武田邦彦教授の環境トンデモ論

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 難しいテーマですから原則として匿名やむなしと思います。
 しかし、名を明らかにしての御来館の方の全てが納得できる論拠、最低でも複数の論拠がないと判断した場合は直ちに且つ断りなく削除します。
 また、ご面倒ですがmixiからご来館の方や僕の友人でURLをお持ち出ない方は、その旨を記して下さい。
                       まったけ 拝
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「マイ箸は不要」「ペットボトルは燃やせ」のウソ〜椎名玲・吉中由紀

「エコ批判」武田邦彦教授に公開質問状

 週刊文春が2009年2月12日号(第51巻第6号)でベストセラーとなった『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』や『偽善エコロジー』などの著書を出版し、テレビなどのメディアにも出演している中部大学教授の武田邦彦博士を批判する記事を掲載した。
 僕は新聞・テレビなどのマスメディアで、ここまで大きく武田教授を批判したものを見聞していないので正直、驚いた。
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 これまでの経験からから学界や行政などで環境問題を専門とする人々に知人が多く、武田邦彦について尋ねると苦笑いをするが多い。誰もが「まともに相手にしたくないし、する気もない」というのが本音のようである。果たしてこれでいいのかという疑問がある。そういう意味では、今回の週刊文春の記事は大きな意味を持つと考える。

 ただし、一点だけ気になる記事もある。41ページの「レジ袋使い回しの盲点」にある神戸山手大学の中野加都子教授が平成14年に行ったという調査である。

 「80%の人がレジ袋を台所の生ゴミを入れる袋や、ゴミ箱の内袋に再利用していた。そして、レジ袋がもらえなくなったら、代わりの袋を購入するという人が60%もいる」

 一方、社団法人北海道消費者協会が平成18年3月に行ったという調査では、「もらったレジ袋をどのようにしていますか」という問いに対して「(1)全部保存しながら、使っている」が68.0%、「(2)必要枚数だけ保存して、使い、それ以上に貯まるとゴミとして捨てる」が24.1%、(3)品物を持ち帰ったら、レジ袋はすぐ捨てるが6.1%とある。
 レジ袋を貰った場合は、リユース(再利用)する人は80%となるが、リユースを一度もされずに廃棄されるレジ袋は30%を超えるということになる。
 統計の方法・見方で「レジ袋のリユース」の印象が大きく変わるものである。 

「環境問題は人をだましやすい!」 by 武田邦彦(『環ウソ』裏表紙より)

参考サイト
*「レジ袋に関する意識調査結果報告書」社団法人北海道消費者協会,平成18年3月

武田教授への疑問点を追究した記事のバックナンバー

新・まったけ日記42―武田邦彦『環ウソ』に産業廃棄物に関する「ウソ」再び発見!―
新・まったけ日記23―「レジ袋」を使い続けますか?
新・まったけ日記21―焼却すれば、ごみは消えるのか?―
まったけ日記308―武田邦彦『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』に捏造疑惑―
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武田邦彦『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』に再び『ウソ』発見

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 武田邦彦『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』(以下:環ウソ』)における産業廃棄物の記述(47ページ)に再び大ウソを発見した。武田工学博士は以下のように記している。
 日本のごみの90%に当たる産業廃棄物の内訳は、汚い土(汚泥)が半分、動物の糞尿が3分の1、そしてがれき、鉱山の廃物(鉱滓)、煙突からのばいじんが4分の1を占める。
 誰がこのごみを使えるのか。汚泥、糞尿、ばいじんを有効な資源として使えるという剛の者はいるのか。
 そんな者はどこにもいない。
 本当は「ごみは分けても資源ではない」というのが正しい。 

元『産業廃棄物のプロフェッサー』のまったけの解説

 『環ウソ』の文章が振るっていて汚泥汚い土ではなく下水汚泥)、糞尿(武田工学博士は廃棄物処理法では『糞』をひらがなとするのを知らないのか?)を資源として再利用する「者(物?)」は「ゼロ」という表現です。
 確かに『汚泥』は焼却後、最終処分場に埋め立てるというのが殆どですが、開発中のものを含めると廃棄物固形燃料(RDF)や肥料などで再生利用の用途が考えられます。また、京都では「レンガ」として再生利用されています。
 動物のふん尿については、堆肥の資源として再生利用されているのが当然のことであるのに何でこんなことを書いているのか疑問に感じます。
 がれき類については触れていませんが、破砕して再生路盤材として使用しています。
 これが、武田工学博士の無知によるものならば「大爆笑」ですませられます。しかし、あまりにも初歩的な誤りの文章なので何か意図があるのかと勘ぐってしまいます。そこで、さらなる廃棄物のプロフェッサーに意見を拝聴しました。
 これは読者にミスリードを促す目的の文章だと私は思います。
 社会のゴミの中で厄介な部類に入る「産業廃棄物」を例にとって「ゴミの再資源化の面倒くささ」を「ゴミの再資源化は不可能」と過剰な表現で言い換え説明しています。しかし、ゴミにはそれ以外にも再利用しやすい物が多く有るわけです。家庭ごみの殆んどがそれです。その存在を無視させる目的の「もっともらしい説明」なのでしょう。 読者の殆んどは家庭ごみを相手にしている生活の人であり、それすらも合わせて全てのゴミの再資源化を否定している文章、否定を納得させるための文章なのでしょう。
 確かに再資源化不可能なゴミは世の中に多く存在しますが、一方で再資源化が可能なゴミも多く存在するのが現実です。また社会の構造を再資源化向けに改造することで、それが容易になる可能性を秘めています。
「産業廃棄物が再資源化困難なこと」と「ゴミの分別の是非」は繋がらない筈なのですが、微妙な言葉でつづることでそれが繋がるような錯覚を読者に与えています。
 彼はどんな文書でも「環境対策の為の社会の構造改革」を嫌っている節があります。社会が構造改革されては困る人なんですね。
 武田邦彦は元々A社の社員だったとか??
 そしてその繋がり等でその辺の業界と裏で何やらコソコソやってたりして・・・。
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武田邦彦『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』洋泉社,2007年,47ページより
 「産業廃棄物の種類別排出量」を調べていたのですが、明らかにミスリードを誘おうという意図がデータ上も判りました。なぜ、この辺りに産業廃棄物処理業界から異論が出ないのか疑問に感じます(相手にする気がしないのでしょうが…)。
 『環ウソ』に掲載しているグラフの数字と武田工学博士の文章の「動物の糞尿が3分の1」、「がれき、鉱山の廃物(鉱滓)、煙突からのばいじんが4分の1(がれき類・鉱さい・ばいじんを一括りにするには余りにも違う廃棄物の種類)」という記述が一致しないですね。また、グラフでは廃プラスチック類の排出量の割合を掲載したくはなかったのかと勘ぐりたくなる掲載の仕方です(笑)。
 なお、武田工学博士のグラフは、平成10年度のデータを使用していることがわかりましたので添付しておきます(平成11年度以降の割合は、廃プラ類が木くずを上回っています)。
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武田工学博士が参考にしたと思われる環境省のグラフ『産業廃棄物の種類別排出量(平成10年度)』
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『平成12年度産業廃棄物』環境省。同省産業廃棄物課提供

環境問題は人をだましやすい!by武田邦彦(『環ウソ』裏表紙より)

 廃棄物博士(某地方自治体技術吏員)曰く、10年後に責任をとれるのか!

加筆修正

下水汚泥や浄化槽汚泥、し尿汚泥からなる汚泥を『汚い土』とは?

参考文献
・寄本勝美監修『ごみとリサイクル』京都府,2002年
・寄本勝美『ごみとリサイクル』岩波書店,1990年
・高杉晋吾『産業廃棄物』岩波書店,1991年
・酒井伸一『ゴミと化学物質』岩波書店,1998年
・廃棄物法制研究会『廃棄物六法』中央法規,2001年
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 武田邦彦工学博士の書籍がベストセラーとなってから、地球温暖化懐疑論が高まっています。「レジ袋」削減は、さしたる資源消費の減少へ結びつかないとの意見を聞くことも増えてきました。
 そこで、今回は「レジ袋」削減によって化石燃料消費削減の効果を考えてみたいと思います。

「レジ袋」は石油の余りもの?

 同博士は、レジ袋は石油の余り物からできていると主張されていますが、実際には他の多くの製品に使用可能なナフサ(別称、粗製ガソリン・ホワイトガソリンなど)から製造されています(こんなことは小・中学校の社会の教科書に載っています。まったけは、元塾講師・家庭教師)。
 確かに、原油に含まれるガソリンが廃棄物として捨てられていた時代がありました。しかし、現在でも自動車や工業、航空などで使用されるガソリンのことを「石油の廃棄物利用(=リサイクル)」と考えることができませんよね?

国内のレジ袋を全廃すると

石油はどれだけ節約できるか

 ■ 国内ではどれだけのレジ袋が使われており、どの程度の石油が消費されているのだろうか。

 日本ポリオレフィンフィルム工業組合が試算している。
 ほとんどのレジ袋はポリエチレンフィルムで作られている。同組合では2002年に国内で消費されたレジ袋の総量を、輸入品を含めて30万2000tと推計している。これをスーパーでよく使われている「LLサイズ」(1枚9.9gと仮定)のレジ袋に換算すると305億枚で、乳幼児を除く1人当たりの年間消費枚数は約300枚になるという。
 1枚のレジ袋を作るために必要な原油の量は18.3ml。原料としての利用以外に、原油の採掘から樹脂の製造や成型加工まで、製造にかかる全エネルギーを原油に換算して合計した。仮に305億枚分のレジ袋が無くなると、年間で55.8万klの原油が節約できる。袋の完成品を輸入する場合も多く、すべて国内で消費するわけではないが。これは原油輸入量の0.2%強にあたる。
【出典】『環境経営事典2007』日経BP社,2007年
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サイト「今月の指標」から転載
 では、日経エコロジーの計算した55.8万klという数字は具体的にはどの程度の量なのであろうか?
 2008年8月29日に資源エネルギー庁が発表した本年7月の工業用・航空用を含むガソリン消費量は、487万7000kl(参考までに前年同月比6.8%減少)であった。
 単純に計算するとガソリン消費量の約0.95%の原油消費が「レジ袋」削減で節約できるのです。
(注)データの統計方法には資源エネルギー庁に直接確認済み。 

さて、あなたは「レジ袋」を使い続けますか?

それとも、石油を節約しますか?

 京のひとりごと エコバッグを持っていくと万引きに間違われるのは厄介やわ!
参考サイト
日本ポリオレフィンフィルム工業組合
経済産業省資源エネルギー庁石油統計速報
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ごみの処理の流れ

 家庭から排出されるごみと事業所から排出される廃棄物のうち産業廃棄物を除くものを一般廃棄物といい、これが市町村の責任で処理されることになります。
 一般廃棄物には、直接、埋め立てされるもの、焼却されるもの、焼却以外の方法で中間処理されるものに大きく分かれます。焼却以外の中間処理施設には粗大ごみを処理(破砕、圧縮など)する施設(粗大ごみ処理施設)、リサイクルを行う施設(資源化施設)、堆肥を作る施設などがあります。焼却の際には、発電、熱利用などのサーマルリサイクルが行われる事例もあり、増加しています。
 焼却処理による焼却残さ(燃え残りや焼却灰のこと)などは最終的に埋め立て処分されるのです。

焼却しても、ごみ処理は終わらない!

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 ごみの処理について話をすると焼却を行うことを最終的な処理と誤解している人が意外にも多いことに気づきます。しかし、焼却はごみを減量化する中間処理であって、その処理が終わった後も大量の残さが発生します。
 最近では、「ペットボトルは全て焼却すればよい」というとんでもないことをいう武田邦彦(環境学者ではない)工学博士の本がベストセラーになっていたりするものですから、ごみの焼却の誤解はますます広がっているような気がしています。
 古いデータ(※)ですが、平成8年度に厚生省(当時の廃棄物処理法の担当)のデータによりますと収集または直接搬入されたごみ5,044万トンのうち、焼却されたものは4,035万トンです。しかし、焼却によって減量化を行っても、発生する残さは603万トンとあり、約15%のごみが依然として埋め立て処分に回るわけです。

※ 古いデータを利用したのは、再びプラスチック類を焼却処理を行う事例が増えていることなどによります。図は厚生省水道環境部『ごみの話』より
参考文献
・寄本勝美監修『ごみとリサイクル』京都府,2002年
・寄本勝美『ごみとリサイクル』岩波書店,1990年
・高杉晋吾『産業廃棄物』岩波書店,1991年
・酒井伸一『ゴミと化学物質』岩波書店,1998年
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 今年3月に発行された武田邦彦『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』(洋泉社)に書かれたペットボトルのリサイクルの現状に関し、疑問の声が相次いでいる。「再利用量は3万トン」との推定値が波紋を投げかけている。
 この本はテレビ番組に取り上げられたこともあり、これまでに約25万部を販売。環境関連の書籍としては異例のベストセラーになっている。
 問題となっているのは、再利用されているペットボトルの量だ。本には「ペットボトルの販売量(2004年)が51万tなのに、再利用が3万tである。…実にバカらしい」との記述があり、これを裏付けるデータとして、折れ線グラフを掲載。出所はPETボトルリサイクル推進協議会となっている。
 これに対し、同協議会は「3万tという数字を出したことは全くない」とし、6月28日にホームページで反論を掲載した。同協議会の統計(2004年度)では、ペット樹脂生産量が約51万t、そのうち市町村回収量が約24万t、事業系回収量が約8万tで、市町村回収率46.6%、事業系と合わせた全回収率は62.3%となっている。
 では、「3万t」という数字の根拠は何か。著者の武田邦彦・中部大学教授は、「リサイクル施設への聞き取り調査や市場調査を基に独自に推定した。引用がPETボトルリサイクル協議会になっていたのは誤りで、次書では訂正する」と言う。

本当の再利用率は薮の中

 武田教授の考える「再生品」とは、「廃ペットボトルから資源を無駄遣いせずにリサイクルされたシートや繊維などの商品で、国内で製造・販売されているもの」。武田教授は『容器包装リサイクル法は国内循環を想定しているし、消費者感覚からも国内で流通する再生品を想定するのが自然。しかし、こうした再生品の量を調べた統計データがないので自分で推定するしかなかった」と話す。
 その推定方法は、同協議会が公表するペットボトルのフレーク(粉砕した端材)の販売量、約15万t(2004年度)を基に(1)商品化までの材料のロス、(2)海外輸出量、(3)投入エネルギーが多く、資源の無駄遣いと武田教授が分析する、ペットボトルのリサイクルーの3つの推定量を差し引くと、3万t〜5万tしか残らず、これに独自の市場調査を加味すると3万t前後になるという。
 市町村回収量の24万tが国内再生品では3万tにまで減ってしまう最大の要因は海外への輸出。だが、本には、海外輸出分についての説明がなく、「差分の21万tはごみとして出された」と記述しており、読者に誤解を与えるようになっている。
 とはいえ、武田教授が指摘するように、実際に商品となった統計データがなく、一般的に回収率を再利用された割合と誤解されているのも確かだ。「3万tが少なすぎるというのなら、国や関係者は正確な量を調べてほしい」と武田教授は言う。
以上、日経エコロジー2007年8月号』日経BP社から引用

バーゼル条約

 廃棄物の国家間移動には、1992年5月に『バーゼル条約』が発効して、日本も条約加入国として条約実施のため、「バーゼル法」を制定して廃棄物全般の輸出入を原則禁止として、さらに廃棄物処理法を改正して国内処理の原則を規定している。原則の例外として環境大臣が確認をすることになっているが、前例はない。(2000年4月現在。その後、環境大臣の輸出確認例あり。)
 環境大臣の確認についても「技術的な国内処理の困難」、「輸出相手国で再生利用(=リサイクル)が確実であること」、「輸出相手国において産業廃棄物処理基準を下回らない方法で処理されることが確実であること」、「申請者が事業者又は地方公共団体であること」が条件となっている。
今日の独り言 
廃プラスチック類を助燃剤として焼却炉で使用したら10倍の温度となり、耐用年数が短くなります!
関連用語
PETボトルペットボトルリサイクル推進協議会
書籍『環境問題はなぜウソがまかり通るか』のデータ捏造
容器包装リサイクル法
3R
リデュース(Reduce)
リユース (Reuse)
リサイクル(Recycle, 再生利用)
一般廃棄物
産業廃棄物
バーゼル条約【外務省】
バーゼル法全文
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