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バレンティーノ・ロッシのNSR500をモチーフに制作された『Ronax 500』と同様、
世界中の2ストロークフリークを歓喜させたスッターの『MMX 500』が、
今年はなんとマン島TTレースに参戦する模様です。

参戦クラスは今年から排気量1,200ccまでが認められたスーパーバイククラス、
およびマン島TTレース最高峰と謳われるシニアTTクラスです。

つまり、国産の1,000ccスーパーバイクはもちろん、
排気量からするとドゥカティのパニガーレなどと直接ぶつかり合うことになるわけで、
まさに世代とジャンルを超えた新旧スーパーバイク対決が実現することになります。



500cc Suter enters Isle of Man TT! | Crash.net



500cc Suter enters Isle of Man TT!

スッターが500ccの2ストロークレーサーに触発されて開発した新型が、
今年のマン島TTレースへの参戦を正式に認められた。

昨年9月に公開された『MMX500』は、貴重なオリジナルの500GPマシンが走行したイベント、
2015年が初開催という『World GP Bike Legends』に、先細りするパーツの供給を行う目的で開発された。
同イベントには、ケビン・シュワンツ、ワインガードナー、
そしてフレディ・スペンサーといったビッグネームも名を連ねている。

しかしながら、エスキル・スッターの野望は"クラシック"レースの枠を遥かに越え、
ついに6月に開催されるマン島TTレースで近代のスーパーバイクと直接対決するに至った。
今年から4ストローク1,200ccの参加が認められたスーパーバイククラスと、
最高峰クラスとなるシニアTTの2クラスがその舞台となる。

スッターはすでに名のあるふたりの英国人ライダーと接触していると噂されており、
間もなく交渉がまとまるものと見られている。



我々は、マウンテンコースを知り尽くした、TTで優勝経験を持つふたりのライダーと交渉中です。



マーケティングディレクターを務めるフィリッペ・スッターは、この噂を公式に認める発言をしている。

昨年9月、"The Beast is Back"というスローガンとともに登場した車両は99台が限定生産され、
120,000ユーロ(1500万円)の値札がついていた。
576ccのV4エンジンは195馬力を発生し、車重はわずか127kgしかない。
最高速は310km/h(時速193マイル)に達し、電子制御燃料噴射と逆回転クランクをも搭載する。



このバイクは、驚異的なパワーウェイトレシオを誇ります。まるでロケット推進の自転車のようなものです。



スッターのボスであるエスキル・スッターには、公道仕様のMMX 500を製作するプランもあるようだ。



だからこそ、我々はMMX 500とともに、世界で最もタフなロードレースに身を投じる意義があると考えています。そういう意味で、TTは実験の場として完璧であるといえます。



スッターは、MMX 500のTTプロジェクトを社内体制で戦うのか、
それとも既存のレースチームに協力を要請するのかは検討中だと我々Crash.netに語った。

スッター・レーシング・テクノロジーは、1990年代終盤から2ストロークレーシングに関わりはじめ、
スイスオート製の『MuZ 500』の開発に深く携わり、
ユルゲン・ファン・デン・グールベルクが2度のポールポジションを獲得している。

同社はその後、フォギー・ペトロナス・レーシングとタッグを組んでスーパーバイク選手権に参戦、
モトGPではカワサキやイルモアとも協力体制を敷いていた。
モト2クラスでは、3度のコンストラクターズタイトルに輝いている。
スッターは、ドゥカティの2016年型モトGPマシンの開発にも関わっていると噂されている。

37.73マイル(60.7km)にも及ぶマン島TTレースのマウンテンコースは、
1976年までグランプリのカレンダーに組み込まれていた由緒あるサーキットだ。

スッターには2017年のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムへ参戦する計画もあり、
パワートレインにはターボチャージドエンジンが選ばれるかもしれないという。

エスキル・スッターは、インタビューの最後で次のように語った。



特別なサーキットで、世界中のファンに我々の"小さな獣"を披露できることを楽しみにしています。



(了)






ソース元記事によると、スッターの2ストロークレーサーは、
パーツ供給が年々厳しくなるGPマシンの補修を目的に開発されたという意外な側面があるようです。

このプロジェクトの副産物ともいえる今回のマン島TTレース参戦に際し、
TTで優勝経験を持つ英国人のベテランが乗るとなれば大きな話題を集めることは必至。

一体、どこまでのタイムを叩き出すのか注目したいところです。



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閉じる コメント(8)

2スト全盛期を知ってる世代としては
かなり気になる存在ですね

大波乱!あるかもですね〜

2016/2/16(火) 午前 10:22 おこマニア

ここら辺の最新技術の2stって興味深いですよね。
4stより実用化が遅く、わりと偶然の産物的な進化をしたエンジン形式なんで、今では、どんな考え方でエンジンを作ってるのか面白いですよね。
やっぱり、ビッグバンが2個みたいな感じか、クロスプレーンなのか?(^^)d
面白いですね〜(*´ω`*)

2016/2/16(火) 午後 1:54 [ Iwa ]

>>おこマニアさん

僕は免許を取得したのが29歳なので当時の空気というか、
2スト黄金期みたいなものはピンときませんが、
ロードレース世界選手権末期のNSR500などにはシビれましたね。
2001年のもてぎでロッシが買ったところも目撃しました。
現役ライダーが乗ったらどんなタイムが出るのか、どこかで企画してもらいたいです。

2016/2/16(火) 午後 9:33 vyrus_empire

>>Iwaさん

特にインジェクションの制御がどうなってるかが興味深いですよね。
当時はまだキャブ全盛でしたけど、今は市販車のECUも相当進歩してるでしょう。
現代の最新技術で2ストを作ったらどうなるのか?
そういう"if"に惹かれる人は多いでしょうね。
そこに15年分の進化が詰まっているかもしれないと思うとワクワクします。

2016/2/16(火) 午後 9:40 vyrus_empire

NSR 500をオマージュにしたバイクが最近出てますよね〜(*^^*)
ロナックスとか…NSR500とゆうとビッグバン(同爆)を基にした等間隔に近いエンジンでスクリーマーとゆうらしいですよね。
そこら辺からクロスプレーンってゆう考え方が出て…みたいな(*^^*)
実はそうゆう、開発の考えとかが僕は大好きなんですよね〜(*^^*)
どこか、500だと公道では…って感じなんで、300くらいの出してくれたらなぁ〜と思います。

2016/2/17(水) 午前 2:18 [ Iwa ]

ビッグバンとかスクリーマーとかありましたね。
ドゥーハンがあえてビッグバンできなくスクリーマーを選んだという逸話とか。
僕も、雑誌でその手の特集があると読みふけってしまう性質です。
ドゥカティの4バルブデスモがなぜ速いのかなんて開発秘話は大好物、
僕は技術系、工学系の知識がないので今ひとつ理解できないこともありますが、
それでもふ〜ん、なるほど〜と流しつつ読んでます(笑)。

今なら2ストの面白いバイクも規制を回避しつつ出せそうな気もしますが、
現状、ロナックスやスッターのような小規模ビルダーが採算を度外視してやるしかない。
僕はヴァイルスやCR&S、NCR、車ならパガーニのようなメーカーが好きで、
それもさまざまな挑戦が見られるという点が大きいです。

2016/2/17(水) 午後 9:45 vyrus_empire

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先日、G+でロッシの250時代のレースをみました。
ナストロアズーロ着てスキンヘッドで幼いロッシのインタビュ-

原田とカピロッシのバトルをパスして優勝したレースでしたけど
新鮮でおもしろかったです
(記事とはあまり関係ない事をかいてすみません

2016/2/18(木) 午前 9:56 yuamin

カピロッシが原田に体当たりをかましたレースですかね。
あの頃はまだアプリリアでしたっけ。というか、3人ともアプリリアか(笑)。

ロッシといえば、16日の誕生日で37歳ですね。
昨シーズンは面白いレースが数多くありましたが、残念なこともいくつかありましたね。
今年は身体は熱く、頭はクールにお願いしたいところです。
最後にチャンピオンを獲れればいうことなしですね。

2016/2/19(金) 午後 10:20 vyrus_empire


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