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ホンダのCBR600RR、やはり来年の新型は登場しないことになりました。

すでにトライアンフのデイトナ675、カワサキのZX-6Rといったところが販売終息を宣言していたので、
予想の範囲内といえばそうなんですが、それでも衝撃は大きいですね。



The Bullshit Argument That It’s Time to Say Goodbye to the Honda CBR600RR and Other Supersport Machines | Asphalt & Rubber



The Bullshit Argument That It’s Time to Say Goodbye to the Honda CBR600RR and Other Supersport Machines

英国の専門誌『MCN』は、ホンダがCBR600RRの販売を継続しない方針を打ち出したと発表、
モデルチェンジの時期が迫っていたスーパースポーツが終息を迎え、業界に激震が走ったと報告している。

彼らの報告によれば、CBR600RRが販売終息に至った最大の理由は、
このスーパースポーツが今後適用される排ガス規制のユーロ4を満たせないからだという。

600ccスーパースポーツの需要が著しく低くなっていることはホンダも承知しており、
ユーロ4に準拠した全面新設計の新型車を市場へ送り出すことはおろか、
新しい排ガス規制に対応してまでCBR600RRのアップデートを正当化する根拠は薄いと考えているようだ。

もちろん、ユーロ4排出ガス基準は、欧州連合(EU)域内で販売されるバイクにのみ適用されるものである。
しかし、MCNがいうには、
このまま販売を継続するにはあまりにもCBR600RRの需要が落ち込みすぎていると指摘している。

ホンダのスーパースポーツがアップデートされないことはもはや明白だが、
今のところ、CBR600RRは米国および、その他の市場で販売リストに掲載されたままだ。

ここで重要な点は、MCNが報告するまでもなく、
ホンダがスポーツバイクのビジネスから撤退するという噂にはなんの目新しさもないということだ。
特にヨーロッパでは、過去5年間に渡って人気の話題である。



Ouroboros(尾を呑み込む蛇)

多くの場合、こうした議論は、スポーツバイクの市場は消えつつあり、
もはや誰もスーパースポーツやスーパーバイクを購入しないという点が中心になる。
ホンダの名前は、ほとんどの場合この意見に集約される。
しかし、表面上はわからない理由というのもまたある。

ホンダのラインナップをざっと見渡してみると、
CBR1000RRは、2008年以来まともなアップデートを受けていないことがわかる。
CBR600RRに至ってはさらに深刻で、2003年にデビューして以来、
2007年に唯一のアップデートを受けたのみである。

これは、昨今の世界不況に起因する、鶏が先か、卵が先かという因果性のジレンマである。

ホンダのCBR600RRが人々の興味を失い、販売不振に陥っているというならば、
モーターサイクリストの趣味嗜好は変わったということなのだろうか?
あるいは、ホンダの製品価値はこの10年の怠慢で失われてしまったということだろうか?



Self-Fulfilling Prophecy(自己充足的予言)

さまざまな点で、これはホンダ自身の創造性の問題に思える。
より巨視的な展望においては、
日本のメーカー自らが支配する市場へ新製品をもたらすことに失敗した結果だろう。

この問題のカギとなる要素は、経済が悪化しはじめた2007年を境に、
日本のメーカーが意義ある新製品の開発やリリースを恐れるあまり殻に閉じこもり、
組織の硬直化を招いてしまったという事実である。

Asphalt & Rubberとしては、全体的な状況は相関関係と因果関係の混同に起因するもので、
これが否定的発言を誘発しているのではないかと感じている。

我々の視点では、この10年でホンダの正規取扱店はその大半が店を畳み、
そのためにスポーツバイクの販売が落ち込んでいると考えている。
そして、スポーツバイクの販売が減少したために店を閉め…という具合に、
結果として悪循環に陥ってしまったわけだ。



A Rebuttal Argument(議論への反証)

しかしなお我々は、同じ期間に、BMWやドゥカティが過去最高のセールスレコードを樹立し、
ライダーの興味をそそるような新しいスポーツバイクが次々と生み出されていくのを目撃した。
BMW S1000RRやドゥカティ1199パニガーレは実際に好調なセールスを記録している。

注目すべきは、ヤマハが昨年発表したYZF-R1が大きな反響を呼び、
これが決してヨーロッパブランド特有のトレンドではないこと示した点だ。

このトレンドは、そこまで理解することが難しいだろうか?
古いバイクがディーラーの片隅でしおれていく一方で、
アップデートされた新型モデルは販売が継続されるということだろうか? うーん…

スーパーバイクとスーパースポーツのセグメントは競争が激しく、
日本のメーカーはここに隔年で新型を投入するというバターンに陥っていた。
新型でなければ、意味がない。売上データの数字もそれを物語っていた。

そういうわけで、ホンダが2017年モデルの新型スーパーバイクを登場させると決断した事実は興味深く、
と同時にとても重要なことなのだ。

おそらく、新しいホンダのCBR1000RR(まあ、呼び方はなんでもいいが)の成功は、
コンペティティブなマシンの市場がまだ存在することをホンダ以下の日本メーカーに印象づけるだろう。
が、そこに火をつけるにはさらなる燃料がまた不可欠である。

そうしたステートメントは新しいマシンの開発に想像以上の結果をもたらすが、
国内および国際的なレースのような営業活動をサポートしていくことでもまた伸びていくだろう。

結局のところ、スポーツバイクの売上が落ち込んでいることに驚くなら、
一流半が参戦する我々のモトアメリカ選手権はなんなのだろうか?

そこに熟考すべきなにかがある。すべては相互に作用し合っているのだから。



(了)



10年ぐらい前は、欧州では600ccが主流なんて謳い文句もよく聞かれましたが、
結局のところ、衰退基調に入る理由は、1000ccとの差別化が難しいということに尽きるんではないかと。

エンジン形式も、ピストンの数も、なにもかもほとんど一緒。
でもメーカーとしては価格は据え置かないといけない。
なんだかんだでリッタークラスは生き残ってますし、これからもしぶとく生き残っていくでしょう。
もっとも、市場はさらに小さくなるでしょうが。

ただ、そうした高付加価値な限定モデルまがいのリッタースポーツが台頭してくると、
フェラーリやポルシェのように、一部のお金持ちが道楽のために買うエキゾチックなマシンが主流になり、
事実上庶民が手を出せるものではなくなるでしょうね。
すでにそうしたエキゾチックカーは、1,000馬力、1億円というところに基準が到達してます。
ヤマハはモトGP由来の電子制御技術でYZF-R1を蘇生させましたが、
今後10年、20年で考えると、この延命が吉と出るか凶と出るかというのは判断がわかれるところでしょう。
ホンダがCBR1000RRへ電子制御技術を投入することに頑なな姿勢を貫くのもそこが理由かもしれません。
ダイレクトに価格へ跳ね返ってきますから。
リーズナブルなエントリークラスのリッタースポーツ(?)という隙間産業的ポジションで、
イタリアでは今でもCBR1000RR(SC59)が販売数でトップ100入りしているのも知られているところ。

今、600に代わるお手頃なスポーツモデルということになると、
必然的にASEANを中心とする新興国で需要が見込める小排気量モデルに軸足が移っていくことになります。
そこではもはや、日本人のことなんて毛の先ほども考えられてないわけで、
我々はおこぼれにあずかるしかないというのが現実。

レースの結果は売上アップにつながらないといわれて久しいですが、
ASEAN新興国でYZF-R25やCBR250Rに乗る人々のイメージリーダーとしての機能を考えると、
CBR1000RRのようなフラッグシップは意味があるし、RC213V-Sも必要だったということでしょう。
実際、スリランカ出身の僕の友人は、ようやく母国でも大型バイクが解禁になったと喜んでました。

以上、スーパースポーツの衰退理由とは関係ない、とりとめのない寝言も並べてみましたが、
実際にそういったバイクに乗っている人々はまた別の視点を持っているはずでしょうし、
ソース元の記事を話のネタに、バイク仲間同士ででも議論を深めていただきたいところです。



とりあえず今は、最後の肉食竜になりそうなYZF-R6に期待しておくことにします(出るのか?)。



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閉じる コメント(10)

ヤマハもしばらく新型を出して無かった時期が長かったですし、ホンダも気が熟したら出すとゆう感じで
良いんじゃないかと…(^_^;)
電子制御の乗りやすさはスポーツ感をスポイルしますから、ホンダの考えも賢明だと思いますよ。
楽に速くとか楽に上手くとかは
スポーツの世界には似合わないですし、僕はホンダって偉いなぁ〜と思っちゃいましたf(^_^;

2016/7/17(日) 午前 2:51 [ Iwa ]

そもそもパイが小さいからなのか、
流行りものにわあっと群がって食いつくしてしまうイメージが拭えないんですよね。
雑誌が『スーパースポーツ戦国時代』なんて煽ると余計に。

そして、ホンダが考えるスポーツバイク像というのは納得のご意見です。
ホンダはバイクでスポーツするということはどういうことか、
真面目に突き詰めている感じがします。
だからYZF-R1はどうという気もありません。どちらもあっていいと思いますね。

2016/7/17(日) 午後 0:57 vyrus_empire

個人的には、ミドルクラスは好きなので残念です。
確かにクラスの最速を目指せば高価な電子制御が必要となり、車体価格に跳ね返り、販売が低迷してしまう…という、おかしなサイクルに陥ってしまいそうです。
ワールドスーパースポーツやMoto2にも影響するんでしょうかね?

2016/7/17(日) 午後 5:28 Fire Bike 675

ミドルクラスに関しては、ちょっと先鋭化し過ぎたかもしれません。
改造範囲が狭いというのが市販車によくなかったと。
スーパーバイクはそれでもまだ緩いとはいえ、価格上限が厄介なんですよね。
大メーカーなら価格ギリギリまで攻められますから。
あちらを立てればこちらが立たずというところですかねー。

スーパースポーツ世界選手権はすでに影響が出ていて、欧州のスーパーストックと併催です。
モト2はホンダの契約が2018年まであるそうですが、その後は不透明ですね。

2016/7/18(月) 午前 0:40 vyrus_empire

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訪問とナイスをありがとうございました。
ここは、大型免許を買えるようにしたHDのように、日本のメーカーも頑張って政府を動かして、普通免許の上限を600とか750や800まで、とすれば、販売台数は増えると思うのですが・・やはり価格が問題、すると東南アジア製になり、そうなれば、結局は思うほど売れない、と言う結果になってしまうのか。それでも、なくなってしまうより、マシなのでしょうかね。
クルマのミニバンと一緒で、スクーター系ばかりが増えるのは、ワクワクしないです。
少数派を比較的フォローしてくてくれたホンダ、でさえも見放すほどの需要の無さ・・ということですかね。
もっと簡単に、安く免許を取得できたりと、抜本的な改革をして欲しいものです。
すみません、ハチャメチャな内容で。

2016/7/18(月) 午前 5:37 [ tomo.911 ]

そうですか〜

なくなっちゃうんですね(^_^;

元々リッタークラスは一般人にはオーバースペック!
かといって600ccを回し切るなんてよく言いますが
それも命がいくら合っても足りません"r(^^;)

バイクの立場が安いか憧れかとなってくると
やっぱり中途半端・・・ですよね

排ガス規制のクリアーする採算も含めて
撤退なんでしょうが
惜しい気がしますね(;_q)

2016/7/18(月) 午後 6:00 おこマニア

>>tomo.911さん

読み逃げ失礼しました。ちょっと疲れてまして…(´・ω・`)

一時は中型免許を600までにしようという案もありましたが、
結局は現状で良かったのかもしれないですね。
日本は税制にしても免許制度にしてもお金がかかり過ぎるのが難点ですし、
市場としてはもはやおいしくもなんともないので、
クルマにしてもバイクにしても、他地域のおこぼれにあずかるしかないでしょうね。

ただ、いずれはどこで生産されたかを詮索するのは意味がない時代になり、
ネットの恩恵もあって、トレンドが全世界で連動するようになると考えてます。
世界のどこでも同じものが流行るという時代ですね。
遠い未来には、ランボルギーニがアフリカで生産されることもあるかもしれません。

2016/7/18(月) 午後 11:24 vyrus_empire

>>おこマニアさん

600がなくなる理由はいくつかあるんでしょうが、
ちょっと自業自得という気もしますよね。
市場としての日本にはもう旨味なんてないというのが現実ですが、
全世界的に小排気量車をおろそかにしたツケというのが今出てる気がします。
すぐに売れるのはオサーン向けの高級車ですけど、
未来の若者のことも考えてあげないと先がないですから。

日本でも250あたりから乗り始めて、バイクに親しむ若者が増えるといいですね。

2016/7/18(月) 午後 11:34 vyrus_empire

顔アイコン

もうマル10年同じ車両売ってるんですから、そろそろ潮時かな?って思っていました。

現行(PC−40)のパフォーマンスが良いだけに、ヘタに後継車出すよりは良いかと思います。

個人的にはMoto2の行く末が・・・・KTMのワンメイクになっちゃう?

2016/7/20(水) 午後 10:30 [ DAI ]

モト2、ホンダは2018年まで契約が残っているそうですが、
売りたい市販車がないのにレースだけ存続しているというのもおかしな話ですから、
今後は不透明ですよね。残念ではありますが。

あとはYZF-R6に期待したいんですが、どうなるかなあ。
最後にひと花咲かせてほしいところですが。

2016/7/21(木) 午前 0:29 vyrus_empire


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