宮北口駅から徒歩で芦屋の住宅街まで、携帯コンロとボンベなどを持っていきました。夙川から西の阪急沿線は、木造の長屋風建物は一階部分を支えている柱が折れて二階が目線まで落ちていました。
  幸いにも恩師が住む家は家財道具が壊れた程度で、家は健在でした。テレビ台ごと就寝場所にまともに落下したそうです。もともと早起きの習慣があったので洗面所にいて直撃を免れたようです。
 周囲の木造二階建て屋は半壊近い状態でした。先生の家は平屋。師いわく「貧乏だったのでこんな小さな家で暮らしてきたことが幸いした」。それでも屋根瓦がずれて隙間だらけの屋根を、背負子で運んだブルーシートをかけて応急処置して帰りました。
 とにかく地震の直接被害が最も大きいという東灘に住んでいる友人が心配だった。友人は神戸の大学の院に進学していた。友人のテレビ局記者や新聞記者は東灘ぐらいまでなら行けるかも分からないというので、まずは友人を探すことにした。
 他の友人と二人でリュックにパンとカップラーメンを詰めて、JRだったか阪急で西宮まで行った。
 愕然とした。「僕らは戦争中の日本にタイム・スリップをしたんでしょうか?」友人が呟いた。
 歩けど歩けど瓦礫ばかり。ようやく避難所となっている寺が見えた。明らかに現場を知らずにボランティアきどりで来ている大学生にみえたのだろうか住職さんが血相を変えて走ってきた。
 僕たちが「東灘へ行きたい。」と申し上げると「君達の格好は余りにも危険や。今すぐ帰りなさい!」と言われた。
 数日がして友人が避難所にいるところをテレビで確認できた。どういう方法をとったのか忘れたが連絡がついた。慌てて実家に連絡したら、受話器の向こうのお母さんが泣き崩れていた。
 友人のアパートの部屋は3階だったが玄関を開けると2階の高さだったという。階段は落ちていたが、偶然にも通りかかった人に助けてもらったという。建物を見返すと3階の廊下は45度程の角度で斜めになっていたという話だった。
 震災後、不思議なことが起きていた。滅多に大学に来ないヤツがいた。京都の街で見かけても場外馬券売場か飲み屋でしか会えないヤツだった。
 学食で近くに座ったときに「珍しいやん?」と、聞くと「京都へ来ないとまともに飯が食えんし、風呂も入れへんさかいにな。」
 「どういう意味や?。」、「家が西宮なんや。」、「…。」
 彼は、夏休み頃まで大学に毎日のように顔を出していた。

崩壊した建物のがれき類の山から大量のアスベストが飛散していており、犠牲者数は今後も増え続けることになりそうです。

今年も、1月17日午前5時46分になりました。南無阿弥陀佛、合掌

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